祇園祭のメインイベントの山鉾巡行は前祭(さきまつり)後祭とも
無事終わったが祇園祭は八坂神社での茅輪くぐり等 31日まで続く
後の祭りが復活してからまだ3年だが後の祭りは10基で
今使われている「あとのまつり」の語源だともいわれているが
「せっかく祇園祭の山鉾巡行を現物に来たのに24基のにぎやかな前祭は
終わっていてちょっと寂しい後の祭りのほうだったか」というニュアンスが
今の「あとのまつり」という言葉に転じたらしい
ちなみに家人の以前の油彩に「後の祭り」という作品がある
最初に展覧会に出した時からかなり人気が高かった
大山崎の宝積寺(宝寺)の三重塔を描いたもので
羽柴秀吉が一晩で建てさせたと言われ「一夜の塔」と呼ばれる
展覧会ではなぜ「後の祭り」と題がついているのですかと次々と聞かれた
「一夜の塔」ですから一心に一生懸命描いて描き終えたと思ったら
「よく見ると塔が二重だったんです!」と嬉しそうに家人は答えていたものだ
「聞かなければよかったです!」「深い意味があると思ったのに…」と
がっかりさせてさせて面白がっていた
その「後の祭り」は友人のところへ行きその息子さんが結婚されるとき
「他はないもいらないからこの絵が欲しい」と所望され今はそこに
飾られているという、嬉しい話だ
全く思っていたことと違う話になったが「後の祭り」と言うことで…
「後祭」が復活して三年、
感じたことは「後祭」は巡行を見るにしても人出とか少ないし
じっくり見ることができ、宵山、宵々山等でもコンパクトで
意外にいろんな面でもお得感がありそうな感じ…
蒸し蒸しと酷暑の中、京都人でも見物席のいい場所をとってもらっても
34基耐えがたいものがある、24基でもなかなか…
10基ぐらいがちょうどいいし感動できる余裕が出るじゃないか
ということで「後祭」おすすめです…