徒渉万葉歌碑
利根川の河瀬もしらすたたわたり
なみに逢ふのすあへる君かも
読み人知らず
万葉集の中でただ一つ数えることのできる利根川の歌である。月夜野橋下流約二百mのところは、江戸時代から昭和の初期頃まで対岸への渡船場として浅瀬があった。
ここを古来から“徒渉(ただわたり)”といっていた。上流にダム群が出現する以前でも膝をまくれば、利根川を歩いて渡ることのできた場所である。
歌の意味は「利根川の河瀬のことも考えず、ただひたすらに渡りに渡りて、波に逢う如く思いもよらずあなたにお逢いしました。」と愛人との突然の出会いを喜びあった恋歌である。
この地点はかなりな川幅であるが大きな石が川原をおおい、清冽な流れが水音を高く消えて行く万葉の風情をそのまま今に伝えている。当時より人々の深い共感の中で愛唱されていたに違いない。
徒渉橋(歌碑近く)からの利根川 下流側
徒渉橋からの利根川 上流側
黄色の橋が月夜野橋
三国山脈側
小袖橋からの赤谷川 下流側
赤谷川は、徒渉橋の下流側すぐに利根川と合流します。
赤谷川の上流側に猿ヶ京温泉があります。
三峰山
山に入りました。
空気がヒンヤリします。
サワガニ発見
名胡桃城址の幟旗が見えます。
今日はここまでです