まずは京都のシルクロードS。
勝ったのは、ダンカーク産駒の5歳牝馬エイシンフェンサー。7番手追走で脚を溜めます。逃げたピューロマジックの前半3ハロンのラップは33秒1で稍重としては相応のハイペースに。直線に入ると、ピューロマジックは逃げ粘りますが、残り100mのところで失速。大外からエイシンフェンサーが一気に抜け出して1馬身1/2差をつけて完勝。稍重の勝ちタイムは1分8秒2。2着には、5番手から差してきたロードカナロア産駒グランテスト、1/2馬身差の3着には、3番手から粘り切ったスクリーンヒーロー産駒ウインカーネリアン、さらにクビ差4着が9番手から追い込んできたダンカーク産駒カピリナ。
勝ったエイシンフェンサーは、5歳になって嬉しい重賞初勝利。前走カーバンクルSの勝利で覚醒したか、短距離重賞での1馬身1/2差は本格化したと評価して良いと思います。本番の高松宮記念も楽しみになりました。なお、9年目の川又賢治騎手も嬉しいJRA重賞初勝利でした。
2着グランテスト、3着ウインカーネリアンも地力通りに走ったと思います。
そして府中の根岸S。
勝ったのは、ロードカナロア産駒の5歳牡馬コスタノヴァ。中団8番手待機で脚を溜めます。逃げたドンフランキーの前半3ハロンのラップは33秒9と平均ペース。直線に入ると、ドンフランキーが早めに後退して、馬場の中央からコスタノヴァが一気に抜け出します。そのまま後続に4馬身差をつけて圧勝。ダート稍重の勝ちタイムは1分22秒6。2着には、9番手から差してきたロードカナロア産駒ロードフォンス、2馬身差の3着には、後方14番手から追い込んできたマジェスティックウォリアー産駒アルファマム。
勝ったコスタノヴァは、これで東京ダート5戦5勝。2月のフェブラリーS(GⅠ)が楽しみになってきました。むしろマイルの流れの方が向いていると思います。さて本番では、横山武史騎手が続けて乗るのか、あるいはルメール騎手の手に戻るのか。
2着ロードフォンスは、さすが府中ダート1400mのスペシャリストという走りでした。3着のアルファマムもダート短距離路線で安定的な走りを続けており、ここでも地力の高さを見せてくれました。