はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

朗読劇『蕨野行』劇団いっかいこっきり第12回公演

2009-03-28 | 映画・音楽・演劇・絵画など芸術関連

2009年3月28日(土曜日)
グスン・・・昨晩ブログをアップした後、
突然いとしのミルクちゃんの調子がおかしくなって、
とうとう動かなくなってしまいました。

取扱説明書片手に、悪戦苦闘・・・
どないしても修復は不可能・・・

今朝も再度、挑戦を試みましたが、
わたしの手には負えない・・・と判断。
修理屋さんにかけこみました。

ミルクがわたしのところへ戻ってくるのは
最速で、1週間後。
へたすると、メーカーへ送らなきゃならないそうな。

修理に出すのも毎年恒例みたくなってきたぁ~

あんたの体からは、強烈な電磁波か低周波が
でとるのかもしれんでぇ・・・と言ったのは息子。
その頼みの息子もいまは、東京・・・

パソコンがない生活はいまや考えられない状況の
わたしは、とうとう小型パソコンを購入することに
なりました・・・夏のボーナス一括払いで・・・

なんとかひとりで、セットアップに成功。
オ~、わたしだってひとりでできた!
息子よ! このブログ読んだらほめとくれ!

さて、今日は劇団いっかいこっきり第12回公演
『蕨野行~わらびのこう~』でした。
村田喜代子原作「蕨野行」を女優・人村朱美さんが
朗読劇にしあげました。

いつの世も女や年寄り、子どもが犠牲になりながらも
連綿と命はつながって、今の世を生きるわたしが
存在しています。

姥捨ての掟に逆らうことなく、蕨野衆となった
姑・レンと心を通わす息子の妻・ヌイ・・・

過酷な暮らしの中で蕨野衆の命は、
1年を迎えることなく朽ち果てていくというのに
レンやマツ、トセたちの崇高なまでに昇華していくさまに
涙が止まりませんでした。

60歳を迎えた村の男と女は、それまでの村における格式も
男・女という性別もすべてきれいに、ぬぐいさり
蕨野衆になって、蕨野の丘でくらしはじめます。
ある意味、蕨野衆になってはじめて、人が人として
認め合い、助け合って生きる社会がそこには
存在することをわたしたちに、語りかけてきます。

この村で暮らしていたらわたしも来年には蕨野衆・・・
身につまされながら、物語の奥深くに
入り込んでしまっておりました。
客席にいることもわすれ、レンと同化しておりました。

朗読劇『蕨野行』は明日の午後2時からも
きらめきみなと館小ホールで開演します。
開場は午後1時30分
当日券は2000円です。

ぜひ、きらめきみなと館へ足をお運びいただき、
『蕨野行』の世界にどっぷりと浸ってください。

コメント (2)
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