いつ咲くかと待っていた「月下美人」が
二夜連続で二輪ずつ開いた。
豊かな何ともいえない心地よい香りと妖艶な美しさを胸に
心残りなく東京へ向かった。
2泊3日の予定。
今年で11回目となる「星と森国際短歌大会」と
祝賀会への出席が主な目的だ。
I・K氏が主催されている。
I氏はM・Aの別名で日本を代表する占星術研究家・エッセイスト
としても知れれている方だ。
この大会の特徴は歌を披講するところにある。
「和歌は声に出して歌われてこそ、、、」の想いから始まった
短歌大会なのだ。
今では「星と森披講学習会」が結成され
練習が積み重ねられその中の精鋭男性8名による披講が
古式豊かに行われている。
その披講はすばらしくそれを聞くだけでも
京都から行った甲斐があると思われるほどだ。
まあ言わば「短歌」の合唱のような感じ。
曲想も甲調や乙調などいろいろある。
声の響き、日本の言葉の柔らかな心地よい響きが重なり合い
力がみなぎる。
声の出し方も喉を震わせるようなホーミーのような
感じもあり「倍音」が出る。
それが合わさると不思議なことに
どこからか女性の声や鈴の音のような声も響いてきて
聞いていると夢見心地というか
別世界へ意識が飛ぶ感じさえしてくる。
初め披講された時はちょっとびっくりするけれど、、、。
またそれも新しい感覚でいい。
来年は女性の歌は「女性披講」で行われるとか。
それも楽しみだ。
少しはわかってきたのかしらなんて、
それならば嬉しいのだけれど、、、。
あるがままに、ありのままに私も
「詠んでみよう」と思う。