まずは府中のユニコーンS。JRAの3歳ダート王者決定戦です。GⅢ格付ではありますが、実質的には、大井のジャパンダートダービー(GⅠ)と同等の価値がある3歳ダート重賞であります。
人気は割れているようですが、最終的には、前哨戦である青竜Sを勝ったヘニーニューズ産駒①ゲンパチフォルツァと、そのゲンパチフォルツァを端午Sで破ったマクフィ産駒⑯ルーチェドーロ、またサウジダービーを勝ったリオンディーズ産駒⑬ピンクカメハメハあたりに集まると思いますが、私個人としては、やはり、ペルーサ産駒④ラペルーズに期待。
幻のダービー馬ペルーサは、その気の悪さのせいでGⅠレースの勝ちがありませんでしたが、その潜在能力の高さを期待され、種牡馬になることができました。しかし、産駒にも気の悪いところが遺伝したせいか、早くも種牡馬引退に追い込まれてしまいます。その直後、現れたのが、このラペルーズ。昨年JRAでデビューしたものの、結果が出ずに、すぐに門別へ移籍。秋になってダートの短距離を連勝して再度中央へ。中山ダート1800m1勝クラスでディールクルム以下に圧勝したあと、2月のヒアシンスSでも、今回の主力メンバーを相手に豪快な差し切り勝ち。しかし、前哨戦の青竜Sでは、スタート直後に両側から挟まれて、走る気を無くして凡走。父親譲りの気の悪さを出して惨敗してしました。
ラペローズよ。君がもし、このレースに勝って、7月のジャパンダートダービーにも勝利すれば、父ペルーサはGⅠ馬の父となるので、種牡馬復帰の道が開けるかもしれない。君の走り次第で、お父さんと君の血脈が、後世に残る道筋を広げることが出来るかもしれないのだ。ここで頑張らなくて、いつ頑張るのだ! もし勝ったら、藤沢和雄調教師も泣いて喜んでくれるはず。
馬券は、④ラペローズからの馬単10点 ④⇒①②③⑥⑦⑧⑩⑬⑭⑯ と、④ラペローズ頭固定で⑥クリーンスレイト2着3着付の三連単18点 ④⇒⑥⇔①②③⑦⑧⑩⑬⑭⑯ で。
おまけで、阪神のマーメイドS。芝2000mの牝馬限定戦ですが、地力の高さを要求されるレースです。こちらも藤沢和雄厩舎、3歳時に牡馬相手にシンザン記念を勝ったディープインパクト産駒⑭サンクチュエールに期待。相手は、地力のある馬の中から、⑤シャドウディーヴァ、②アブレイズ、⑫アンドラステ、⑧ソフトフルート、⑦レッドベルディエスの5頭。
馬券は、⑭サンクチュエール頭固定の馬単5点 ⑭⇒⑤②⑫⑧⑦ と、⑭頭固定の三連単20点 ⑭⇒⑤②⑫⑧⑦ で。