☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

「映える」坂道夕陽とコラボ・・わが秋のうた2024

2024-12-26 00:00:00 | 風歌

今年は長い夏から駆け足で秋の過ぎ去る心地して
師走の声聞いたと思う間に一足飛びに真冬の味わい…
世界情勢も世情も「何が何だか、大わらわ」と言う中で
天候も気象も一段と「異常」が「日常」「当たり前」に…

今までにない幾多の「異常事態」?!の中で
どういう心持ちでどういう意識でどう生きるのか
日常をより丁寧に自分軸で過ごしていくことの大切さを思う

風の冷たさが冬の到来を告げる中で今のうちに
わが秋のうた(短歌)を…

急逝の友を偲びて神無月見上げる満月(つき)にもの想う宵

全く予期せぬことでショックが大きかった…
物知りでいろんな情報を持っていて以前は
いろいろ教えてもらうことも多かったなあ…
個性的と言うのかお騒がせの一面もあったけれど
それだけにもう会えないと思うと寂しいさが一段と…
見上げる神無月の満月が沁みる


今出川過ぎれば京も色づきて彼方の比叡秋を呼ぶごと

京都の町は今出川通を過ぎると(北へ行く)気温が変わると
昔から言われる
確かに街路樹がもう色づき始めている…
遠くを見ると比叡山が…そこはもうきっと今年の秋が始まっている


秋のうた口ずさみ行く欅道樹ごとに変わる秋映えの中

紅葉の並木を行けば自然に数ある秋のうた(唱歌や短歌)が
口をついて出てくる
秋一番に色づき始めるのは欅並木と桜並木
ことにケヤキは樹ごとに色づき方が違うところがいい
今年は欅の黄葉はきれいだったが、猛暑が続いたせいか
桜は鴨川沿いとか赤く色づく前に茶色くなって散ってしまっている
場所が多かったのが「桜紅葉好き」には誠に残念…


先読めぬ行っては戻るこの秋は薄いお布団重ね着のごと

秋の到来だけではないけれど今まで通りの季節の先読みはできない
いつもならもう冬布団に変えている時期だけれど…
対策としては薄い布団や毛布の重ね着仕様…
家人は「敏感・繊細な自分のお布団ミルフィーユ」と呼んで
毎年そうしていているけど…今年は私も…


煌々と差し込む光に誘われてスーパームーンに見入る真夜中

真夜中過ぎ、窓から煌々と光が差し思わず窓を開けて空を見上げる
今夜は満月スーパームーン
大きく輝く美しい満月を時を忘れただただ眺める
ささやかなれど麗しき時が流れる…


赤もえるモミジバフウの並木道「映える」坂道夕陽とコラボ
 
   

             

京都の紅葉の「映える」新名所と言うので行ってみた
赤々と紅葉する背の高いモミジバフウが住宅地の幾筋もある坂道に
植えられている桂坂…お見事な秋彩でした!

秋の夕暮れ時に夕陽が輝きだすとまた一段と味わい深く…


枯れ葉舞う唱歌の似合う秋の宵赤々燃える炎が恋し

♪静かな静かな里の秋…押戸に木の実の降る夜は…
♫真っ赤だな真っ赤だな蔦の葉っぱも真っ赤だな…
この季節になると秋(ことに夕暮れ、宵)は
「唱歌」や「童謡」が似合うなあといつも思う…
しみじみと郷愁を誘うけれど「子どもの歌」だけに
どこか明るさが漂うのもいい
どれだけ今の時代「唱歌」を歌える?知ってる?人がいるのか
疑問ではあるけれど…


                                                     

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岩走る白き流れの清しさよ・・わが夏のうた2024

2024-09-05 00:00:15 | 風歌

酷暑・猛暑超えの夏 
地震・大地震の予告・大型異常台風等々…
連日の報道はそれに拍車をかけるが如く
他諸々「外」はどんどん騒がしくなる…

しかし真夏の太陽は輝きを増し
ひかり燦燦!!青い空には真っ白なモクモク雲
人々は外に繰り出し京の街にもあふれんばかり…

祇園祭に大文字…
今も生き続ける京の町衆の心意気がひときわ力を増す
それを感じると身の内に小さな灯りが燈る
年月を経て一入…

自作の梅シロップに赤紫蘇シロップ
ジンジャーシロップも2度
それもすべて飲み終わった…

そんな今年の夏も9月に入りお騒がせ台風を経てほっと一息
でもいつもは8月の半ばを過ぎれば聞こえてくる秋の虫の声も
今年はいまだ聞こえない
そんなこんなのこの夏の始まりからのわが夏のうた(短歌)を…


店先の茅の輪くぐりて水無月を蓬プレーン黒糖きな粉

「お使い物」を買いに出かけた、今や全国的に知名度が上がり
大評判の菓子店の本店には、お庭から店先に向かう入口の門に
大きな「茅の輪」が!ちょっとびっくり…

その後、夏越しの祓の「水無月」は
「ここで買おう」と決めていたこの町の老舗の和菓子屋さんへ
(京都では昔から「6月30日」には水無月を食べて「夏越の祓え」をする
習慣があり、以前は全国的にかと思っていたが「京都を中心に」らしい)
ここの店先にも入口に合わせた小さい「茅の輪」が…
水無月、出来立てらしくとっても美味しそうだったので
今年はプレーンだけでなくいろいろと…
「あんまり美味しいものではない」とずっと思ってたけれど(前にも書いた)
よく味わってみると今回は「どれもなかなかの美味」でした!


水無月のお供はゆかしい加賀棒茶夏越の祓えの祈りをそっと

「はて」水無月に合わせるのはお抹茶?玉露?それとも…と
考えて「水無月だからな」とほうじ茶好きというのもあり
香りも香ばしい「加賀棒茶」に…

思いもかけぬ元日の「大地震」から早や半年が過ぎた
ただただみんなが穏やかな日々が過ごせることを…
より自分を見つめ知らぬ間に身に着けた重い荷物を降ろし
もういらなくなったものを手放していくことを…


風そよぎ真夏の緑が歌い出す光燦燦木漏れ日揺れて

光燦燦、真夏の深き緑がさまざまに…
木漏れ日に映る葉陰が濃く深くいろいろな模様を織り成す
今年は一層目を奪われる!
光が強烈なせい?!
風に揺れるとなおさら…
文字通り美しき夏模様!                     
                 


岩走る白き流れの清しさよ深緑の森に水音高く

飛沫(しぶき)あげ岩肌走る水白く木霊す音が涼を運びて

初めて泊る宿
一晩中近くに沢の音が響いていたので
朝、散歩がてらに見に行ってみた
林の中にゴツゴツした岩の中を
水しぶきを上げながら走る白い流れが…
       
          


故郷の松の青葉に蝉時雨心静かに手を合わす午後

松の青葉の緑が目に沁む
それに降り注ぐような蝉時雨
盂蘭盆会
故郷の墓に心鎮めてただ手を合わす…


これ如何に猛暑酷暑をはるか超え月下美人も開かぬ夏を

長きに渡り我が家の夏を彩る風物詩「月下美人」
今年は6月に一つ芽を付けてそっと一輪咲いて
その後7月に一つ芽を付け蕾を膨らませ
「今夜は開く!」と今か今かと一晩待ったけれど
そのまま開くことなく朝が来た…
後は芽のひとつも付けることなく今に至る
あまりの暑さのせいか…
夜になっても30度近くの気温が下がらぬせいか…
この夏たった1輪😢
多少葉が日焼けにより弱っているけれど
どの鉢も茎も葉もそれなりに元気に伸びているのに…
秋に咲く薫り高く豪奢な月下美人を期待しよう!!

        
                
                          
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香り立つ緑の風の行き交いて・・・わが春のうた2024<2>

2024-07-04 00:00:02 | 風歌

気が付けばもう7月
蒸し蒸し暑い梅雨の真っ只中

肌寒い6月の始まりだったためか例年にも増して激動の気象変化
しかし木々は葉を広げ、花々は美しく咲き季節を歌う

真っ赤なクジャクサボテン、いつもより早い時期に芽をつけたけど
気温の低い日が続いたせいか開いた花は少なく早々に咲き終わった
昨年植え替えたけど成果なく残念…
来年に期待しよう!       
            

今年最初の月下美人1輪
壁際で楚々と育ち6月の終わりに芳香素晴らしく見事に咲いた
(何とナメクジに入られるというアクシデントにもめげず)
あくまでも美しく芳しく・・・
    
   
                   

法事2回、夕食会にランチ会数回等々、5月に次いで何かと慌しかった6月
でも梅シロップや赤紫蘇シロップも作ったし
紅生姜も仕込んだ
夏の準備は万端なんて…

祇園祭も始まった!
本格的な夏を迎える前に春盛りから初夏に向かうわが短歌を…  

若葉萌え風も華やぐ中央道甲斐駒木曽駒残雪清し

萌える若葉の中を走る高速、中央道に入ればなおさら
残雪光る中央アルプスが南アルプスが…
若葉と残雪の峰々のこの時期ならではのコラボはこの上ない…
          
                                                
         
安曇野の風に吹かれて樹々碧くイカルヒヨドリシメと戯る


香り立つ緑の風の行き交いて野鳥(とり)の声響く安曇野の午後

風そよぐ安曇野の林の中、幾多の緑・碧が輝く
いろいろな野鳥の声が響く
時折、飛び交う姿が見え隠れする
「イカルだ!」「シメかしら?!」なんて
野鳥好きにはたまらない時間が過ぎていく
雌の雉をそっと追いかけたりして…

       

                 
                                                                   (この鳥はシジュウガラです)

様々に形を変える雲眺めぼーっとほっこり潤い時間

真っ青な空のもと、心地よい光に包まれ流れる風の音を聞く
青に浮かぶ形を変えゆく白雲を何とはなしにボーっと眺める
身も心も、知らず知らず満たされ潤っていく…


鉢植えのレモンバームにミント五種ステビア混ぜてマイハーブティ

今年は春先からアップルミントやスペアミント、ペパーミント等の
ハーブ類が元気で、久しぶりに「Yさんのハーブティ」のブレンドに
ちょっとやる気が…結構どこでも評判がいいのが嬉しくもあり…

   
            
              
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別の名は響き麗し夢見草・・・わが春のうた2024<1>

2024-04-27 00:00:10 | 風歌

花の季節は足早に走るごとく
もうハナミズキ満開!ピンクも白も美しく見事に咲いている
今年はツツジ類もかなり早い
キリシマツツジがもう満開との声を聞き
2週間近く早いなと思っていたら
毎年はその後に咲くヒラドツツジ白も赤紫もピンクも満開に近い
モッコウバラの勢いも止まらない
パンジーやビオラがまだ美しくいっぱいに咲いているのは嬉しい
越年のガーデンシクラメンが3鉢今も見事に咲いて
毎年何鉢か買うのに今年は買わずじまい

       
                
               

鉢や門扉の所で勝手に芽吹いて育ったタツナミソウも元気元気!
          

寒の戻りのきつかった3月
雨の多い4月…
「花曇り」とはいうけれど今年は気持ちいい青空がとても少ない気がする
晴れても『黄砂」だし…
「一雨ごとに温かく」とはなかなかいかず気温の乱高下激しく
もうすぐ4月も終わりだというのに
例年より「寒い春」がまだ続いている感じ…

桜は遅かったけれど他の花々の開花は他の地域も早いようで
気温は低い感じだけれど「光」が強いのかしら…
青空が乏しいので見栄えは今一つだけれど
早めの「百花繚乱」はとても嬉しい!
周囲の山々は若葉が萌え始めている

早春からの「春の短歌」を…

ジュリアンの桃黄紫鮮やかに冬から春へ元気運びて

外に花が少ない季節、厳しい寒さの中でも色とりどりに
日々色鮮やかに咲くジュリアンの健気な姿に元気をもらう
冬の始まりから春の始まりまで長く可憐に華やかに…


ユーパック開ければ一層香り立つこだわりコーヒー富山ブレンド


香り高いこだわりブレンドのコーヒーはほぼ毎月富山から
ユーパックで届く
無理を言って送ってもらっている
元旦の震災、心配したけど大丈夫だったようでたいでほっとした
ユーパックの外からでもいい香りが…たまらない…


次々とビオラ開きて春を呼ぶ寒の戻りの厳しさの中

「寒の戻り」とはよく言ったもので、暖冬だっただけに
今年の京都は特にきつく感じた
でも花々は3月の声を聞くと一斉に開き始める
其処にはもう春が息づいている…


満開の白木蓮に霙降る冷え込む京の時間が止まる

冷え込みがきついと思ったら「みどれまじりの春の雪が…」
京町屋の庭先の一気に咲いた白木蓮に降りかかる
あまりにも美しい古都の情景に一瞬時が止まる…


別の名は響き麗し夢見草咲くも麗し散るも麗し

桜のまたのは「夢見草」
その言葉の響きも文字も美しく麗しい
満開の桜の木の下でまた散りゆく花びらを愛でながら
夢を見るなんて素敵!いとをかし…ですね!


薄桃の可憐さ香る風鈴草見る見る開きまだ咲き誇る


ぷっくりと姿可愛いカンパニュラりんりん音色聞こえ来るごと


夏の花のイメージの強いピンクのカンパニュラが
早々にお花屋さんに出ていたので買って帰って活けてみた
蕾がいっぱいだったのに次々とどれも見事に開いた
色も形も可憐で可愛い大好きな花…
花一つひとつがいろんな方向を向いて咲く「風鈴草」
もう2,3週間たつのにしっかりと綺麗に咲いている姿が
愛おしくなる…
               
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ほのかなる梅の香りの漂いて・・・わが冬のうた2024<2>

2024-03-03 00:00:51 | 風歌

激動の2024年も早や2か月が過ぎた

1月後半より光は例年より少し早めに明るさをを増して
一足先を進んいる感じで花々の開花は早い

けれど「季節」は小刻みに行きつ戻りつで寒暖の差は激しく
天候の移り変わりの予想もつかない
いろんな面で調整が難しすぎるけれど…

何かにつけて「今まで通り」にはいかない
大きな変化の波が押し寄せ激変・激動へ
「変わり目の時」なのだろう

<逃げる2月>は過ぎてしまったので
取り急ぎ「わが冬のうた(短歌)」<2>を…

ほのかなる梅の香りの漂いてほっと息つく天神の牛

いろんな梅の名所へ友人たちが出かけているらしい声が届く
遅ればせながらやっと出かけた「天神さん」
ここは菅原道真が大宰府へ流される前に立ち寄って
「東風吹かば匂いよこせよ梅の花主なしとて春な忘れそ」
と詠んだところと言われる(意外と知られていない気がする)
梅の香りが辺りに漂う…
撫でられて黒光りしている境内の牛たち
初詣、受験シーズンも一段落して「ほっーと一息」のお顔に見えた


薄桃の満開誇る枝垂れ梅顔を寄せれど匂い無しとは

あまりに美しい枝ぶりも色も見事な満開の梅の木
思わず顔を寄せてみるも「香り」がしない
残念!梅は香りがあってこそ…なのに…


出遅れて紅梅散りし梅園の名残の花も香りもゆかし

今年は梅の開花もこの辺りでは早かった
いろんな品種が植えられた梅園
紅梅をはじめ花は終わりかけている
咲き残った白梅たちのほのかな優しい匂いと
その枝先に残る花々のたたずまいが何ともいいのだ…


雛月の声聞こえども寒戻り白き比良山近江は雪か

「奈良でお水取りが始まると寒の戻りが来る」と
子供のころ毎年のようにおばあちゃんが言っていた
お水取りの本行は3月1日からだがもう行は始まっている
お堂の飾る「椿」を作る「花拵え」の行は既に…
京都市から見える比良山は今日は雪化粧…


満開のクリスマスローズ華やいでひとあし早い春の陽だまり

「頬を打つ風も冷たき二月空光は先へもう春の色 」
と旧作に詠んだごとく光は日々明るさを増している
(今年は雨が多く曇って光の射す日は少ないけれど)
見事に咲いたクリスマスローズが春を運んで来るような…

 
               
   
                               

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風に舞う雪追う子らのはしゃぐ声・・・わが冬のうた2024<1>

2024-01-27 00:00:27 | 風歌
                      「深雪晴れ」


初めての強い冷え込み
この街で初めての雪模様
「寒い」!

玄関にオレンジイエローのチューリップと
柔らかな色とりどりのスイトピー
足元にハーモニー(ピンクの霞草)を活けた。
辺りが優しく華やかに!
一気に暖かな春の気配が漂う!
寒さが一瞬和らぐ感じ…
                                            

早々から大激動・大激変の2024年
コロナ禍の21年から続く籠りの冬が我が家では今年もまだ…

ちょっと嬉しいニュースは
万城目学氏が直木賞に選ばれたことか
このところ全く読んで無かったけれど
一応は「万城目ワールド」のファンだし
6回目ということだし久しぶりに京都が舞台だし…
早速Amazonで受賞作の「八月の御所グラウンド」を注文した
さすがにまだ届かない

冬らしい冬の到来の今、昨年末からの
我が冬のうた(短歌)を


生まれ出るピアノの音にただ浸る「花のワルツ」に心も揺れて

クリスマスピアノコンサート
いつもの芦屋の会員制の音楽サロンでTさんのピアノを聞く
Tさんらしいクリスマプログロム
Steinwayの音が頭に身体に沁み込んでいく
楽しく明るい「くるみ割り人形」
「花のワルツ」でひとりでに身体も心もリズムを刻む…


用なさぬ要らぬ常識思い癖外し生きたい2024

今までの人類の長い歴史の中で、また育ちや生きる道で
知らぬ間に刷り込まれ、身や心(意識)に張り付いてきた
「常識」「価値観」「意識」等々が覆り変わりゆく時代とも…
来たる2024年は自分の中からも
もう必要のなくなったものはどんどん外して外して
より軽やかにシンプルに「行きたい」「生きたい」もの…


揺れ動く大激動の新時代大変革はまず自らと

地球規模でも世界でもわが国でもいろいろと大激変の兆しが見えてきた
自分の内側からもどんどん今まで後生大事に培ってきたまた縛られてきた
物事や価値観等々の見直しを迫られる時期に来ている感じが…
まずは心鎮めて自分の軸をしっかりと…と思う年明けです


ヒューヒューと雪起こしらし風の声明朝(あさ)は一面雪化粧かも

ヒューヒュー、ゴーゴーと風の音が少し聞こえる
戸や窓がガタガタと時々音を鳴らす
雷鳴はまだ聞こえないが雪起こしの風が吹き始めた…


風に舞う雪追う子らのはしゃぐ声天を仰いで高く手伸ばし

めったに雪の降らない(大雪は何年かに一度ぐらい)この街にも
雪が舞い始めた
「寒いよー」と言いながらも舞う雪を手につかもうと動き回って
はしゃぐ小さなの子どもたち
めったとない雪とのふれあいの時…


新雪をサックサックと踏みしめる小さな靴跡歌うがごとく

新雪も霜柱も踏むと独特のいい音がするよね
それに新雪は長靴の足跡がくっきりと模様もきれいに残る
楽しい音と雪に付いた模様に小さな心が弾む
靴の跡から弾んだ心が伝わってくる…

            
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桜並木の秋を行く朝・・・わが秋のうた2023<2>

2023-12-27 00:00:30 | 風歌

冬至を超えクリスマスも過ぎて
2023年の年の瀬ももうすぐそこに

今や「時」は駆け抜けるほど足早に過ぎるけれど
一つひとつ思い起こせば深く豊かな
時の想いと思い出が沁み出してくる
「時」とは不思議なもの

秋から冬に向かう我が短歌を
晩秋の京都、御室「仁和寺」の写真を添えて

                                         

舞い降りる落ち葉も赤く色づいて桜並木の秋を行く朝

春の桜並木は言うに及ばず素晴らしいけれど
秋を告げる様々に赤く色付いた桜紅葉の並木もまた美しい
ことに朝の光の光の中では…


水鏡映す紅葉の揺らめいて今秋の中ただ秋の中

山々の、野の、お庭の紅葉・黄葉の素晴らしさは格別なものだけれど
その見事な紅葉・黄葉が水鏡に映る様はまたえも言えぬ趣きがあり
時を忘れてずっと見つめていたいような気持になる
潤う秋にただ浸る…

          

朝露に光るもみじ葉鮮やかに冷たき風はもう冬の声

今年は「秋はなかった!」という人もあるけれど
真夏が9月までずっと続いた感じで心地よい秋晴れを楽しむ時間は
本当に無かった気がする
変に暑い日はあるけれど急降下の冬日も…
でも目を凝らすと小さな煌びやかな素敵な秋が
其処彼処に息づいている…


生まれ来て歩む道のり出会う人深き命の不思議を思う
                    (誕生日に)
11月が誕生日
年を重ねると自分が思う、自分が感じる自分の実態と
実年齢が合わなくなって来るというかギャップが大きくなる
他の人はどうなのかはわからない
多かれ少なかれそれぞれみんなあるようにも思うけれど…
しかしここまで来て「わかる」こともたくさんある
お陰様の有難さもしみじみ…
「生きる」「生きていく」ということの
深みと重みと不思議を思う




      
                 
                
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青に浮くオレンジ燃える夕空に・・・わが秋のうた<1>

2023-11-03 00:00:42 | 風歌

京都は猛暑の夏がどこまでもと言う感じで
真夏日がずっと続いた9月
30日からの一夜の雨で一気に夏から秋へ
数日ですっかり急展開の秋模様
嘘のようにクーラーからストーブへ
急に来た冷えと寒さが沁みた10月

それでも畦道の真っ赤な彼岸花が長く咲いて
月半ばには金木犀の香りが一気に広がった…
辺りもほんのり色付き始め
オレンジ色に輝く夕空が美しく
日々秋の深まりが…

今では当たり前のような不思議な季節の移り変わり
さて11月は意外と暖かいかも…
夏の名残の秋の短歌を今のうちに…


シーグラス旅の思い出ミニ額に宮古の海の色を想いて

蘇る宮古の旅に思い馳せビーチグラスでモザイク遊び

宮古島で14年前に拾い集めて「想い出箱」に
いつか形にしたいと大切にしまっていたシーグラス
やっと日の目を見て第2弾のモザイクのミニ額創りを…
14年前と今年の春の旅の想いと思い出と
あの大好きな海の色を思い浮かべながら…
         
                     

日めくりに合わせるごとき虫の声秋の香りも漂わぬ間に

あの酷暑が続いている8月終わり頃から
夕方には蜩の声に混ざって秋の虫の音が聞こえるように
「こんなに暑いのに」鳴く虫に愛おしささえ…


漂いてまた漂いてあの浜にビーチグラスの旅想う朝

ビーチグラスのモザイクのミニ額を何気なく見ていると
宮古の海の色とあの波の音が聞こえてくる…
どこからどのように海を漂い波に乗って
時を重ねあの浜辺にたどり着いたのだろう
その旅にちょっと思いを馳せて見る


青に浮くオレンジ燃える夕空にほっと一息虫の音を聞く

暑さの中でも空は日を追うごとに秋の色を増していく
真っ青な空にオレンジ色が徐々に強くなって
見とれるほど美しく輝くひと時!
何処からか虫の音も…


酷暑より一夜の雨で秋模様吹く風ひんやり京の夕暮れ

9月末から1日の大雨で本当に「秋」が来た!
どこも体育大会予定の1日は真夏日予想で「熱中症」の
注意喚起が出ていたのに…
すっかり寒くなってびっくり!
冷やっと、ひんやりのこの時期の
京都らしい風が吹き始めた


過酷なる猛暑の夏も食落ちず秋はことさら喜ばしきか

酷暑を乗り切るには食べられる時に食べねば…と
気が付けば…ちょっとは考えないとね…
秋の誘惑にも…



           
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雲湧きて眩しき白が浮かび立つ・・・わが夏のうた2023

2023-09-08 00:00:16 | 風歌

ブルームーン・スーパームーンを越えて
9月、長月の始まり
しかし暑き夏はまだまだ終わりそうもない

猛暑、酷暑、豪雨、竜巻等々…
もう異常気象とは言わせないとばかりに
それが「通常」「日常」となる気象状況…
まだ見えてないところでも
全てが早い勢いで変わりつつあるような…
ますますそんな感じがするこの夏の日々
しかしこの夏の紺碧に輝く夏空の
突き抜けるような美しさは秀逸だ!

知らず知らずのうちに内なる変化の兆しも…
それは嬉しいコトなのだけれど…
やっとやっと少しずつ
普通の?日常が戻ってきた夏でも…

そんな2023年わが夏の短歌を…

白鷺の中州に10羽集い居り流れ見つめて彫像のごと

流れの速い宇治川の中州にオオサギ、チュウサギ、コサギが
それぞれ川面を見つめている…
アオサギやゴイサギ等も含めてサギ類は長い時間身じろぎもせず
(正にそう見える)獲物を狙っている姿にいつも感心する
「珍しく?!哲学的だ」と評されたけれど
ただ見たままを詠んだだけです


雲湧きて眩しき白が浮かび立つ空の青さが猛暑の救い 
 
外気温計の表示が「40℃」と言うのを人生で今夏初めて見た
いつもにも増して暑い暑い夏…
しかし夏特有の真っ白いモクモク雲が浮かぶ紫紺の空の美しいこと…


雲なびく飛び切り碧い夏空が38度の酷暑の救い
 
毎日「不要の外出は…」とか言われて
実際少し動くと汗だくの日々
それでも青い空を見上げると気持ちが晴れ晴れする
降り注ぐ夏の光は心地よい(一瞬は! )
 
                     

水遣れば飛び跳ね逃げるその姿ハーブ育ちのバッタの奴め

何年か前からどうも家の植木鉢群にショウリョウバッタ?が
住みついてるらしい
ただでさえ植木鉢育ちでひ弱なハーブが食い荒らされるどころか
食い尽くされて枯れてしまう
今年買った6鉢のいろんな種類のバジルがほとんど収穫できず全滅!
数年前種が飛んでかいろんな場所で育っていたレモンバームが枯れた時は
肥料をやったからとか水遣りの問題かとか思っていたが
違ったらしい…バッタの奴め!でも殺せないんだけど…
 

和やかに顔を見合わせ笑い合うただそれだけの普通がいいね

大っぴらにマスク外してお互いの顔を見て話し
顔を見合わせて笑い合うただそれだけの当たり前が
豊かな日常に心和む日々に繋がっているんだとしみじみ…


雲間より光る満月友として走る高速異次元のごと

いつも思っていた「お日さまやお月さんに恵まれている!」と
雲間ではあるけれど「満月」とともに高速を走れるなんて…
夏旅の終わりに大きな素敵なプレゼントをもらったみたい
「満月を友に」走る高速はまるで空に向かって
異次元への道を走っているような…

            

季節知り鳴きだす昆虫(むし)の健気さよ38度の酷暑を越えて

こんな酷暑の中でも8月の終わりになると
宵には秋の虫の声が聞こえてくるように…
澄んだ音色に思わず耳を澄ませる
自然の営みは素晴らしい…自然の生き物たちの…
人間技がこんな過酷さを生み出していると言うのに…
遠く及ばない及ぶはずもない地球の営み…宇宙の力…  

                     
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草香り若き緑の歌響く・・・わが春のうた2023

2023-06-30 00:00:10 | 風歌

6月ももう終わり
京都もすっかり夏の装い
蒸し暑い「京都の夏」がやってきた
今年は少し遅ればせて

今年は春の初めからいろいろな花々は
桜をはじめ毎年よりどんどん早く咲いていくけれど
3年ぶりに「グリーンシャドー」が咲いた!
名前を忘れたちょっと変わった額紫陽花も…
「グーンシャドー」は真青に回りが白だったのに
青紫や赤紫に…植え替えた土や肥料がアルカリ性だったのだろう?!
額紫陽花も同様でこちらは2年ぶり…
でもまた変わった味わいがあり咲いてくれたことがとても嬉しい

旅が多かったわりになかなか春らしい短歌も
短歌自体も何故か詠めなかったこの春
不作ながら一応6月のうちに
わが春のうた(短歌)を少し…


花も葉も箱根ウツギの元気さよ見る見る育つ茎も木のごと

1昨年、お隣から「一番好きな花だから!」と
鉢植えの箱根ウツギを頂いた
楚々として香りもあり色が白からエンジに変わっていく様子もいい
昨年は花も少なかったけれど「鉢植えなのにどうして?!」と
思うくらいどんどん大きくなって太い茎が何本か幹のように…
葉も良く茂り花もどんどん咲いて「お見事!」「すごいね!」


草香り若き緑の歌響く満ちる息吹に深く息吸う

若葉の緑の多様さ、清々しい美しさにはいつも心打たれる
その柔らかく優しい翠が何とも言えず愛おしい

        
       <京都・貴船>             <京都・大原>

近頃はトンと見かけぬ鯉のぼり変わり行く世よまたそれも良し

少子化故も勿論だけれどやコロナ禍もやっぱり世の流れもあるよね…
「見かけない」のは寂しい気もするけれどまたそれもいいかも…


幾年もツバメの子育て見守りし日々が恋しき初夏の夕暮れ

毎年春になるとやって来てお隣のガレージで巣を作り卵を産んで
子ツバメを育てるツバメたちを見てきた
(お隣はフンを落とされ大変だったが)
カラスに巣や卵をやられたり子ツバメを落とされたり
それでも親ツバメが頑張ってご近所の人の手も借り
4年ぶりの巣立ちや旅立ちを見送くることができた
(2020・8ブログ「4年ぶりのツバメの話」)
あらから3年、お隣のガレージがリフォームされツバメは来なくなった
日課のように1日に数回巣を覗き、餌を食べる様子を見、
日に日にしっかりと育ちゆく子ツバメを見守っていた日々が
この時期になると懐かしく恋しい


真夜中の差し込む光に誘われて窓辺に仰ぐ月清らかに


時に家人のアトリエに真夜中、光が差し込んでいるのに気づく
満月に近い月の良い夜…
きっと天頂に上った月の光が煌々と差し込んでいるのだろうと
ついつい窓辺から時に窓を開けてしばし月を仰ぐ
静かな良い時が過ぎていく


                 
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