思う間に11月が過ぎていく
10月の暑さで金木犀は1ヶ月も遅かったのに
11月に入ったとたんの急な冷え込みで京都の紅葉は早く進んでいる
昨年に続き、その木によって色とりどりに色づく欅がことのほか美しい
桜並木も黄味を帯びた真っ赤に染まり夕日に煌く
欅や桜紅葉が長持ちしているのが嬉しい
銀杏の色づきも早く片側の街路樹は真黄色に片側は
黄緑のままなんていうのもまた面白い
楓もそれぞれの赤に染まり始めた
茜雲流れる秋の夕暮れと京の晩秋の香りがもうあと少し楽しめそうだ
11月初旬の家人の京都の展覧会も盛況のうちに終わり
(作品がかもし出すエネルギーが満ちてる場でい
ろいろな人たちとのふれあいが格別の時間・・・)
風邪をやり過ごしながら後の仕事をこなして家に籠もってる間に
「美しい秋」が行ってしまうんじゃないかと心配したが大丈夫らしい
「旬の会」でヒラマサとブリを思う存分いただいた
お刺身にカルパッチョに煮付けにブリ・ヒラサマ大根に肝・・・・
本当にまろやかで聞きしに勝る美味!
「今日来なかったら一生食べられないかも・・・」と
言われて駆けつけただけのことはあった
料理の腕もさることながらつった時の処理からの一連の技が
マッタリとした何ともの味わいにつながる
桂塩鯛さんの落語を聞いた
少人数で生も生の独演会、『秘密クラブのよう」と御本人も言ってたけど
ほんの真近で落語をじっくり楽しむ妙味
ほんとにとってもとっても贅沢な時間、迫力と深さががちがう・・・
ダンスカンパニーDINYOSの「2013アートダンススペシャル」
新作の「流体のルックス」は特に前半の各場面のダンスに
新しいものをとっても感じて音楽もとても良かった
「挽歌」は想いが溢れているようでまたダンスレクイエムも懐かしく大迫力で
モーツァルトの音楽に負けないダンサーの動きが
いつもながら素晴らしかった・・・
近頃、街角は11月に入るともうクリスマス色に染まり始めるが
まだもう少し愛おしい「秋の夕暮れ」「秋のうた」「秋の色」を
味わっていたいと思う・・・
赤々と桜並木の煌いて夕日とコラボ明日も天気