金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【2歳戦回顧】 9月24日~25日

2022-09-25 17:01:04 | 競馬

 土曜日は中京1Rダート1800mを勝ったダノンバラード産駒フェルヴェンデ好スタートから2番手追走へ。直線に入ると、手前を変えるのに手間取って少し外へ膨れますが、そのあとは豪快に抜け出して2馬身差で完勝。ダート不良の勝ちタイムは1分53秒0。2歳戦でのダノンバラード産駒の勢いが止まりません。2着は4番手から差してきたヘニーヒューズ産駒サグアロ、3着は逃げ粘ったドゥラメンテ産駒グランデスフィーダ

 中山1Rダート1200mを勝ったスズカコーズウェイ産駒スズカコーズ好スタートからスピードを活かした逃げへ。直線に入っても、2番手からヘニーヒューズ産駒シャドウダッチェスが追いすがりますが、2馬身差をつけて楽勝。ダート不良の勝ち時計は1分10秒9。2着はシャドウダッチェス、3着は5番手から差してきたマジェスティックウォリアー産駒キーチキング

 中京2Rダート1400mを勝ったロードカナロア産駒ロードファンス好スタートから3番手追走を選択。直線に入ると、逃げてそのまま押し切ろうとするマジェスティックウォリアー産駒ブラーヴが残り200mまで粘りますが、3番手にいたロードフォンスと6番手にいたミッキーアイル産駒バールデュヴァンの2頭が、大外を併せ馬状態のまま競り合いで抜け出してきます。そのまま2頭が並んでゴールを切りますが、ロードフォンスがクビ差だけ前にいて勝利。ダート不良の勝ちタイムは1分25秒0。3着は逃げ粘ったブラーヴ

 中山2R芝1600mを勝ったレッドフォルクス産駒ディナトレーネ好スタートから3番手追走へ。直線に入ると、逃げ粘るフェスティヴラジャを残り200mのところで捕まえて、後続を2馬身1/2差突き放して勝利。芝不良の勝ちタイムは1分35秒5。2着は中団待機から差してきたファインニードル産駒サティンボディス、3着は後方から追い込んできたシルバーステート産駒シルバースペード

 中京3R芝2000mを勝ったハーツクライ産駒エゾダイモン4番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、2番手から1番人気のリアルスティール産駒トーホウガレオンが早め先頭に立って、そのまま押し切りを図ります。残り100mのところでエゾダイモンがこれを捉まえて、1馬身1/4差で勝利。稍重の勝ちタイムは2分0秒8。3着は最後方から追い込んできたキズナ産駒ファームツエンティ

 中山3Rダート1800m新馬を勝ったヘニーヒューズ産駒トレド好スタートからスピードを活かした逃げへ。直線に入ってもスピードを落とさず、そのまま後続を寄せ付けず、6馬身差の圧勝。ダート不良の勝ちタイムは1分51秒9と2歳レコードのオマケ付き。2歳ダート路線に楽しみな馬が出てきました。2着は4番手から差してきたストロングリターン産駒デルマツリダシ、3着は中団からマクリ気味に上がってきたキタサンブラック産駒フレスコバンクール

 中京4Rダート1400m新馬牝馬限定を勝ったメンデルスゾーン産駒セラドナイト好スタートから2番手追走へ。直線に入ると逃げ馬に並びかけて、残り200mのところで先頭に立ちます。中団からジャスタウェイ産駒ハンベルジャイトとパイロ産駒ファイアネイドの2頭が迫ってきますが、セラドナイトは1馬身1/4差をつけて快勝。ダート不良の勝ちタイムは1分25秒1。2着はハンベルジャイト、3着にファイアネイド

 中京5R芝1400m新馬を勝ったディスクリートキャット産駒オオバンブルマイ内内の3番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、残り200mのところで内埒際を抜け出します。中団で待機していた1番人気のミッキーアイル産駒スプルとドレフォン産駒ネオアリシアが、馬場の外から追い込んできますが、先に抜け出したオオバンブルマイを捉えることはできず、オオバンブルマイが1馬身1/4差で勝利。良の勝ちタイムは1分22秒1。2着はスプル、3着にネオアリシア

 中山5R芝1600m新馬を勝ったリアルスティール産駒コウセイマリア後方待機で脚を溜めます。直線に入ると、逃げて粘るサトノアラジン産駒ペニードロップスが坂を上るまで先頭を守ります。その横から、3番手にいた1番人気のダンディマン産駒ザングウィルがペニードロップスに並びかけたところに、後方から馬群を縫うように追い込んできたコウセイマリアが2頭に襲い掛かって差し切り勝ち。不良馬場の勝ちタイムは1分36秒7。2着はザングウィル、3着にペニードロップス

 

 中京9R芝2000m野路菊ステークス(2歳オープンクラス)を勝ったハービンジャー産駒ファントムシーフ3番手追走を選択。逃げるキズナ産駒アリスヴェリテ、2番手には断然の1番人気のシルバーステート産駒カルロヴェローチェを前に見ながらの絶好の位置。アリスヴェリテのペースは淀みのない流れる展開直線に入ると、逃げ粘るアリスヴェルテを残り200mのところで捉まえて、そのまま2馬身差で快勝。良の勝ち時計は2分0秒2。3番手から33秒5の上りトップで締めての完勝でした。これでファントムシーフは2歳牡馬の中距離路線ではトップに立ったと言えます。

 2着は逃げ粘ったアリスヴェリテ。牝馬でこれだけスピードの持続力があるのは、来年のオークスが楽しみ言えるでしょう。3着は5番手から差してきたミッキーロケット産駒フラッシングレートで、この馬も距離はあった方が良いタイプ

 不可思議なのは、単勝1.5倍の圧倒的な1番人気で、最下位に敗れたカルロヴェローチェ。新馬戦で破った相手を考えると、こんな負け方は予想できませんでした。故障か、あるいは何らかのアクシデントがあったのではないかと疑っております。2000mの距離が原因という可能性もありますが、前走が新潟1800mで、あの強敵相手に快勝でしたから、それも?という感じ。レース後の報道を待ちたいと思います。

 

 中山9R芝1200mカンナステークス(2歳オープンクラス)を勝ったファインニードル産駒ウメムスビ好スタートから2番手追走を選択。直線に入ると、早め先頭に立ってそのまま押し切りに入ります。最後方からミッキーアイル産駒レイカットスルーが大外を追い込んできますが、1馬身1/4差で退けて勝利。重馬場の勝ちタイムは1分9秒4。ウメムスビは、さすが6戦目のキャリアで、レースの上手さが光る勝ち方2着のレイカットスルーは位置取りが後ろ過ぎただけで1番強い内容3着のリオンディーズ産駒レイフォールもレース運びの上手さが目立ちました。

 

 日曜日は中山1Rダート1800m牝馬限定を勝ったマジェスティックウォリアー産駒ピッチパーフェクト後方待機で脚を溜めます。ペースが遅かったため、3コーナー手前からマクリ気味に前に進出、直線に入ると、逃げ粘るエスポワールシチー産駒テンホワイトラブを追いかけて、ゴール前でクビ差だけ前に出て勝利。ダート重馬場の勝ちタイムは1分54秒2。3着は3番手から粘り切ったキンシャサノキセキ産駒ミラクルキャッツ

 中京2Rダート1800mを勝ったマインドユアビスケッツ産駒メイクザビート6番手追走で脚を溜めます。3コーナー過ぎから、エピファネイア産駒サンライズジークとモーリス産駒シゲルスナイパーの2頭が併せ馬状態で抜け出して、そのまま直線へメイクザビートも2頭を追いかけて3番手へ。残り200mのところでまずサンライズジークが抜け出しますが、それをメイクザビートがさらに差し切って2馬身差で勝利。ダート稍重の勝ちタイムは1分54秒8。2着はサンライズジーク、3着にシゲルスパイパー

 中山2R芝1200mを勝ったマツリダゴッホ産駒クリノゴッホ4番手追走で脚を溜めます。逃げたシャンハイボビー産駒シャトーボビーの前半のペースは33秒7と速い。直線に入ると、シャトーボビーはそのまま押し切りを図りますが、クリノゴッホがこれを追いかけ、ゴール前でハナ差だけ差し切って勝利。稍重の勝ちタイムは1分9秒4。2着のシャトーボビーはハイペースで逃げてのハナ差2着で、次は確勝レベル3着は6番手から差してきたキンシャサノキセキ産駒ゴットリープ

 中京3R芝1400mを勝ったシルバーステート産駒モズライフセーバー8番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、先行馬が総崩れで、モズライフセーバーが馬場の内側の馬込みを抜け出して先頭に立ちます。そのすぐ後ろからキズナ産駒フェステスバントと、馬場の外側からグレーターロンドン産駒ナムラデュランが追いすがりますが、モズライフセーバーがハナ差だけ凌いで勝利。良の勝ちタイムは1分21秒7。2着はフェステスバント、3着にナムラデュラン

 中山3R芝1800mを勝ったゴールドシップ産駒マイネルカンパーナ4番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、逃げたハービンジャー産駒シンキングサベージがそのまま押し切りを図りますが、マイネルカンパーナとメイショウサムソン産駒ユイノオトコヤマが2頭の併せ馬のようにシンキングページを差し切って、マイネルカンパーナがアタマ差だけ前に出たところがゴール。稍重の勝ちタイムは1分49秒9。3着にシンキングページ

 中京4Rダート1200m新馬を勝ったハーツクライ産駒ルクルス好スタートから2番手追走へ。直線に入ると、早めに先頭に立って、そのまま押し切り、3馬身差で完勝。ダート稍重の勝ちタイムは1分13秒9。2着は5番手から差してきたダノンレジェンド産駒ウイニンググレイス、3着は6番手から追い込んだサトノアラジン産駒タイコウフェイス

 中山4Rダート1200m新馬を勝ったシャンハイボビー産駒トモジャシーマ好スタートから2番手追走へ。直線に入ると、早め先頭に立ちます。4番手からドレフォン産駒メイデンタワーがトモジャシーマに迫りますが、1/2馬身差は変わらず、そのままゴール。ダート重の勝ちタイムは1分12秒3。3着には3番手から粘り切ったダンカーク産駒ディアナゼロス

 中京5R芝2000m新馬を勝ったハーツクライ産駒バロッサヴァレー5番手追走で脚を溜めます。逃げたキズナ産駒ヴァモスタイテーが離し逃げで大差をつけたため、バロッサヴァレーとマクフィ産駒シルヴァーアーマーの2頭が早めに逃げ馬を追いかけます。直線に入ると、この2頭が併せ馬状態でヴァモスタイテーを捉まえて、そのあとバロッサヴァレーが1馬身1/2抜け出して勝利。良の勝ちタイムは2分1秒9。2着はシルヴァーアーマー、3着はドバウィ産駒マラマ

 中山5R芝2000m新馬を勝ったハーツクライ産駒スマラグドス3番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、2番手から早め先頭に立ったサトノダイヤモンド産駒サトノシトラスがそのまま押し切りを図りますが、スマラグドスがサトノシトラスを捉えて、1馬身1/4差で勝利。良馬場の勝ちタイムは2分6秒3。3着には5番手から差してきたサトノクラウン産駒ポーラライツ

 

 ハーツクライ産駒は今週は4頭の勝ち上がり。今の種牡馬の中では、さすが役者が違うという感じ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【競馬】 神戸新聞杯(GⅡ)とオールカマー(GⅡ)!

2022-09-25 06:45:12 | 競馬

 まずは中山のオールカマー中山芝2200mは、切れ味とスピードの持続力のバランスが重要となる舞台なので、ここで活躍した馬がエリザベス女王杯、そして展開によっては天皇賞秋、ジャパンカップで活躍してくれることが増えてきました。一方で、府中の毎日王冠は、どうしても切れ味優先のレースになるため、消耗戦の天皇賞秋やジャパンカップには繋がらないレースになってきたのと、対照的な傾向と言えます。

 さて、好メンバーが揃った今年のオールカマーですが、何と言っても、高レベルの宝塚記念で3着と、復活の兆しを見せた⑧デアリングタクトが中心。ただし、本番は次の天皇賞秋か、エリザベス女王杯だと思うので、無理をせずに八分か九分の出来だと思います。となると、併せて狙ってみたいのは、同じ5歳牝馬の③ウインキートス。岡田牧雄氏が率いる同じチームですから、③ウインキートスがマイペースで逃げて、⑧デアリングタクトが好位から追走する展開を作っていくと思います。上手くワン・ツー・フィニッシュを演じてくれることを期待します。

 相手には、天皇賞春3着の⑩テーオーロイヤル、昨年のセントライト記念2着でチャレンジカップ優勝の④ソーヴァリアント、鳴尾記念1着の⑤ヴェルトライゼンデ、鳴尾記念2着の②ジュラルディーナの4頭。

 馬券は、⑧デアリングタクトと③ウインキートスの2頭軸3連単16点 ⑧③⇒⑧③⇔⑩④⑤②

 三冠牝馬の復活劇を期待致しましょう‼

 

 そして中京の神戸新聞杯。菊花賞トライアルとして、セントライト記念ではガイアフォースとアスクビクターモアの2頭が、本番に向けて名乗りを上げました。こちらは、春の実績馬か、それとも夏の上り馬が名乗りを上げるのか?

 神戸新聞杯の中心は、春の青葉賞1着でダービー5着のディープインパクト産駒⑭プラダリア。長距離適性を見るための参戦だと思いますが、中京2200mの舞台は切れ味が効く舞台であり、ここでは負けられないところ。

 対抗には、春の京都新聞杯1着のキズナ産駒⑯アスクワイルドモア。こちらはスピードの持続力が持ち味なので、早めにロングスパートをかけて、本命⑭プラダリアを揺さぶりたいでしょう。

 相手には、デビューから2連勝中のキズナ産駒パラレルヴィジョン、ホープフルS2着のディープインパクト産駒ジャスティンパレス、京都新聞杯2着のエピファネイア産駒ヴェローナシチー、京都新聞杯3着で6月中京で3勝目を挙げたスクリーンヒーロー産駒ボルドグフーシュ、スプリングS1着のアメリカンペイトリオット産駒ビーアストニッシド、7月新潟で2勝目を挙げたワールドエース産駒ジュンブロッサム、すみれS2着のドゥラメンテ産駒レヴァンジルの7頭。

 馬券は、本命⑭プラダリア頭固定で対抗⑯アスクワイルドモア2着3着付の3連単14点 ⑭⇒⑯⇔⑪⑦⑤②⑬⑫⑩ と、⑭プラダリアと⑯アスクワイルドモアからの三連複7点 ⑭⑯⇒⑪⑦⑤②⑬⑫⑩

 さて、本番の菊花賞で、3頭目の有力馬となるのはどの馬か⁉


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする