☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

スーパームーン・・・鞍馬ウエサク

2012-05-10 00:00:02 | 徒然・・・鞍馬ウエサク

 
   今年の5月の満月は
 地球と月が接近するため例年より大きく明るく見えるスーパームーン
 明けて6日の真夜中もよく晴れて回りが青く輝くような

 素晴らしい「月」を見ることが出来た

 1年ぶりの鞍馬への道は新緑が清々しい香りを放つ
 今宵はいつもより早いウエサク・満月祭

 ついてみれば鞍馬寺の近辺はゴールデンウィークということもあり

 車も人もいっぱい…
 何処の駐車スペースももうすでに満車で頼んでみても断わられる
 「予約」の声も・・・そんな事態になっていたんだ・・・

 「そんな・・・」と思いつつ鞍馬街道を何回も行きつ戻りつする
 貴船まで戻ってもし駐車場があれば車を置いて叡電で・・・と思ったが
 貴船神社の駐車場はすでに閉まっていた

 「もう一回だけ鞍馬に戻ってみて・・・ダメだったら別の場所で・・・」
 心の中で気合を入れて「ホ・オポノポノ」を続ける
 「鞍馬ウエサク祭に関する滞りをクリーニングします・・・

   ごめんなさい・許してください・ 愛しています・ありがとう・・・」

 このところヒューレン博士等「ホ・オポノポノ」関連の本を

 2冊ほど読んでブルーソーラーウォーターづくりや
 アイスブルーの呼びかけなどしていたのに
 (夏場はいつもがんばるんだけど冬場になると太陽の翳りと共に

  お休みしてしまう・・・)
 ウエサク祭に対しても前もって「ホ・オポノポノ」してなかったなあ

 鞍馬へ戻ると当然のごとく人は増え車も・・・
 諦めて帰ろうとしたとき参道前のお店の奥からおじさんが出てきた
 「もう駐車だめですよね」「残念だけど今1台無理して入れてあげた

  ところなんだ・・・」
 「他にはありませんよね・・・」
 「ウーン・・・うちの車どかしてあげるからそこに入れるかね・・・」

 「お願いします!!」
 おじさんは自分の車を別の場所に持って行って止めさせてくれた・・・

 感謝!感謝!

    今年も鞍馬寺の「五月満月(ウエサク)祭」に

 参加することが出来る
 「こんなこともあるんだね!」と不思議な気分が続いていた・・・

 6時を回りあたりは暗くなり始める
 ケーブルの脇にはいつもより華やかにシャガの花がたくさん咲いていた

 息を切らしながら階段を上りきるとまだ八重の桜が綺麗に咲いている
 地面はぬれていて雨が降ったみたいだ
 境内は満員の人・・・いつもより遥かに多い

 いつものように赤い蝋燭を買い7時からの地鏡浄業(きよめ)の式に参加する
 成り行きで儀式の正面の場所を確保・・・こんなに遅くついたのに・・・
 いつもは場所とりは控えめにしているので人に隠れあんまり

 行われていることは見えない
 今年は初めてというほど遠目ながら儀式の様子がよく見えた・・・
 ことに背の高い家人にはきっとしっかり見えただろう

 フルートの音色
 祈りの声
 大燭台に点火された灯火が参加した人から人へ
 そのささげ持つ赤い蝋燭に次々移されていく
 すっかり日が落ちた辺り一体に幾多の灯火が輝く・・・
 今ここに集う人々の一体感とともに幻想の時が流れる

 金星が輝き始める
 後ろを振り仰ぐと木々の間から大きな大きなオレンジ色の光が・・・
 思わず声を上げそうになる

 美しい鮮やかな光
 浄化のひかり・・・
 今日の月は大きさで確かいつもの30パーセント

 明るさで16パーセント増しだと説明があった

 祭場が灯火に埋まると銀碗に清水を満たし月に祈りを捧げる・・・
 灯火を高く掲げて「お力の宝棒」の加護を受け
 順次本堂に入って釈迦像に祈りを捧げたあと
 月光の降り注がれた明水を盃に分かち頂く・・・
 
 そして第一部「きよめ」が終了する

 黄色味を帯びた素晴らしいスーパームーンが空に輝く
 いつもより確かに大きく明るい
 でも柔らかい光だ

 帰りの道はずっと見事なスーパームーンに見守られて

 何とも幸せないい気分だった・・・ 

 

              
 
 
  

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鞍馬寺「ウエサク祭(五月満月祭)」

2011-05-21 00:57:08 | 徒然・・・鞍馬ウエサク

 五月の満月には天界と地上の間に通路が開け
 ひときわ強いエネルギーが降り注がれるという・・・
 鞍馬寺のウエサク祭(五月満月祭)に3年ぶりに参加した
 行き始めてからもう十数回にもなるだろうか

 昼間は雷・突風・雨と荒れ模様の天気が

 出かけるころにはすっかり落ち着いた
 鞍馬街道は藤の花盛りだ
 
 仁王門に入るといたるところにろうそくが灯され

 辺りが綺麗に整えられている
 今夜は入山料がいらないうえに散華まで頂く
 ケーブルを降りて短い間隔で2メートルほどの灯篭が

 美しく灯された参道を上る
 ふと見ると灯篭(献燈)に親戚の人の名が…

 親の代からの社名なので間違いないだろう
 「えーっ!」今まで気づかなかった…

 鞍馬寺にご縁があるのだろうか

 境内はすでにたくさんの人が集まっている
 しかし外国人がとっても少ない(特にヨーロッパ系)
 震災・原発の影響だろう…

 祈りの言葉や説明がすべて英訳されるほど
 このウエサク祭はいつも外国の人たちが多いのだが

 この祭典は満月のもと1晩中行われ

 第1部地鏡浄業(きよめ)の祈り
 第2部月華精進(はげみ)

 第3部暁天明覚(めざめ)と続く
 今夜はきよめの祈りのみに参加する
 山頂は寒い・・・暗くなると共にもっと冷え始めた
 上り口では「ダウン!?」とビックリされたが

 薄手ロングのダウンでちょうど良いぐらいだ

 7時からきよめの祈りが始まる
 声明、魔王尊への祈りの言葉

 フルートの音色、梵鐘、銅鑼の音…
 本殿に向かう広場はいつの間にかいっぱいの人であふれていた
 東の方を見ると枝々の間から煌々とオレンジ色の光がさしている
 満月が昇り始めた!
 本殿に掲げられた大きなろうそくから

 ひとりひとりが持つ赤い花びら形のおおいに飾られた
 赤いろうそくに炎が移される
 前から後ろに人から人へ火が移されていく
 人々の持つ美しい炎が輝やき揺らめいて幻想的な雰囲気に包まれる
 満月は空高く昇り力強いエネルギーが降りそそぐ
 高く掲げられたたくさんの炎が風に揺れらめく
 美しい祈りの時、見知らぬ人々との一体感を感じる…
 フルートの調べと声明が響く…心身に響く…

 列を作り地下の宝殿に入ってお釈迦様の像にお参りしてから
 本殿前でひとりひとり香水を頂く
 1時間半の時が過ぎているが列はまだ続ている…
 澄み渡った空に星が輝く
 北斗七星も北極星も見える
 満月はいっぱいのエネルギーを振り撒きながら強い光を放っている
 鞍馬寺のウエサク祭でしか味わえない満月のエネルギーだ
 
 古代から東南アジア一帯でそれぞれの地域が秘儀として
 伝えてきた祈りの儀式…
 今夜も満月のもと多くの祈りが捧げられていることだろう
 響き合う祈り…
 
 「五月満月祭はひとりひとりが本当の自分とめぐり合う時である…」
 深い言葉が沁みる今夜はウエサク祭(五月満月祭)
 満月の静かな力強い気が満ちている…

     
                
                                          

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