あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

私のバイブルは、サン・テグジュペリの「星の王子さま」です。

2010-04-13 00:25:26 | インポート

「…心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」

きつねが、王子さまに語る秘密の内容です。

目に見えるものだけにとらわれてしまって、かんじんなものを見失ってしまったことが私自身にも何度かあります。日々の忙しさの中で見失うことがないよう、時には立ち止まって、かんじんなものを心で見つめる時間をもちたいものです。

教育の仕事に関わったこともあり、特に印象的な場面(「ぼく」が王子さまと出会う初めの場面)があります。王子さまに頼まれ、「ぼく」がヒツジの絵を描く場面です。どうしても王子さまの求めるヒツジの絵が描けないので、「ぼく」はのぞき穴のある箱の絵を描き、その中に王子さまのヒツジがいると話します。王子さまは、のぞき穴の向こうにほしいヒツジがいたのでうれしくなります。

私はこの場面を読んだ時、教育の仕事は、子どもたちにとって自分の求めるものが見えるようなのぞき窓をつくってあげることなのではないかと考えました。その考えを実践できたかどうかは全く疑問ですが、どんなのぞき窓をつくってあげたらいいかとあれこれ悩みながら取り組んできたことだけは確かです。

この他、心に残る言葉がたくさん出てきますが、3つ書き出してみます。

○ だれかが、なん百万もの星のどれかに咲いている、たった一輪の花が好きだったら、その 人は、そのたくさんの星をながめるだけでしあわせになれるんだ。…

○ 砂漠が美しいのは、どこかに井戸をかくしているからだよ…

○ だけど、目ではなにも見えないよ。心でさがさないとね。

 話の中に、王様、うぬぼれ男や実業屋、点灯夫や学者が住む星が出てきますが、私の好きなのは呑み助の住む星です。私が呑み助だというわけではありませんが(確かに酒は好きですが…) 呑み助が酒を飲むのは、恥ずかしいのを忘れたいため。何が恥ずかしいかというと酒を飲むのが恥ずかしいから…なんとも矛盾した論理ですが、そういった矛盾の中に生きること自体が人間なのではないかと考えるからです。人間だれしも長所があり短所があります。一つの価値観や尺度だけで見極められないところに、人間としての存在の振幅があり、それがまた魅力であるように思います。大切なのは、そのことを意識しているかどうかというところにあるように思います。矛盾を抱えているからこそ、悩みながら人として生きている。そう考えるのも勝手すぎるかもしれませんが…。

こんなところから、『星の王子さま』は私の人生のバイブルなのです。


カタクリが咲きました!

2010-04-11 23:12:20 | ブログ

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春の陽光を体いっぱいに受けながら、庭のカタクリが可憐な花を咲かせました。

下向きに咲く恥ずかしがり屋の花ですが、花弁の先が空に向かって伸びています。

青空にその手を差し伸べるように…。

大好きな花です。カタクリの花を見ると、春だと実感します。

近くの野山にも、あちこちに春がこぼれ落ちた感じで、カタクリの花が咲き始めたかもしれませ

ん。今週末には、春を探しに出かけようと思っています。どんな春を見つけたか、またこのブロ

グでお知らせします。


はじめまして 青空人(あおぞらびと)です。よろしくお願いします!

2010-04-11 22:58:40 | ブログ

ブログ人にデビューしました。よろしくお願いします。

大好きな歌に『あの青い空のように』という歌があります。

♪ 喜び広げよう 小さなぼくたちだけど

  あの青い空のように 澄み切った心になるように ♪

教師時代に、へたなギターに合わせて 子どもたちと歌っていました。

青空の明るさ 輝き 広さ 深さ 温かさ そして そこから イメージする 夢や理想を

子どもたちと 共有し 進んでいけるようにという思いで 歌っていました。

青空は 小さい頃から 私の求めるものを 受け止めてくれるような感じがして

大好きでした。見上げているだけで 元気をもらっているような感じがしました。

ということで タイトルを 『あの青い空のように』としましたので、よろしくお願いします。