穏やかな年明け
昨年は京都は元旦からけっこうな雪が降ってたことなんて
すっかり忘れていた
10日を過ぎて日に日に朝の光が明るくなってくる
光がさすと心がはずみ、暗くなると気持ちが何故か落ちる
20代半ばまでは誕生月の11月や12月、1月と「暗っぽい」冬の装いが
なんだか落ち着いてちょっと秘密めく感じで好きだったのに
今は明るい光が何より
風は冷たくても光が春に導いていく
冬には冬の喜びや楽しみがもっと広がればいいけれど・・・
わが冬のうた(短歌)1
小ホールピアノの調べ満ち満ちてバッハのフーガ内へと響く
「古えに想いをはせて」と題するバロックの作曲家を集めた
超絶技巧のピアノコンサート
内へ内へと沁みる沁みる・・・
バッハは、ましてフーガは・・・
ほっこりと柚子を浮かべて冬至風呂満ちる香りに今年が過ぎる
何とも言えない柚子の香り
何はともあれ、ほっこりと冬至の今宵、湯につかれる幸せ・・・
怒涛の1年が過ぎていく・・・
関わって下さった、下さっている全ての方々に感謝!
大いなる流れに感謝、感謝!
掛け声も「ヨイショ!」「ヨイショ!」と華やいで十五年目の「餅つき」の音
W先生やダンスカンパニーDのプロダンサーの皆さんとの
恒例の年の瀬「餅つき」も15年目を迎える(多分)
初めての時は何と「臼」が「鍋」だったんだよ!(臼の代わりに鍋で餅つき)
杵はW先生作の月のウサギが持っているような杵
それで見事な餅がつき上がった時は本当にビックリした・・・
その後家人が何とか石臼を手配して杵も
振り上げるものなり今に至る
掛け声も所作も美しく華やいで・・・
柔らかき杵音響く年の暮れ丸めた餅もみな美人顔
ダンスコンサートのごとくタイムテーブルによって
全てが段取り良く流れていくのは毎年のこと
今では返し手の手水の打ち方も餅の丸め方も随分手馴れたものに
リズム良い杵の音が心地よく響く穏やかな年の瀬・・・
うちたてのお餅をおろし、納豆、餡、黄粉等で
頂くのもまた格別!
霜柱ザクザクザクっと踏みしめて白き息吐く冬晴れの朝
思わず手にはーっと息を吹きかけたくなるような寒い朝
霜柱が立っているとつい踏んでみたくなる
霜柱を踏む音って何かいい・・・
河川敷駆け出す子らが風を呼ぶたこ凧揚がれ正月の空
鴨川の河川敷両岸に凧揚げの子らが・・・
正月の空を悠々と泳ぐ凧を見る
ちょっと嬉しい