まずは中山の京成杯。
勝ったのは、イスラボニータ産駒ニシノエージェント。後方10番手待機で脚を溜めます。逃げたタイセイリコルドとガルダイアの前半1000mのラップは58秒3とかなり速い流れに。4コーナー手前からシルバーステート産駒キングノジョーが早め先頭に立ち、直線ではそのまま押し切りを図ります。ここにまず、スクリーンヒーロー産駒ドラゴンブーストが迫り残り50mのところで交わしますが、さらに外からニシノエージェントが差し切ってクビ差で勝利。小雨の良の勝ちタイムは1分59秒9。2着ドラゴンブーストから1/2馬身差の3着には、最後方14番手から追い込んできたエピファネイア産駒ミニトランザット、さらに1/2馬身差の4着がキングノジョー。
勝ったニシノエージェントは、デビューから3戦は勝てず、4戦目の12月の中山芝1800mで勝ち上がり、2連勝で重賞を制覇しました。展開に恵まれたとはいえ、中山巧者であることは事実であり、皐月賞でも無視は禁物でしょう。
2着ドラゴンブーストは、デイリー杯2歳S2着、朝日杯FS7着の実績馬。今回も8番手待機からマクリ気味に勝ちにいっての2着ですから、価値あるレース内容でした。好走しても人気にならないタイプなので、次走以降狙いたいところ。3着ミニトランザットは、最後方待機が功を奏したと思いますが、前走の新馬戦は逃げて勝利、今回は最後方からの追込みで重賞3着ですから、どんなレースも出来るセンスの持ち主なのでしょう。この馬も追いかけたいタイプです。
1番人気で4着のキングノジョーですが、厳しい流れを3番手から早めに仕掛けての敗戦なので、内容は悪くありませんでした。ここで見限るべきではありませんので、立て直したあとの次走に注目したいと思います。
そして中京の日経新春杯。
勝ったのは、ロードカナロア産駒の5歳牡馬ロードデルレイ。中団8番手待機で脚を溜めます。逃げたメイショウタバルの前半1000mのラップは57秒7と超ハイペースの流れに。直線に入ると、離し逃げのメイショウタバルを猛然と追いかけて、ロードデルレイが残り300mのところで先頭に立ちます。そのまま後続との差を広げて3馬身差で完勝。良の勝ちタイムは2分9秒8。2着には、後方14番手から外を追い込んできたキズナ産駒ショウナンラプンタ、3/4馬身差の3着には、5番手からゴールドシップ産駒マイネルエンペラー、さらにクビ差の4着が8番手から差してきた1番人気のヴェローチェエラ。
勝ったロードデルレイは、嬉しい重賞初勝利。デビュー以来9戦6勝2着2回という安定した成績で、明け5歳で本格化した感じ。厳しい流れを早めに仕掛けて3馬身差の勝利ですから、相当な強さと言って良いと思います。今年のGⅠ戦線での活躍が楽しみになりました。
2着ショウナンラプンタは、この馬の特性であるスピードの持続力を活かしたレースでした。切れ味がありませんので早めの仕掛けが求められるところですが、今回は勝ち馬が強かった。3着マイネルエンペラーも厳しい流れを5番手から粘り切っていますので、地力の高さを見せてくれたと思います。
1番人気で4着のヴェローチェエラは、勝ち馬とほぼ同じ位置取りでしたので、現時点での地力の差が出た感じ。まだ明け4歳ですので、ここからの成長に期待したいと思います。
それにしても、中山10Rが14番人気、中山11Rが11番人気となり、WIN5は的中なしでキャリーオーバーとなりました。
来週はWIN5にも注力したいですね!