土曜日は中京1Rダート1800mを勝ったダノンバラード産駒フェルヴェンデ。好スタートから2番手追走へ。直線に入ると、手前を変えるのに手間取って少し外へ膨れますが、そのあとは豪快に抜け出して2馬身差で完勝。ダート不良の勝ちタイムは1分53秒0。2歳戦でのダノンバラード産駒の勢いが止まりません。2着は4番手から差してきたヘニーヒューズ産駒サグアロ、3着は逃げ粘ったドゥラメンテ産駒グランデスフィーダ。
中山1Rダート1200mを勝ったスズカコーズウェイ産駒スズカコーズ。好スタートからスピードを活かした逃げへ。直線に入っても、2番手からヘニーヒューズ産駒シャドウダッチェスが追いすがりますが、2馬身差をつけて楽勝。ダート不良の勝ち時計は1分10秒9。2着はシャドウダッチェス、3着は5番手から差してきたマジェスティックウォリアー産駒キーチキング。
中京2Rダート1400mを勝ったロードカナロア産駒ロードファンス。好スタートから3番手追走を選択。直線に入ると、逃げてそのまま押し切ろうとするマジェスティックウォリアー産駒ブラーヴが残り200mまで粘りますが、3番手にいたロードフォンスと6番手にいたミッキーアイル産駒バールデュヴァンの2頭が、大外を併せ馬状態のまま競り合いで抜け出してきます。そのまま2頭が並んでゴールを切りますが、ロードフォンスがクビ差だけ前にいて勝利。ダート不良の勝ちタイムは1分25秒0。3着は逃げ粘ったブラーヴ。
中山2R芝1600mを勝ったレッドフォルクス産駒ディナトレーネ。好スタートから3番手追走へ。直線に入ると、逃げ粘るフェスティヴラジャを残り200mのところで捕まえて、後続を2馬身1/2差突き放して勝利。芝不良の勝ちタイムは1分35秒5。2着は中団待機から差してきたファインニードル産駒サティンボディス、3着は後方から追い込んできたシルバーステート産駒シルバースペード。
中京3R芝2000mを勝ったハーツクライ産駒エゾダイモン。4番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、2番手から1番人気のリアルスティール産駒トーホウガレオンが早め先頭に立って、そのまま押し切りを図ります。残り100mのところでエゾダイモンがこれを捉まえて、1馬身1/4差で勝利。稍重の勝ちタイムは2分0秒8。3着は最後方から追い込んできたキズナ産駒ファームツエンティ。
中山3Rダート1800m新馬を勝ったヘニーヒューズ産駒トレド。好スタートからスピードを活かした逃げへ。直線に入ってもスピードを落とさず、そのまま後続を寄せ付けず、6馬身差の圧勝。ダート不良の勝ちタイムは1分51秒9と2歳レコードのオマケ付き。2歳ダート路線に楽しみな馬が出てきました。2着は4番手から差してきたストロングリターン産駒デルマツリダシ、3着は中団からマクリ気味に上がってきたキタサンブラック産駒フレスコバンクール。
中京4Rダート1400m新馬牝馬限定を勝ったメンデルスゾーン産駒セラドナイト。好スタートから2番手追走へ。直線に入ると逃げ馬に並びかけて、残り200mのところで先頭に立ちます。中団からジャスタウェイ産駒ハンベルジャイトとパイロ産駒ファイアネイドの2頭が迫ってきますが、セラドナイトは1馬身1/4差をつけて快勝。ダート不良の勝ちタイムは1分25秒1。2着はハンベルジャイト、3着にファイアネイド。
中京5R芝1400m新馬を勝ったディスクリートキャット産駒オオバンブルマイ。内内の3番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、残り200mのところで内埒際を抜け出します。中団で待機していた1番人気のミッキーアイル産駒スプルとドレフォン産駒ネオアリシアが、馬場の外から追い込んできますが、先に抜け出したオオバンブルマイを捉えることはできず、オオバンブルマイが1馬身1/4差で勝利。良の勝ちタイムは1分22秒1。2着はスプル、3着にネオアリシア。
中山5R芝1600m新馬を勝ったリアルスティール産駒コウセイマリア。後方待機で脚を溜めます。直線に入ると、逃げて粘るサトノアラジン産駒ペニードロップスが坂を上るまで先頭を守ります。その横から、3番手にいた1番人気のダンディマン産駒ザングウィルがペニードロップスに並びかけたところに、後方から馬群を縫うように追い込んできたコウセイマリアが2頭に襲い掛かって差し切り勝ち。不良馬場の勝ちタイムは1分36秒7。2着はザングウィル、3着にペニードロップス。
中京9R芝2000m野路菊ステークス(2歳オープンクラス)を勝ったハービンジャー産駒ファントムシーフ。3番手追走を選択。逃げるキズナ産駒アリスヴェリテ、2番手には断然の1番人気のシルバーステート産駒カルロヴェローチェを前に見ながらの絶好の位置。アリスヴェリテのペースは淀みのない流れる展開。直線に入ると、逃げ粘るアリスヴェルテを残り200mのところで捉まえて、そのまま2馬身差で快勝。良の勝ち時計は2分0秒2。3番手から33秒5の上りトップで締めての完勝でした。これでファントムシーフは2歳牡馬の中距離路線ではトップに立ったと言えます。
2着は逃げ粘ったアリスヴェリテ。牝馬でこれだけスピードの持続力があるのは、来年のオークスが楽しみ言えるでしょう。3着は5番手から差してきたミッキーロケット産駒フラッシングレートで、この馬も距離はあった方が良いタイプ。
不可思議なのは、単勝1.5倍の圧倒的な1番人気で、最下位に敗れたカルロヴェローチェ。新馬戦で破った相手を考えると、こんな負け方は予想できませんでした。故障か、あるいは何らかのアクシデントがあったのではないかと疑っております。2000mの距離が原因という可能性もありますが、前走が新潟1800mで、あの強敵相手に快勝でしたから、それも?という感じ。レース後の報道を待ちたいと思います。
中山9R芝1200mカンナステークス(2歳オープンクラス)を勝ったファインニードル産駒ウメムスビ。好スタートから2番手追走を選択。直線に入ると、早め先頭に立ってそのまま押し切りに入ります。最後方からミッキーアイル産駒レイカットスルーが大外を追い込んできますが、1馬身1/4差で退けて勝利。重馬場の勝ちタイムは1分9秒4。ウメムスビは、さすが6戦目のキャリアで、レースの上手さが光る勝ち方。2着のレイカットスルーは位置取りが後ろ過ぎただけで1番強い内容。3着のリオンディーズ産駒レイフォールもレース運びの上手さが目立ちました。
日曜日は中山1Rダート1800m牝馬限定を勝ったマジェスティックウォリアー産駒ピッチパーフェクト。後方待機で脚を溜めます。ペースが遅かったため、3コーナー手前からマクリ気味に前に進出、直線に入ると、逃げ粘るエスポワールシチー産駒テンホワイトラブを追いかけて、ゴール前でクビ差だけ前に出て勝利。ダート重馬場の勝ちタイムは1分54秒2。3着は3番手から粘り切ったキンシャサノキセキ産駒ミラクルキャッツ。
中京2Rダート1800mを勝ったマインドユアビスケッツ産駒メイクザビート。6番手追走で脚を溜めます。3コーナー過ぎから、エピファネイア産駒サンライズジークとモーリス産駒シゲルスナイパーの2頭が併せ馬状態で抜け出して、そのまま直線へ。メイクザビートも2頭を追いかけて3番手へ。残り200mのところでまずサンライズジークが抜け出しますが、それをメイクザビートがさらに差し切って2馬身差で勝利。ダート稍重の勝ちタイムは1分54秒8。2着はサンライズジーク、3着にシゲルスパイパー。
中山2R芝1200mを勝ったマツリダゴッホ産駒クリノゴッホ。4番手追走で脚を溜めます。逃げたシャンハイボビー産駒シャトーボビーの前半のペースは33秒7と速い。直線に入ると、シャトーボビーはそのまま押し切りを図りますが、クリノゴッホがこれを追いかけ、ゴール前でハナ差だけ差し切って勝利。稍重の勝ちタイムは1分9秒4。2着のシャトーボビーはハイペースで逃げてのハナ差2着で、次は確勝レベル。3着は6番手から差してきたキンシャサノキセキ産駒ゴットリープ。
中京3R芝1400mを勝ったシルバーステート産駒モズライフセーバー。8番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、先行馬が総崩れで、モズライフセーバーが馬場の内側の馬込みを抜け出して先頭に立ちます。そのすぐ後ろからキズナ産駒フェステスバントと、馬場の外側からグレーターロンドン産駒ナムラデュランが追いすがりますが、モズライフセーバーがハナ差だけ凌いで勝利。良の勝ちタイムは1分21秒7。2着はフェステスバント、3着にナムラデュラン。
中山3R芝1800mを勝ったゴールドシップ産駒マイネルカンパーナ。4番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、逃げたハービンジャー産駒シンキングサベージがそのまま押し切りを図りますが、マイネルカンパーナとメイショウサムソン産駒ユイノオトコヤマが2頭の併せ馬のようにシンキングページを差し切って、マイネルカンパーナがアタマ差だけ前に出たところがゴール。稍重の勝ちタイムは1分49秒9。3着にシンキングページ。
中京4Rダート1200m新馬を勝ったハーツクライ産駒ルクルス。好スタートから2番手追走へ。直線に入ると、早めに先頭に立って、そのまま押し切り、3馬身差で完勝。ダート稍重の勝ちタイムは1分13秒9。2着は5番手から差してきたダノンレジェンド産駒ウイニンググレイス、3着は6番手から追い込んだサトノアラジン産駒タイコウフェイス。
中山4Rダート1200m新馬を勝ったシャンハイボビー産駒トモジャシーマ。好スタートから2番手追走へ。直線に入ると、早め先頭に立ちます。4番手からドレフォン産駒メイデンタワーがトモジャシーマに迫りますが、1/2馬身差は変わらず、そのままゴール。ダート重の勝ちタイムは1分12秒3。3着には3番手から粘り切ったダンカーク産駒ディアナゼロス。
中京5R芝2000m新馬を勝ったハーツクライ産駒バロッサヴァレー。5番手追走で脚を溜めます。逃げたキズナ産駒ヴァモスタイテーが離し逃げで大差をつけたため、バロッサヴァレーとマクフィ産駒シルヴァーアーマーの2頭が早めに逃げ馬を追いかけます。直線に入ると、この2頭が併せ馬状態でヴァモスタイテーを捉まえて、そのあとバロッサヴァレーが1馬身1/2抜け出して勝利。良の勝ちタイムは2分1秒9。2着はシルヴァーアーマー、3着はドバウィ産駒マラマ。
中山5R芝2000m新馬を勝ったハーツクライ産駒スマラグドス。3番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、2番手から早め先頭に立ったサトノダイヤモンド産駒サトノシトラスがそのまま押し切りを図りますが、スマラグドスがサトノシトラスを捉えて、1馬身1/4差で勝利。良馬場の勝ちタイムは2分6秒3。3着には5番手から差してきたサトノクラウン産駒ポーラライツ。
ハーツクライ産駒は今週は4頭の勝ち上がり。今の種牡馬の中では、さすが役者が違うという感じ。