人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

京都の北、鷹峰は秋色帯びて

2012-09-29 20:47:27 | 京都の名所
久しぶりに車を走らせ、鷹峰(たかがみね)へ行った。この季節、観光客
はまばらであった。それでも光悦寺の広葉樹はほんのり薄化粧、源光庵の
ススキは勢いよく背を伸ばしていた。

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源光庵は660年前に創建、後に曹洞宗として今にいたる。
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本堂に「悟りの窓」=左、と「迷いの窓」がある。
いずれも紅葉の時は窓一面、真っ赤に染まるそうだ。
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枯山水の北山を借景とし、四季を通じて趣がある。


光悦寺は、徳川家康に与えられた鷹峰の地に本阿弥光悦が種々の
工芸を広めたとされる。
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趣のある鐘楼。時報なので搗かないでください、とあった。
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寂びた庭園にはいくつかの茶席が建っている。
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庭から見た鷹峰。
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弱くなった日本の柔道ーその原因は?

2012-09-26 21:27:20 | 後押ししよう
レスリング女子のゴールドメダリストがもてはやされる
一方で、意気消沈、金ゼロの柔道男子。なんでそんなに
弱くなった?

新聞の「日本柔道の落日」という欄で、筑波大の山口香
さんは力を出し切りれなった、というほど簡単な理由で
はない、と指摘している。興味深い。

いくつか理由がある。
根性で金が取れるほど今の柔道は甘くはない。
本家意識をいまだにもっているので、いまの柔道の認識が
薄い。
他の国の柔道を認識していないーなど。

つまり、一本勝ちで勝てるほど日本の技術は研究不足。他
国は日本を超えている。

ではどうすればよいか。
やはり日本柔道の生きる方法は一本勝ちだという。こちょ
こちょと勝てる姑息な方法を見つけよとしても発展はない。

徹底的に体幹を鍛え、外国人に勝てる体力をまずつける。
そのうえで最後に一本勝ちで勝てる総合力を高めること。
男子チームの監督は、海外選手の力量を確認し、ルールの
変更に目を配るマネージメントに徹すること。

もっと言うならば、「日本は強い」という固定観念を捨てろ、
指摘する。

ノンフィクションライターの柳沢健さんの指摘は、講道館の
存在が日本の柔道を弱くする原因だと。

びっくりしたなあ 舌癌の手術

2012-09-25 19:00:11 | やるー
テレビから伝えられる医学のニュースは注意してみて
おくものだ、と思ったよ。
うち、二つばかり。

舌癌。がんのなかでもこればかりは勘弁してくれの部
処。

食道がんは私が経験したように、初期なら食道を残して
内視鏡でがんを切除できる。うまく行けば首から上は
関係なく、食べれるし、しゃべれる。

舌のがんは舌もろとも取るしかないのか。
と思っていたら、なんと足の筋肉を切り取って、舌に
した。

そんなことができるのやなあ。


手術は舌切除の方が難しいから、先に進行。そのあと
足を担当する外科医が手術を始める。がん切除と同時
に足の筋肉を口に持って行った。

舌の部分に足の筋肉をくっつけて、手術終了。
この手術には、すごい人数でチームを作って一人の患
者を手当していた。

ただ、足の筋肉がどの程度舌の機能をはたせるのか、
どうかは知らされなかった。

もう一つは弱った心臓の筋肉組織を再生する例。他の
部処から取った細胞を培養して、膜状に増やし、心臓
に張り付ける。この結果、心臓の筋肉は厚みを増して、
機能を増強させる。

いずれは、「ip細胞」に変わって心臓そのものをつくり
出すのだろうが、進化の過程の一つを見たようだ。

若いオーケストラの音を全身に吸収

2012-09-24 20:52:14 | お勧め
最近名手による名演奏に感激しなくなった。
そんななか、9月23日京都コンサートホールで開かれた
「関西の音楽大学オーケストラ・フェスティバル」は拾い物
であった。

大阪音楽大学など八つの音楽大学のオーケストラの混成
楽団。どうせ、お祭りのパフォーマンスか思いながら1,500
円の入場料を払って会場へ入った。

演奏者の数をパンフで勘定したら、169人いた。これを二つの
オーケストラに分け、前半と後半に別々に演奏する。
最初のヒンデミットで、これはただならないオーケストラだ
と感じた。

全部を通じて言えることだが、全てについて高い水準にある。
とくに打楽器の確かさは素晴らしい。打楽器を知ってるわけ
ではないが、オーストラの柱はリズム楽器と聞いたことがあ
る。打楽器の占める位置は高く、しかも楽器の種類も豊富だ。


この日の指揮者は秋山和慶氏であった。


後半もう一つの楽団は、オルフの「カルミナ・ブラーナ」を
演奏した。
初めて聞く曲だったが、次第に引き込まれていった。

1803年バイエルンで発見された300編にわたる歌曲。吟遊詩人
らが自然、酒、愛の喜びを歌った内容でラテン語などの古語
で詠われる。

オーケストラのほか、ソプラノ、テノール、バリトンンの独唱
8つの大学の合唱団、京都市少年合唱団が加わる。

300編の中から、25曲が選ばれ、演奏された。

ヘンデルやバッハなどの宗教曲と異なってごく自然な日常ある
ような歌らしい。そんな雰囲気である。

「主よ」「神よ」とやたら出てこないのがいい。

自然に耳に入って来て気持ち良い。

これだ。おれが死ぬ時この音楽を聞きたい、途中で何度も思った。

プログラム締めくくりはエルガーの「威風堂々」第1であった。
若者ならずとも、皆が納得の曲選び。
元気を皆もらったことだった。

おじいは「長生きして良かった」と。




京町家を残す運動について

2012-09-23 22:29:47 | 京都の名所
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今出川堀川の交差点から西陣の方を見ると、マンションを
中心にビルが並ぶ。西陣のイメージから離れた大都会の姿
だ。

京町家はいま、5万軒あると云う。その町家は年間2%、10
00軒失われていくという。

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一方では、町家はカフェやレストラン、または住居として生ま
れ変わる例が見られる。だが、失われる数からみると、ごく一
部だろう。
(財)京都市景観・まちづくりセンターは市民からの寄付を主に
「ファンド」を設けている。ファンドは、町家の改修などに力を
そそぐ。
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町家の存続を願って地元の人たちの運動は続く。



西陣のいま昔を伝える京町家

2012-09-23 07:43:11 | 京都の名所
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京町家を残そうという動きが進められている。22日に千両ガ辻
で開かれた文化祭でいくつかの家が公開された。
覗いてみた。
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町家に必ずある坪庭は小さいながらも風格があり、
同じものは一つとしてない。
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玄関から外とのつながりはのれんであったりする。
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商いは玄関横の狭い部屋でしていた。
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箱を積んだ階段。

京町家を未来へ 大宮通りは頑張ってまっせ

2012-09-22 17:53:06 | 京都の名所
京都西陣といえば織物で知られる。9月22日、今出川
の大宮通りで、「西陣千両ケ辻伝統文化祭」が行われ
た。

通りには今も京町家が軒を並べ、湯葉や織物の店が
商っている。

多くは200年以上続く老舗で、いつまでも京の伝統を
残そうと、毎年店や家屋を見てもらっている。

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玄関にこんな素敵な模様を描く店もある。
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京町家で特徴的なのは坪庭。この庭はnhkの美の壺に
紹介された。
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織物は高いものもあるが、100円の陶器があった。

「すみません」は変

2012-09-15 16:39:37 | お勧め
食べ物の店へ行ったらあちこちから「すみま
せん」「すみません」と云っている。
なにを謝っているのかと思うと、客が店に注
文する呼び声だ。

ちょっと変。
なにも、ほしいものを注文するのに「すみま
せん」はないだろう。

なに、忙しい時にすみませんだろうって?
店が流行っているのは店にとってありがたい
ことだ。

三条の寿司やは必ず「喜んで!」と注文にこ
たえる。

いいねえ。聞いてて気持ちがいいわ。

注文するのに謝らなくてよい。

はっきり「注文! **をください」「**
をお願いします」

これでも、丁寧な言い方と思うよ。




たまには緊張感とストレスを

2012-09-09 22:19:38 | 判断は勝手
今日、久しぶりにアンサンブルを味わった。テニス
仲間と秋に、歌とピアノ、フルートでコラブする。

その練習をした。歌はisさん、ピアノはisさんの
奥さん、フルートが私。こんな小さな音楽会でも
音を合わせることは緊張する。この日は先生が指
導した。

かつて、合唱団の助っ人で、人前でフルートを吹い
て以来の「小さな冒険」である。

じじい度が進むにつれ、緊張感とは縁のない生活が
続く。食べて行けることは大変ありがたいことだが、
そのままでは、人間は退化してゆく。

ストレスは体に良くないといわれる。
だけど、だらっと生きているとアホになること確実。

緊張感はアホから免れる刺激剤だ。長く続くとス
トレスになるが、がんにならぬ程度に生活に緊張感は
必要と思う。



ザイラー一家の音楽会があったが

2012-09-08 22:18:51 | 判断は勝手
このところ、暑さで参っていた。ブログを書く気も
起こらず、ぐったりの日を送っていた。

今日はピアノのザイラー一家が世界各地から集合し
てコンサートホールで音楽会があった。

私はホールまで行ったにもかかわらず、観ずに家へ
帰った。

ザイラー夫妻は毎年春と秋に日吉町のかやぶき音楽
堂で、連弾のリサイタルを開いている。かなり前か
ら妻と聞きに行ったものだ。

このことは、奈良の新聞で連載もした。若狭の寺の
庫裡を移築したかやぶきの音楽堂で、年に2回演奏
会を開く。

夫妻は農業も続けていて、秋には収穫した稲で、お
にぎりやワインを振る舞う。

ザイラーさんには6人のお子さんがいて、それぞれ
音楽家として世界各国で活躍している。

一家はザイラーさんの来日50周年としてのコンサ
ートを企画、お子さんたちが顔を合わせる、と新聞
にも紹介された。

今日がその日であり、ホールに行ったらとんでもな
い行列がとぐろを巻いていた。

前売り券がなかったので、当日券で行列ができる。
しかも、多くは女性客。

女性のおしゃべりを聞いているうち、列に並んでい
ることがいやになった。

コンサートの雰囲気が予想された。やーめた。


それだけだ。