烈火のごとく暑い京の8月も終わり
ときは過ぎゆきて
虫の声に秋の気配・・・
初夏から過ぎ行く夏の短歌を・・・
わが夏のうた
野の香る蕗ウド芹に山わさび道の駅には恵みのみどり
わが国が誇る初夏の山のめぐみ
苦味が何ともいいんですね
産卵か夕闇迫る小畑川跳ねたる鯉を目を凝らし見る
小畑川には桜が終わりからし菜の黄色が目立つ頃から
毎年、淀川から産卵のためたくさんの鯉が上ってくる
そんな季節ももうとうに終わったと思ったのに夕方散歩をしていると
大きく跳びはねる産卵ホーズの鯉が・・・
親ツバメ新車に糞を撒き散らし四羽の子育て奮闘中
今年もちょっと遅ればせてお隣のガレージでツバメの産卵と
子育てが始まりました
(1回目はカラスに巣をつぶされ断念したらしい)
ちょうど新車に買い換えられたところに始まったから大変・・・
子ツバメの喉元日ごと赤くなり見守る日々も残り少なく
「新車大変だ!」と思いながらも、
毎日ちょっと心配したりしてハラハラドキドキしながら
日ごとに大きくなる四羽を見るのがもとても楽しみでした
親ツバメはとても小さく別の2カップルも手伝っての
子育てのようで何か不思議
でも見事!小さな巣の中で四羽は立派に成長・・・
巣立ちゆく子ツバメ送る夏空に少しばかりの寂しさよぎる
ちょっと故あって今年のツバメへの思い入れは少し特別
きっと今頃は大きな旅の途中でしょうか・・・
今も少し寂しいです
故郷の焼け付く野辺に通り雨沸き立つ夏の匂い吸い込む
お墓参りに帰った久しぶりのふる里
激しい雨のあとのむせ返るような夏の香りが漂っていました
遠い夏の日が浮かんでくるようで何か懐かしい匂い
思わず息を吸い込んでしばらくボーっと佇んでしまいました