ダート1800mのGⅠ、中京のチャンピオンズCです。
日本のダート界を牽引している3頭、すなわち3歳牡馬フォーエバーヤング、7歳牡馬ウシュバテソーロ、4歳牡馬デルマソトガケが11月2日の米ブリーダーズカップクラシック(GⅠ)に挑戦したため、11月4日に佐賀で行われたJBCクラシック(GⅠ)にも、このチャンピオンズC(GⅠ)にも出走してきません。
したがって、このトップ3頭のいないところで、日本のチャンピオンを決めるGⅠシリーズが続くという状況になっております。それだけ日本のダート界が急速に世界レベルになったため、国内競馬の仕組みが追いついていかないという状態。来年も米ブリーダーズカップデーが米西海岸での開催になるため、この傾向は続くと思います。
昨年の優勝馬②レモンポップが、ここを引退レースに選んで出走してきます。人気を集めると思います。ただしレモンポップは、もともとダート1400mのスペシャリストで、年齢とともに1600m、1800mと距離を伸ばしてきた馬。やはり持ち味はスピードであり、本来の舞台はダート1400mだと思います。乾いた良馬場のダートで脚を取られる状況になれば、昨年のような快勝劇は難しいかもしれません。
ここは、キズナ産駒の3歳牡馬⑫サンライズジパングを狙いたい。本来であれば、3歳牡馬フォーエバーヤングこそが日本のダートチャンピオンだと思いますが、フォーエバーヤングの代役としてサンライズジパングほど適任はおりません。何と言ってもダートのレースで負けているのは同期のフォーエバーヤングとミッキーファイトのみ。フォーエバーヤングとミッキーファイトがいないこのレースで負けるわけにはいきません。
相手には、佐賀のJBCクラシックを圧勝した5歳牡馬⑧ウィルソンテソーロ。この馬も冒頭の3頭がいない中ではトップに立つに相応しい実力馬です。あとは安定度抜群の6歳牡馬⑭スレイマンも。
馬券は、まずは本命⑫サンライズジパングの単勝。そして⑫サンライズジパングと⑧ウィルソンテソーロの馬連1点 ⑧⑫、さらには⑭スレイマンから上記2頭へのワイド2点 ⑭⇒⑧⑫ で。