本日は、正月の三日目。そろそろ競馬の話題に戻りましょう。という訳で、3歳クラシック路線を展望させて頂きます。まずは、3歳牡馬から。
【3歳牡馬編】
まずは暮れのGⅠの2レースを比較すると、やや朝日杯FS組のレベルが高かったと考えます。朝日杯組では、1着のハーツクライ産駒ドウデュース、2着のダイワメジャー産駒セリフォス、3着ロードカナロア産駒ダノンスコーピオン、4着モーリス産駒アルナシーム、5着ドレフォン産駒ジオグリフまでは、クラシックGⅠ候補(春の2冠とNHKマイルC)を勝つ候補として挙げて良いと考えます。
また、ホープフルS組では、1着のディープインパクト産駒キラーアビリティ、2着ディープインパクト産駒ジャスティンパレスの他、スタートの出遅れで競馬にならなかった12着ディープインパクト産駒コマンドラインの3頭を挙げておきます。
さらに、東京スポーツ杯2歳S組では、1着のキタサンブラック産駒イクイノックス、2着のカレンブラックヒル産駒アサヒまで。
この10頭をクラシックGⅠ候補としますが、現時点での順位をつけると、第1位には、朝日杯を勝ったハーツクライ産駒ドウデュースを指名。セリフォスとは僅差ではありますが、ここで勝ち切った勝負強さを評価したい。そして第2位には、キタサンブラック産駒イクイノックス。デビュー戦で阪神JF勝利のサークルオブライフを子ども扱いにした強さは別格に感じます。それ以外は、第3位グループとして一括りにしますが、恐らく、アルナシームと、アサヒはマイル路線を歩む気が致します。
また皐月賞のあとには、セリフォスとコマンドラインもNHKマイルCへ向かう気が致しますので、現時点の日本ダービーの候補としては、ドウデュース・イクイノックス・ダノンスコーピオン・ジオグリフ・キラーアビリティ・ジャスティンパレスの6頭ということで。
【3歳牝馬編】
次に3歳牝馬のクラシックGⅠ候補ですが、ここは阪神JF組を中心に、まずは1着のエピファネイア産駒サークルオブライフ、2着ロゴタイプ産駒ラブリイユアアイズ、3着シルバーステート産駒ウォーターナビレラ、4着ハービンジャー産駒ナミュール、5着ミッキーアイル産駒ナムラクレアを挙げます。一応、7着のロードカナロア産駒ステルナティーアも。念のため加えたいと思います。
他の路線組では、まず野路菊Sを勝ったシルバーステート産駒ロン。デイリー杯2歳S2着のエピファネイア産駒ソネットフレーズ。新馬戦で強い勝ち方をした牝馬からは、8月新潟デビューのディープインパクト産駒ルージュスティリア、10月東京デビューのキタサンブラック産駒ラスール、11月東京デビューのディープインパクト産駒ウィズグレイス、ディープインパクト産駒サリエラ、ディープインパクト産駒アストロフィライト。
この13頭をクラシックGⅠ候補としますが、現時点での順位をつけると、ここはGⅠ勝ちに敬意を表して、第1位には、エピファネイア産駒サークルオブライフ。第2位には、野路菊Sで強い牡馬を蹴散らしたシルバーステート産駒ロンを指名します。ロンについては、阪神FSも出られたのでは?と言われていますが、鞍上の武豊騎手を確保できないレースを遠慮したようで、年明け以降の走りに注目したいと思います。
あとは、第3位グループとして一括りに致しますが、新馬戦しか走っていないディープインパクト産駒の4頭には注意したいと。過去、どれだけのディープインパクト産駒の牝馬が、この1~3月の間に、強烈に成長して強くなっていったかを思い出します。
今年のクラシック路線、ここ2年同様に、エピファネイア産駒とディープインパクト産駒が覇権を争うような展開になるのか。またまた、新種牡馬のキタサンブラック産駒、シルバーステート産駒が、あっと驚く活躍を見せてくれるのか。第1週のシンザン記念、フェアリーSから注目して参りましょう!