☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

遠き夏の日・・・わが夏のうた<2013>

2013-08-19 00:03:56 | 風歌


暑い暑い夏
とびっきり暑い今年の夏
そのまんまの夏のうた(短歌)を詠ってみた・・・

  

    霧が立つ山脈(やまなみ)静かに流れゆき車窓は緑諏訪湖が見えた

会員になっている小さな小さな東京の短歌会から

「あと30分延長して待ちますから短歌を送ってください!」とメールが来た。
おりしも信州へ向かう車の中・・・
「やっぱり送らなきゃな」と状況そのままを歌にして送った。
お題は「静か」。「なかなか面白い」と何故か評価も上々・・・


  

   霧が峰キスゲの海の波立ちて遠き日想う風のキラメキ

久しぶりの7月末の霧が峰!電気のガード線に守られながらだが

一面に咲くニッコウキスゲは見事
20年も前の毎年キスゲに会いに来ていた遠い日々を

風に吹かれながら懐かしく愛しく想い出した


  蜻蛉追う吾子の姿の浮かび来る遠き夏の日運ぶ黄昏

7月の蓼科は蝶は少なかったけれどたくさんの蜻蛉が舞っていた。

蜻蛉を追いかけて走りまわり指をくるくる回して素手で捕まえては
放していた幼い姿が夕暮れ時の光の中に浮かんでくる・・・

 
    それぞれの胸の想いを受け止めて五山送り火赤々と燃ゆ

毎年、知り合いのスタジオが入るビルの屋上から

大文字・五山の送り火を見せて頂く。
もう15年近く続いている。
その間、不思議なことに雨が全く降ってないことに今年気づいた。
母を無くした人、妻を無くした人、遠くの人に想いを馳せる人、
ただ綺麗だと仰ぐ人・・・たくさんの想いとともに
灼熱の京の夏の夜に送り火は赤く燃える・・・

    

  黒姫の高原の風も閉じ込めてアプリコットのジャムが届いた

妙高と黒姫山が美しく見える黒姫高原のペンションのオーナーから
珍しい野菜や果物とともにアプリコットの手造りジャムが届いた。
一陣の高原の風が吹き抜けたようでとっても嬉しい。
3回訪ねたけど1泊しかお泊りしてないんだよ・・・

来年はきっと訪ねるからね!
京都から何を送ろうか考えるのもまた楽しい・・・    


                   
                           


 

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霧が立つ山脈(やまなみ)静かに流れゆき・・・夏旅・蓼科(2013)<2>

2013-08-12 00:03:07 | 徒然・・・旅

 
3日目晴天
女神湖をゆっくりゆっくり歩く

湖水に木立の緑が揺らめいて光を放つ
静かな美しい時が流れてゆく 
今朝は蓼科山が頂上までくっきり見える・・・

佐久から清里、小淵沢方面を目指して出発
1昨年秋、東京からの帰りに車で走ったところを
今度は長野から逆に巡って
雄大な山々を満喫したい」と家人が…
去年も行くつもりだったが途中でAさんに連絡がとれて

引き返し別荘へ向かったのだ

またまた「菜々いろ畑」に寄って
「今日帰るから」と自宅用とお土産の高原野菜をいっぱいいっぱい・・・
水なしでも大丈夫の色とりどりのスターチスも買った

途中、松原湖の看板を見つけ行って見たがちょっと寂しい感じ・・・
近くに「北風小僧の寒太郎」の碑があった(今年3月に出きたらしい)
どうしてここに・・・と思いながら

「♪北風小僧の寒太郎♪・・・・ヒゥールルン♪」と
ツイツイ歌ってしまった

清里はちょっと華やかな界隈がほんの一部にぎわっているものの
夏だというのに全体的にはやっぱり寂びれて寂しい感じはいなめない
少し離れたイタリアンの老舗らしいしゃれたお店で昼食

空は気持ちよく晴れて緑と青が沁みる
風が流れる
雄大としか言い様の無い高い山々の重なり、広がり、深い谷・・・
豊かな自然のただ中にいる幸せ!
どんなところにも人々の
営みが見られるのも沁みる・・・
 
山梨の瑞々しい桃もしっかりゲット・・・

また茅野に戻って八ヶ岳が見渡せるという原村へ
今回初めて行ってみる気になった
八ヶ岳の山並みが本当にとっても綺麗で長閑のどか・・・

まさに村って感じ

一時のペンションブームは去ったけれど最近では移住者もいて

人口は増えているとか・・・
立ち寄ったなかなか面白いお店、

輸入物のストーブは勿論百他の輸入雑貨や服等々でいっぱいの
「ストーブハウス」でお茶しながらおねえさんとお話して・・・

森の香りのする柔らかな風とともに

灼熱の京都に向かって帰途についた・・・


   霧が立つ山脈(やまなみ)静かに流れゆき車窓は緑諏訪湖が見えた
                                                                       (往路中央高速にて)


     

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高原にキスゲは揺れて・・・夏旅・蓼科(2013)<1>

2013-08-07 01:01:43 | 徒然・・・旅

満開のニッコウキスゲに会いに今年の夏も信州へ
 
ここ十年余り女神湖花火大会に合わせて8月の10日過ぎに

3泊から4・5泊信州を巡っていたけれど
都合で今年は一足早く7月末の蓼科2泊の旅となった

20数年毎年通っている信州、

行き始めたころは今年のように7月末に行っていた
いつも霧が峰にはニッコウキスゲが満開でちょっと

季節が早く進んだ年はヤナギランが満開だった

花火や友人や知り合いとの時間も持てず日程も

短くちょっと残念な気持ちも拭えなかったが
ちょっと昔を思い出す旅になった

大方は雨の予報だったけれど天気には恵まれることが多いので
「天に任せよう!」と小雨の中出発・・・
平日でまだ一般の夏休みには早いのか

ほとんど渋滞も無くスイスイ進むのがいい

強い光のささないこの日は1500から1600メートルの女神湖は

すごーく寒かった!
京都との考えられないこの差・・・

やっぱり7月は「寒い!」のか・・・久しぶりの夏の寒さだ
常宿のH山荘のリビングや食堂には年中ストーブが置いてあり
各部屋にはデンロキのヒーターが・・・ 

「寒かったらヒーターつけてね!」

次の朝には雨があがりまだ霧の女神湖を一周してから蓼科山へ
夢の平から御泉水自然園へ・・・
フィトンチットあふれる森の中の湿原を歩く
いつもながらのフェアリーの森

落葉松、コメツガ、ブナ、白樺、ダケカンバ・・・

森を歩き回り冷たい泉に手をつけて

「幸せの鐘」も今年は鳴らしてみた
力強くきれいな鐘の音が御泉水の森に響き渡る・・・
 
トンボがすごーく多い・・・

いつもは乱れ飛ぶアサギマダラやクジャクチョウが見られない
ヒョウモンチョウはたくさん舞っていたけど・・・

やっぱり2週間違うと変るのかな

白樺湖から車山を越えて霧が峰へビーナスラインを進む
昨日は霧で真っ白だったけれどすっかり晴れて青い空に白い雲が浮かぶ
ニッコウキスゲ、まさに満開・・・黄色が風に揺れる
残念ながら張り巡らされた電気線のガードの中だけれど・・・
鹿の害がひどくほとんど咲かなかった年もあり

最近ガードで保護され今年はとてもよく咲いているらしい
登り道も整備された感じ・・・

まさに高原の夏、草の緑が本当に美しい!
「コロボックルヒュッテ」で昼食・・・

今日は日差しが優しく風も柔らかい

「予定通り、次は温泉だね!その前に高原野菜を少し買って・・・」

「権現の湯」で立ち寄り温泉気分を満喫
風に揺れる洗い髪は何と心地よいこと・・・

長門牧場に立ち寄り濃厚なアイスクリームを・・・

いつものようにいつものごとく
と言ってもよりよいものを見つけたら

取り入れてはいるんだけれど

内面的には常に新しく変化し続けることを

目指しているにもかかわらず
行動パターンは毎年変らないというのいうか

あえて変えないのは・・・
(自然変化に任せてはいるが)
我ながら不思議に思う
このパラドックスちょっと考えてみたい・・・
       
             
                       

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