金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【スーパー種牡馬対決①】 サンデーサイレンス 対 ディープインパクト!

2021-06-10 07:16:42 | 競馬

 世の中には、絶対に破られないと言われている記録があります。例えば、大相撲の連勝記録、双葉山の69連勝。あるいは、プロ野球の日本シリーズ連覇記録、川上巨人の9連覇などです。

 この2つと同様に「絶対に破られることはない」と言われていたのが、サンデーサイレンスの種牡馬記録。これが、ひょっとすると、息子のディープインパクトに破られる可能性が見え始めている、というのが本日のテーマです。

 

 サンデーサイレンスの種牡馬記録は、①産駒のJRA勝利数2749勝②産駒のJRA重賞勝利数311勝③産駒のJRAGⅠ勝利数71勝④産駒のJRA3歳クラシック勝利数23勝⑤リーディングサイヤー13年連続(1995年~2007年)など、どれも、それ以前の記録を倍以上突き放す、破壊的な記録を打ち立てています。サンデー以前の約60年間のJRAの歴史を、すべてひっくり返すような内容でしたので、もうこれは破られることはないだろうと言われておりました。

 ところが、サンデーサイレンスの最高傑作ディープインパクトが、その記録に迫りつつあるのです。2021年6月6日現在、①産駒のJRA勝利数2422勝②産駒のJRA重賞勝利数263勝③産駒のJRAGⅠ勝利数64勝④産駒のJRA3歳クラシック勝利数23勝⑤リーディングサイヤー9年連続(2012年~2020年)

 まだ差があるように見えますが、①については年間200~250勝ペース②は年間重賞25~30勝ペース③は年間GⅠ6~7勝ペース④は先日のシャフリヤールのダービー勝利で、3歳クラシック勝利数23勝となり、既にサンデーサイレンスに並んでいます。したがって、今年から来年末にかけて、サンデーの偉大な記録を次々と破る可能性が見えてきているのです。

 もちろん、不安材料もあります。ディープインパクトは既に2019年に亡くなっていますので、実質的に今年の2歳がラストクロップだということ。今年の2歳馬産駒たちが、例年のようにクラシックで活躍する馬に恵まれなければ、新記録ならず、ということも有り得ます。(ちなみに、⑤のリーディングサイヤーは、さすがに、今年までの10年連続でストップすると言われています。2022年度は、すでにロードカナロアの産駒頭数が、他を圧倒する数になることが判っているからです)

 上記①~④の記録については、今年の年末までのディープインパクト産駒の活躍次第で、記録更新の確度がよりハッキリして参ります。残り少ないディープインパクト産駒の活躍に注目して参りましょう!


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