☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

京つれづれ・・・秋の匂い

2024-10-08 00:00:58 | 徒然

10月に入ってやっとやっとちょっと涼風が…
彼岸花も2週間遅れで赤く揺れ
今まで芽さえ付けなかった月下美人が十数個一斉に芽を出した

京都市の北の方では若い銀杏の枝が少し色付き
欅並木も薄っすらと…
京都にもやっとやっと秋の匂いがかすかに漂い始めた

11月1日からの家人の秋の京都の展覧会に向けて「便り」を書いたり
案内状を出したり事務的な準備も始まっている

少し涼しくなってきた9月の終わり
懸案になっていた近くの友人を伴って
「森の京都」に住む古い友人の陶芸家のお宅や
元NASAのエンジニアのアメリカ人で手作りのボートハウスを
建てて住んでいるご夫妻を訪ねて
ランチやディナーをご馳走になったりした

      
             

知り合いの能管奏者とパーカッションとダンスのコラボコンサートに
少しご縁のある古刹の塔頭に出かけた…
秋がほんの少し息づいていた

    
             

友人の「現代の茶室」的多目的スペースの創立30周年記念の
コンサートに招かれた
30周年記念に作られた4人の作家による二曲一双の大きな金屏風
(4扇のうち1扇を家人が担当)の完成形を見ることができた
4扇がそろって美しく仕上げられた金屏風はしっとりと落ち着いて見事だった

このスペースの杮落とし的コンサートをされ、それ以前から
ご家族ともどもお付き合いのあった今回の主役の音楽家さんの
そのコンサートに来たのがオーナーさんとのそもそもの出会いであり
長いお付き合いの始まりだった…
2人ともまだ20代だったなあ等々とコンサートを聞きながら
(木琴、バロックフルート、ピアノ)
長い日々や遠い日々や時の移ろいに思いを馳せていた…
本当にお久しぶりの方々にお会いして近況を聞いたり等々
旧交を温める機会にもなった

展覧会のご案内方々親しい方々とランチ会をしたりと
少しずつ毎年の秋らしい動きが始まっている…

そんな中で信州に住む文明アナリストで文筆家のAさんの訃報が…
突然死というか急死だという
3日前までしっかりYouTubeで話していたのに…
内容はほとんど聞いてなったんだけど(ごめんなさい)
顔や様子だけは時々覗いていた
このところかなり痩せて心配はしていた
定期的に掛かって来ていた電話がこのところは途絶えていたな…

2年前の夏にブログにも書いた信州のサンクゼールの丘で
食事しながら話したのが最後になってしまった…
「いつでもまた会える」って思っていたのに
「そろそろ会いに行こうかな」とも思っていたのに

秋の香りが漂い始めた中でいろいろいろいろ考えさせられる
「秋の訪れ」にもなっている…

赤く沈みゆく夕日が沁みる…

      
             
              
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紫陽花に想いをのせて<2024>

2024-06-23 00:00:39 | 徒然

今年は鉢植えながらいろんな種類の紫陽花が見事に咲いた
それだけで家の前は晴れやかに「優しい気」が満ちて
眺めているだけで日々豊かな気持ちになる
花好きなご近所の皆さんとも話が弾む…

ちょっと全体的に小ぶりなのはお隣から頂いて
鉢植えなのに何故か大木?!に育って先に
いっぱい花を咲かせてくれた「箱根ウツギ」に
押され気味?!だったのかも…

「ホップコーン(おたふく)アジサイ」
可愛い濃いピンクに、これは大輪に…
昨年、お向かいからもらって挿し木をしたけれどすべて失敗して
挿し木名人のご近所さんから、根付いたのを頂いて少し大きな鉢に植えた
皆さんびっくりされるくらい美しく見事に咲いてとっても嬉しい!!

     

「墨田の花火」
3輪だけ大きく咲いた
長年、毎年手毬化もしてたくさん咲いてくれていたけど…
咲かない鉢もありちょっと寂しくなってきた
またもう少し手をかければよく咲いてくれるだろうか

              

「グリーンシャドウ」
買ったときは見事な濃いブルーだったのが、植え替えて昨年やっと花開いたと
思ったら濃い赤紫になっていた
今年はもっとアルカリ化して綺麗な濃いピンクに…
これが時間がたつと白い縁がだんだん広がり
全体が白っぽくなってほんのり緑がかっていく
   
       

「万華鏡」

               

昨年は瀕死の状態で咲かなかった
鉢替えをして葉も元気に育って2輪咲いた!
今一番人気の品種だという
展覧会で頂いてからもう6年
また美しく咲いて幸せ!
    
 

名前を忘れたちょっと変わった「西洋アジサイ」
こちらもアルカリ化して濃いエンジに…
小ぶりながらたくさん花をつけてくれた

「紫陽花は小さな花が手をつなぎ優しいうたを歌ってる」

この季節、街にはいろんな種類の美しい紫陽花がそこかしこに!
紫陽花は「強さを秘めた優しい花」!
見ているだけで心が和み
顔が自然と緩んでくる
紫陽花を見ている人は、知らず知らずに
きっとみんな優しい表情になっているんだろう

紫陽花の美しい季節の中で
自然な優しい笑顔が広がっていくといいな…

         
                                                      
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春が来た!

2024-04-07 00:00:10 | 徒然

まだ暗い早朝と夕方近く毎日
イソヒヨドリの「ピーヒョロロロ」と
さえずるいい声が聞こえてくる

遅ればせの春がやっと!
桜の開花の声を聞いたと思ったらもう満開…
あちらこちらから「桜だより」が届く
近隣を車で巡って見ると桜さくら…
ソメイヨシノを中心に幾種もの桜さくらが咲き誇る
西山も彼方此方にピンクピンク!
今まさに「桜の国!」
菜の花の黄色が美しい
柳の独特の黄緑、イチョウ等々
木々の若葉がもう萌え始めて柔らかい碧が綺麗だ
 
花器や花瓶に活けた薔薇やチューリップ
カンパニュラが一気に開く
玄関前も春爛漫
一斉に花々が開いて春を歌う
               
お正月に向けて植えた葉牡丹も大きく伸びて
「菜の花」が開き始めた
隣町が葉牡丹の品種改良の先端地らしいので
毎年いろいろな種類の葉牡丹を植えてみることができて嬉しい
伸びてもそれなりに美しいのがいい
            

季節の花を眺めながら辺りを歩くだけで
何と言うことはないのだけれど
何故か柔らかいほんのりと優しい気分になるのは
「春」の素敵なとこなのだろう
この辺りのO川の河岸の土手は珍しい「白花タンポポ」の群生地だと
以前から思っていたが(誰からも聞いたことはない)
度重なる整備でどうかなと思っていたけれど健在で安心した

               
                                                   
川沿いの桜のピンクとからし菜の黄色が見事なコラボを見せる
季節になると淀川から大きな鯉が産卵のためにO川に上り始める
まだ魚影は見えないがバシャっという大きな音が聞こえたので
数は少ないがもう鯉は上り始めているのだろう

       
                 

またすっかり町に馴染んだイソヒヨドリのいい声が聞こえてくる
声ばかりでなかなか姿は見せてくれないけれど…
この前高い建物の鉄塔の上で思いっきりさえずっている
ところを見つけた
しばらくして飛び去って行く姿も…
「春」!オスとメスも啼くという
イソヒヨドリも恋の季節なのだ…

   

              

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京つれづれ・・・渡る風は秋の色

2022-09-29 00:00:53 | 徒然

彼岸花の「赤」が目に染む季節
吹きすぎる風に秋の香りを感じる
別名「曼殊沙華」は仏教では「天界の花」を指すとか
各種の萩の花も咲き始めた

2週間余り前
知人の展覧会が開かれている「法然院」へ
見終わってお庭を少し散策
京都市街とは数度違うと言われるだけに
涼しい!!
鮮やかな緑がとても綺麗だ
心和らぐ風情が嬉しい
大きな黒揚羽がゆったりと舞いながらついて来てくれた

19年の台風禍から見事に蘇ったお庭
(山手はまだ難しい所もあるようだが)
多くの人たちのご奉仕の成果も十分に伺える
四季折々美しく時にはオコジョやヤマネも訪れるところ

手水鉢のお花が見事で綺麗なお花と葉っぱから
流れ出る清水が何か特別なもののように感じる
近頃はいろいろな寺社が「コロナ禍の癒し」とかで
「花手水」(はなちょうず)を始めるところが多いとか
法然院さんはずっと以前から
清楚で品ある美しい「花手水」をされていて
「いいな!」「素敵だな!」と思っていた

コンサートや展覧会、展示会他等々
長きに渡って幾度となく訪れている法然院…
お庭を巡って山際に立たれている「仏さま」が
「見るだけで思わず手を合わせたくなるような
美しいお顔をされている」ことに初めて気が付いた
そのお姿を改めてゆっくり拝見して
幸せな気持ちになった

このところ「見ているようで見えていない」
意識を向けなければ「気が付かない」「気付くことができない」
ことに「気が付く」ことが多い
やっと「気付けるようになった」のかも…
                   

新聞や雑誌等でも評判の高い旧知のマリンバ・木琴奏者
Tさんの新刊のエッセイ集を読んでいて
整備されてから「行きたい」と思いながら「まだ行けていない」
青蓮院門跡・「青龍殿」大舞台のことを思い出した
(青蓮院の奥さまは長きに渡ってTさんのマリンバの生徒さんとか)

法然院から将軍塚の青龍殿へ向かう
ここにはかなり前、 桜の頃「夜桜」を見に来て広いお庭を巡ったこと
将軍塚の展望台(コンクリート)から京の夜景を眺めたことがある
車を止めて向かう道にはいろんな猫たちがゆっくり休んでいたり
寝転がったり歩いたりしている
此処にも黒揚羽が舞っていた

まず本殿のご本尊に参拝してから青龍殿へ…
広い!まさに「大舞台」!空が綺麗だ!
誰もいない!清々しい気が流れている!
気持ちいい!素晴らしい眺め!
京都市街その周辺一望!
言葉もなく静かな快い時が流れる…

もう一つのもとからあったの展望台にも行って見る
ここからの眺めもいい!
「あの都会のビル群は何処?」「大阪?!」
「ここから大阪が見えるはずないだろ!」「高槻か枚方かな」
「高槻も枚方も大阪ですよ!」
「でも絶対あのビル群は大都会!」
「じゃあ、あれは方向から見てあべのハルカス?!」
いつもは多分見えないだろう遥か遠方も今日は見えてる感じ…
結局良く解らないままだけれど
気持ちよく広がる空と広々とした景色に大満足!

回遊式?!のお庭もめぐってみた
苔生すお庭の桜の緑も青紅葉も木漏れ日も美しい
以前来た時より随分整備がされてる感じで
何処も綺麗に手入れが行き届いて心地いい
ベンチに座って一休み…

秋の初めの京つれづれ
京の都にも秋色の風が吹き始めた…

     一望の京の都に風渡る青龍殿の清々しさよ

              






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春よ来い

2022-03-06 00:01:00 | 徒然

弥生三月
陽の光空の青さが輝きを増す
ミニ雛に合わせて活けた桜が次々開いて美しい

3月の声をきくと服たちや帽子、アクセサリーたちも
春色に衣替えしたくなる
まだまだ寒さは残っているけど…

もう東大寺のお水取りの本行が始まっている
連夜のお松明も…
準備から昨年同様の厳戒態勢の中で行われている
この3月で管長を退任されるS師も籠られていない
総責任者として気を張り詰めておられることだろう
本当に残念だが今年もご意向を受けて参拝は遠慮することにした
無事な満願をお祈りしよう


世界世情はますます混迷を増している

二極化と言うけれど
(ひとつの極はほんの小さなものにしか思えないが)
何に関しても本当のことは何が何だかと言う中で
自分の感性で物事を見極めるしかないし
そのことが今問われているとも思う

1、2月は気分がそう落ちている訳ではないのに
何故か外に出る気がしなくて元日に初詣に出かけたほか
買い物に出るぐらいで家に籠っていた
こんなことは初めてだ
今(の時期)だから許されることなんだけれど
かと言って内に入ることもそうできなかったけれど…

先日今や10数万人のフォロワーを持つインフルエンサーとしても
活躍中の旧知の占星術者のMAさんと文明アナリストのAさんの
(こちらもMAさんに勧められて始めて2万人)
コラボしているYouTubeを見た
二人とも多くの情報ルートを生かした独自の切り口での
世界情勢の見方や世情分析等々が共通する所だ

MAさんは初めてお会いした時から
普通にお話していても
「いい声」と「滑らかな語り口」が見事で
すごいなと思ったものだ
「商売ですから」と返されていたけれど…

二人はもう40年の付き合いと言う
我々ともかれこれ30年近いお付き合いになる
出会いの話からMAさんが志を持って資産をなげうって
始められた「国際短歌大会」のことや
蓼科の森の深くで深夜まで行った妖精茶会の不思議な話
数々の方々との出会いの話等々
MAさんには蓼科でも東京でもお世話にもなり
Aさんは京都に来て住んでいた期間も長かったので
かなり親しいお付き合いが長く続いていた
ご一緒したことも多く懐かしいお話が満載で面白かった
その間お二人の人生もともに見てきた感もある

連絡しようかと思っていたらAさんから電話があった
この頃はお二人のYouTubeもあんまり見ていないけれど
最近の「ロシア問題」に関しては二人とも一般的に報道されて
いることとはかなり違った見方をしている…

「春ーよ来い」「はーやく来い」
今年は「寒の戻り」と言うよりもずーっと寒くて冷える感じだが
つがいで泳ぐ鴨たちや梅の木に集まるメジロや他の野鳥たち
一斉に咲き始めた花ばなは一足先に春に向かっているようだ

花ばなの健気な美しさそのたおやかさ
その豊かな魔法に見習って
自分軸の在り方をより学んで
新しい春を呼びたいものだ
   
 
                             

                                 

          
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マジックアワー・・・魔法の時間?!

2021-10-08 00:00:09 | 徒然

辺りは秋の装いが少しずつ進んでいく
しかし10月とも思えない蒸し暑さが続く
9月は思いがけず過ごしやすかったので良しとしよう

9月の終わりに6輪の月下美人が一斉に開いた
花の豪華さは勿論のこと6輪開くと香りもひとしお
この香りごと届けることができたらといつも思う

「秋は夕暮れ!」
このところ夕焼けが本当に美しい
つい写真も撮りたくなるため息もの…

特にこの季節の日の入り前と日の出前の10分ほど
空の碧の美しさ透明感が増し紅色が溶け込んでくる
マジックアワー

数年前家人の油彩画に「魔法の時間」と名付けた
(稀に名付け親を頼まれることがある)
西洋風の何故か懐かしさがよぎる街角風景
夕暮れ前の何か不思議さの漂う感じに
「マジックアワー」から頂いて「魔法の時間」とした

その絵は秋の展覧会で評判となり
いまだに忘れられないという人もいる
ところが「魔法の時間」からマジックアワーを
連想する人は誰もいず…

「魔法」という言葉から見る人ひとり一人に
それぞれの物語を想起させたらしい
それはそれでとってもいい感じなので全く
「マジックアワー」のことは言い出す機会もなく今に至っている
 
      

自宅3階から写メを撮っていて思い出した
春先に少し身を乗り出すとかなりはっきり見えていた「愛宕山」が
知らぬ間に建物の陰に隠れ頭しか見えなくなったことに気が付いた
ちょっと悲しくて短歌にしたこと…

京都で一番高い山「愛宕山」
京都人にとっては信仰の山
昔は京都のどこの家のお勝手にも
「火の用心」の愛宕山のお札が貼られていた

家を建て替えて窓から「愛宕山」が見えると
気が付いた時はちょっと嬉しかった!
恥ずかしながら立て替えてから
だいぶ時間がたってからだったけど…

何とか特徴的な頂きが見えるだけでも有難いと思うことにしよう
夕映えの空にかすかに浮かび上がる愛宕山のシルエットも美しい…
「わかるかな?」の感じだけれど・・・
            
          
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春風景

2021-04-08 00:00:02 | 徒然
 
春の雨で3月に咲き誇った桜は散り
今年は1か月も足早の春が過ぎていく

ツツジやサツキも咲き始め
昨年お隣から株分けしてもらった君子蘭が満開
サクラソウもスノーボールも満開
ライラックももうすぐ満開

また吹き始めたコロナの嵐
等々
何が本当なんだか
何がどうなっているのかどうなっていくのか
見通しさえもつかないまま世情は進む

こんな日々の中で
あらためて日常の丁寧な暮らしの大事さを思う

何気なく続く他者とのお付き合いの中から
思わぬ気遣いや優しさをもらったり
細やかな感謝の気持ちを伝えられたりして
心が温かくなったりしみじみ嬉しかったりする

昨年は巣ごもりで過ぎていった桜の季節
今年は少しは早い春の息吹に触れたいものだと
近くのO川沿いを歩いたり
嵐山に出かけたり
宇治の大吉山(仏徳山)の展望台まで登ったりした

桜とからし菜が見事なコラボを見せる河畔の道
O川には淀川から鯉が産卵のためたくさん登ってきて
バシャッバシャッと大きな水音を立て
びっくりするほどデッカイ魚体を蠢かせている
今年は少しこちらも早い気がする

たくさんの鴨類、つがい鴨が目立つ
中サギ、コサギ、、アオサギがおっとりした姿から獲物を狙う
チュウサギの後ろ姿に
「後姿のしぐれてゆくか」の山頭火の句が浮かんだが
可愛い姿のチュウサギはしぐれてはいないけれど
セグロセキレイが飛び交う
スズメやハシブトカラスが騒がしい
ボランティアさんによって常に整備されている花盛りの公園
見事に咲き競う花たちが元気だ

京都市街はどこも結構な人出だ
嵐山も早春の穏やかやな風情からすぐに春真っ盛りへ
保津川(渡月橋を越えれば桂川)の
水の流れやきらめきが美しく
辺りのえも言えぬ柔らかな春風情が心地よい                 

宇治の大吉山
野鳥の声が響く
桜と新緑と木漏れ日がきれいだ
山ツツジも咲いている
吹きすぎる風も気持ちよく強い陽射しでも汗もかかない
目の前に初お目見えのモンキチョウ
「停まってくれたら写真撮れるのにあ」と言ったら停まってくれた
この前はモンシロチョウも羽根を開いて撮らせてくれた
展望台からは優しく霞む宇治の街がきれいに見えた

               
            
                  


もう少し春に煌めく自然と触れ合いたい

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春の息吹とSessionライブ

2021-03-20 00:00:52 | 徒然

光はもうすっかり春
明るさとキラキラ度が増して
京都もいつもより2週間も早く桜の開花宣言が
肌寒さはまだまだ残っているけれど

少し車で走ればハクモクレンが満開
早咲きの桜も満開
クリスマスローズも可憐に其処彼処で咲いている
今年は特に美しい感じがする

「春を呼ぶ」東大寺の修二会も無事に満願を迎え
いよいよ「光の春」へ

5月に予定していた昨年繰り越しの家人のアーカイブ展は
思い切って取りやめることにした
今「過去に向かう」ことは時の流れに合わない気がして…
それらの作品たちはまたいろんな機会に見て頂けるだろう

4月に面白いライブ⁈をする
昨年秋の記念展での会場で作品のからのエナジーを受けて
ピアノで即興演奏をして下さったMさん(YouTubeでも発信)

その後「光の中へ」展からの3点の油彩を
楽譜代わりに45分のピアノ即興演奏
(美しい見事な出来だった)
スタジオ録音一発OK!CD化へ
トントン拍子に話が進んだ
(この時期に自分の足跡を刻む何かがしたいと
何をするか決まらないままスタジオ予約をしていたらしい)

申し出を受けて勿論全面協力することに…
素敵な録音スタジオにも3点の油彩とともに付き添った
美しい虹が出向かえてくれた比良山と琵琶湖が見える素敵なスタジオ
オーナーのお母様が絵描きさんだとは聞いてはいたが
帰り際に紹介された方は何と古い知り合いだったと言うおまけもついた

「ピアノライブ&Session」
Mさんによる家人の油彩作品を楽譜代わりにピアノ即興
ピアノ即興と家人のアートパフォーマンスのSession
Mさん夫妻による参加者を巻き込んだリラクゼーションミュージックタイム
という3部構成
いわゆるレコ発ライブだが「らしいかたち」を模索した
この時期、限られた少人数で
どうなるのか予測不能な実験ライブ
家人は全く新しいパフォーマンスを考え中

宇治の懇意のお店に行ったら
早咲きの美しい桜が満開で桜吹雪が舞っていた
一足早い春爛漫!
岩根絞り椿も満開でここの椿は特別に美しい
「綺麗!」を連発していたら
「いつ落ちるかわからないけど」と少し手折って下さった

Mさん宅に咲いたクリスマスローズと
岩根絞椿がリビングを飾る
春の息吹と輝く花たちは
優しい「幸せ」のエナジーを運んでくれる


      


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2年ぶりのウシの話・・・2度目の奇跡?!

2020-09-16 00:02:00 | 徒然

信州夏旅3日目
雨境峠の公園で蓼科山を見ながらゆっくりした後
第2蓼科牧場に立ち寄った
恒例のアイスクリームを食べながら家人と
「やっぱりあれは奇跡だったんだね!」と話していた

1昨年夏、2,3キロはあるこの牧場の端の方で
少し離れたところで草を食んだり休んでいた牛たちの中の1頭(18号)に
「こっちにおいで」と家人が声を出して何回か呼びかけていた
わたしも気に入った2頭に心の中で声をかけた
牛たちとは2、30メートルは離れていた

どうしたことかその3頭が立ち上がって我々の方に向かってまず動き出し
見える範囲にいた牛たちもすべてが立ち上がって地響きを立てて歩き始め
私たちの前に3頭を中心に柵に向かって1列に並んだのだ
あまりのことにびっくり仰天してしまって
3頭の写真を撮るのが精いっぱいだった
(信州夏旅2018…「動物の不思議」篇「牛が来た!」)

その後牧場に来た時2、3回は試しに牛たちを呼んで見たが
別に言うほどのことは何も起こらなかった

そして夏のその日
柵から30メートルほど離れた1つの場所に
牛たちが遠くからかなり急いで集まってきている
わたしは「何をしてるんだろう」と柵の近くに立って見ていた
はじめは餌をやっている人でもいるのかと思っていたが人はいない
塩でも舐める場所があるのかな…

大きな白黒のがっちりした牛に
「エネルギー交換しよう!」「こっちにおいで!」
と心の中で呼びかけて見た
あと2頭、黒い斑点?がある牛と小柄な黒に白の牛に…

斑点のある牛がこっちを見てスーッと何かが通じた気がした
「来るよ!」「来る!」
少し離れたベンチでアイスクリームを食べている家人に声をかけた

思う間に3頭がゆっくり立ちあがってこちらに向かって動き始めた
30頭あまりの他の牛たちも次々と立ち上がり動き出した…

かなり距離があるので
1頭ずつ順番に後を追うような形で歩いてくる
                 

傍目には全く分からなかったと思うけれど
心のうちはもうドキドキワクワクの興奮状態
信じられない大きな驚きと嬉しさもいり混じって…
「2度目の奇跡が起こってる?!」

遠くからまず3頭が順番にやってくる
大きな牛は3メートル近くまで来て何と放尿し始めた
「ちょっとどうなの!」
「前にもたしか1頭いたな」呼んだ牛たちではなかったけれど…
「こっちまで来なくていいよ…」「そこにいていいよ…」

斑点の牛と小柄な牛が他の牛もつれてどんどん近づいてくる
小柄な牛には耳に「60」の札がついてるのが遠目で見えた
「60号だね!」
斑点の牛も60号もこっちをしっかり見てる
「あっ!写真、写真!」「せめて写真撮ってあげなくちゃ…」

1昨年は我々の近くにいた人たちは10人ばかり少なかった
「家人が声を出して牛を呼んで牛たちが来た!」ことで
それぞれが叫び声をあげてびっくりしてはいたけれど…

今回は観光客が結構たくさん
牛が近づいてくる時は「近くで見る牛ってこんなに大きかったんだ」
とか落ち着いていたけれど
全頭がどんどん自分たちの方に向かって来ると
「何で来るんだ!」「すごい!すごい!!」「何が起こったんだ!」
「何だ!」「何だ!」とちょっとした騒ぎになった

私が呼んだからよ…なんて心の中では言ってみたけれど

牛たちが来てくれたことが嬉しくて
「来てくれてありがとう!」と思わず声に出して言ってしまった

するとあちこちから
「こっちに来てくれてありがとう!」「ありがとう!」
「写真撮らせてくれてありがとう!」「来てくれて嬉しい!」等々
の声が聞こえてきたのは今回のちょっと嬉しいできごと

柵の向こうには鉄条網もあるというのに60号はどんどん近づいてくる
牛たちの様子をずっと見ていた家人は
「60号と一緒に写真撮るから後ろを向いて…」

肩先に顔を近付けて来るのが分かる
「ちょっと怖いかも…」「大丈夫、大丈夫!」

近くにいた御婦人が興奮して話かけて来た
「あなた後ろ向いてだから分からなかったかもしれないけど
 あの牛、あなたに顔くっつけそうでしたよ」
「60号わたしが呼んだから…」
全く訳の分からないことを答えていた

60号家人とも一緒に写真をとった
家人にもなついてくる感じ…

1昨年もそうだったけれど牛たちは動こうとしない
鉄条網もものともせず特に60号は一生懸命こっちに顔を出してくる
しばらく見ていて立ち去ることにした

前回はせっかく牛たちが来てくれたのに
何にもしてあげられなくて心もとなかったけれど
今回は「エネルギー交換ができた」から心残りは無かった
どっと疲れた感はあるが

暫くして向こうを見ると遠目に観光客たちがぱらぱらと
その場を離れて行ってるのが見えた
牛たちももう戻っていったのだろう

何ともの不思議観がいっぱい残るけどちょっと嬉しい



                




                    
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4年ぶりのツバメの話

2020-08-28 00:13:00 | 徒然

7月に入って
4年ぶりにお隣のガレージに
ツバメが戻ってきているのに気が付いた

巣作りをして卵を産んではカラスにやられ…
ということが繰り返えされてお隣での子育てを断念したのか
ここ3年ツバメの成長を真直で見ることはできなかった

ちょっと寂しかった

今年は春の終わりに小さな巣が綺麗に造れているなとは
思っていたのだがこの時期になって
「卵を産んで育てている」なんて全く気が付かなかった

そう言えば気づく前日ガレージに藁やごみのようなものが
落ちているのが気にはなってはいたのだが…

夕方、高くかしましい声が響いてきたので
「もしかして?!」とお隣のガレージの巣を覗きに行ったら
何とツバメの雛が<多分>3羽!!
何ともびっくり!!

様子を見ていると親ツバメが餌を運んできて
順番に雛に餌をやる姿を真直で見せてくれた
不思議なことに威嚇も逃げもせず

毎日何回か巣を見に行くのが日課になった…

何日か後、巣から親ツバメが飛び立ち
それと一緒にまだモケモケの産毛が付いた子ツバメが飛び出して前の道路に…

モケモケの子ツバメは飛び出してみたものの
自力ではなかなか飛べない様子
ヨチヨチ歩いて広い道路の真ん中で立ち往生

親ツバメらしきツバメたち1羽2羽と入れ替わり立ち代わり
子ツバメのそばに行っていたが
子ツバメは少し動てもそこで立ち往生…
何回か試みた後親ツバメらしきツバメたちは
何処かへ飛んで行ってしまった

ずっとその様子を見ている私は
ハラハラドキドキ
気が気ではない
住宅地とは言え車が良く通る広い道路
私がウロウロしているので
通る車は子ツバメに気づいて
避けて徐行してくれるが…

だんだん日暮れが近づいてくる
ほっておけず家人がそうっと抱いてガレージまで運んだ
その後見に行ったらその場からいなくなっていたので
何とか巣に戻ったのだろうとほっとした
   
          


後で聞くとお向かいのご主人が見かねて脚立で
巣に戻してあげたらしい
「もう2回巣に戻してやりました…」

「ツバメが巣を作る街は優しい街」というようなことが
最近届いた野鳥の会の会報に書いてあったけれど
「ツバメ見守り隊」の仲間がいることが心強かった

1日2日ほどたった朝
子ツバメが低空飛行で飛んでいた
まだしっかりは飛べない様子だが
モケモケの産毛は無くなりすっかりきれいに可愛くなっていた
もう自力で巣に戻れそうで一安心
可愛い姿を撮らせてくれた

8月に入った
もう巣立ちは真直だろう

信州夏旅に向かう朝
「きっと帰ってきたらもう旅立っているよね」と
お別れにがレージの巣を見に行った
いつもはしっかり3羽の姿が確認できずみんな元気に育ってるのか心配もしていたが
この朝は3羽が揃って元気な姿を見せてくれた

信州行きの車の中で家人がお気に入りの
「夏休みこども科学相談室」を聞いていたら
「ツバメの子殺し「」の話が…
「親ツバメが子ツバメを巣から落として5羽死んでいるのを見たんですが
 何でそんなことをするんですか?」という質問
子を落としたのは親ツバメではなく別のオスのツバメ
「巣」を乗っ取りあわよくばメスツバメも横取りして
前に生まれた自分の子ではない子ツバメを巣から落として殺してしまう
という何とも自然界の厳しくも怖い話…

ツバメのことは科学的には分かってないことも多いとも聞くが
私なんて以前から「巣」には2羽だけでなく
他のツバメもよく来ているところを見かけていたので
「ツバメは協力して子育てしてるんじゃないか」
と思ったりしていたのに(あまかったか…悲しい)

ひょっとしてこの前の出来事も乗っ取りツバメの仕業?!
敵はカラスだけではなかったんだと思うと切なかった…

信州の旅から帰った夜「巣」を見に行ったがツバメはいなかった
「やっぱり訓練期間も終えてもう旅だったんだね!」

あくる日の夕方
表から甲高いちょっと変わった鳥の鳴き声がする
テレビの音や冷房で家は閉め切っているのに
聞こえてきた
わたしは表へ飛び出した

家の前の電線に子ツバメが1羽
こちらを向いて体全体を震わすように思い切りさえずっっている
結構長い時間見ていたがさえずりをやめない
家人を呼んで二人でしばし見ていた

心配になるくらい大きな声で鳴き続ける子ツバメに「お別れ」を言って家に入った
すぐあと声は聞こえなくなった

子ツバメ1羽はぐれて親ツバメを呼んでいたのかもしれない
でも私にはあの子ツバメが「旅立ちの挨拶」に
来てくれたような気がしてならなかった
その日から近辺でツバメの姿は見かけていない

  
            







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