上越の国道沿いにある魚屋へ行ったら、イワシが安かった。
一皿に12匹で350円。「脂がのっていてうまそうだ」と店のお
ばちゃんに声をかけると「今年はイワシが良く獲れているよ」
と答えた。
「一皿頂戴。明日はフクラギ(ブリの手前)を買うよ」と言
ったら2匹追加してくれた。スーパーではこんなに安くなか
った。
イワシは娘宅で、煮て食べた。うまかった。
イワシは回遊魚だ。戦後、日本人の栄養を支えたのはイワシ
であった。どこの家でも七輪でイワシを焼いた。
当時のイワシは丸々と肥っていて、空いたお腹に吸収された。
詩人・金子 みすゞが「イワシの葬式」をうたった詩を書いている。
人間の世界では豊漁を喜んでいるが、海の底ではイワシの葬式
が盛んに営まれている。
これをヒントに『蟹の復讐』という題で小説を書いたことがあ
ったっけ。
一皿に12匹で350円。「脂がのっていてうまそうだ」と店のお
ばちゃんに声をかけると「今年はイワシが良く獲れているよ」
と答えた。
「一皿頂戴。明日はフクラギ(ブリの手前)を買うよ」と言
ったら2匹追加してくれた。スーパーではこんなに安くなか
った。
イワシは娘宅で、煮て食べた。うまかった。
イワシは回遊魚だ。戦後、日本人の栄養を支えたのはイワシ
であった。どこの家でも七輪でイワシを焼いた。
当時のイワシは丸々と肥っていて、空いたお腹に吸収された。
詩人・金子 みすゞが「イワシの葬式」をうたった詩を書いている。
人間の世界では豊漁を喜んでいるが、海の底ではイワシの葬式
が盛んに営まれている。
これをヒントに『蟹の復讐』という題で小説を書いたことがあ
ったっけ。