空は快晴、空気にかすかな秋の香りが・・・
蓼科から今年は軽井沢へ
大阪の友人が冬訪れてとっても良かったという(知り合いらしい)
コテージ型ペンション(ログハウス)を予約している
(6月に予約を入れてすぐ満室になっていたので人気らしい)
軽井沢は夏や秋に何回か訪れたことがある
旧軽辺りは何回か歩いてモカソフトを食べたり
お食事したり買い物等をしたりした
あたりの森や川辺を散策したこともある
数年前の秋には宿泊もして行ってみたかった
ギャラリー等を周りや温泉に行ったり
開館前の浅見光彦館の前も通ってみたりした
浅間山の麓を目指して里なかを車を走らせたらナビもないのに
不思議に渋滞に巻き込まれること無く軽井沢町に入った
まず中軽井沢の宿をたしかめてからたまには名所も
おさえて置こうということで「白糸の滝」に行くことにした
人がいっぱい車もいっぱいだったがまあまあの眺め・・・
やっぱり滝は気持ちが良い
手をつけると水は思ったほど冷たくなかった
水しぶき上がる沢の流れが美しい
ぶつ切りの皮付きの桃がとても美味しかった
三笠通りを走り林のなかを巡って
雑木林の中のこれぞ軽井沢と言った感じの
12歳以下お断りのカフェでティータイム・・・
優雅に時を過ごしていたら夏の軽井沢名物?!
大渋滞に巻き込まれ・・・
(巡り合わせで結局旧軽でみつけたステキなカップを2つ買った)
やっとの思いで宿のログキャビンへ
カナディヤンログの2戸一建てのコテージは広く
ホテル仕様でバストイレはもちろん
電子レンジや湯沸しポット等も装備されていてとっても快適だった
別棟に24時間家族風呂として入れる広いお風呂もあった
直営の大きなログのお店で食べた友人お奨めの
高級焼肉のコースもとっても美味!
お肉が最高でクレージーソルトとポン酢に大根おろしで十分だった
音に惹かれて外に出ると打ち上げ花火が上がっていた・・・
軽井沢は素敵なところだけど新旧いろいろなエネルギーが
交錯し混ざり合って留まってもいるようで
エネルギー的には難しい場所でもあるナーと今回改めて感じた・・・
ありがたいことに予想に反して空は
朝から晴れ渡り爽やかな風が吹きぬける
昨夜花火を一緒に見た山ガールたちは
朝「蓼科山へ登る」と勇んで出発した
まず妖精の森「御泉水」へ
整備された森はいつ来ても美しい
白樺・ダケカンバ・落葉松・ブナ・コメツガ・・・
サルオガセが幻想を誘う
今年はアサギマダラがたくさん飛び交っている
木道で出会った人たちと挨拶を交わしながら森林浴を満喫する
フィトンチッドやマイナスイオンがいっぱい
緑の森の響き渡るエネルギーを体全体に受けて・・・
夢の平ではアサギマダラに加えてクジャクチョウや
ヒョウモンチョウもたくさん舞っていた
白樺湖をこえて霧が峰へ
抜けるような青空に白い雲が棚引く
今年は名残のキズゲもヤナギランも見られない
マツムシソウ、吾亦紅、シシウドが特に元気、緑が輝く
「コロボックルヒュッテ」で遅めのランチ、ボルシチはなかなか美味しかった
向井理主演の「サマーレスキュー」の舞台「稜ヶ岳山荘」は
ここの近くにセットがおかれ 撮影が進められたらしい
そうゆうとこの写真のように蓼科山が映っていた
あたりを散策し八島湿原が見えるところまで登って
石ころの道を下りた
いつものように「菜々色畑」で高原野菜をいっぱい
そば枕も買って「権現の湯」へ・・・
薫り高い蓼科の風に吹かれ蓼科を満喫・・・
高原に吹き渡る風と
木漏れ日と
森の香りと
湖で遊ぶフェアリーに会いに
今年も信州へ
7月の初め、もう20年以上お世話になっている山荘のオーナーから
辞世の句を添えたお別れの手紙が届いた
山とスキーと旅をこよなく愛し
46年間「山荘」を自分の作品をして育ててきたオーナー
奥さんからこれまでの経過や最期の様子や今の気持ち等をしたためた文
我々当ての私信が添えられていた
昨夏、異変に気づいて心を痛め
6月に予約を入れた時に危険な状態とも聞いていた
8月に入っていろいろな思いもだいぶ整理して
今年は旅の4日間連続雨予報が
全く変更されないまま蓼科・女神湖へ向かう
これも一つの「時」の終わりのような気もしていた
その「時」をしっかり締めくくろうという思いもあった
元気な見事な赤松の林を抜けて(松が元気だと本当に嬉しくなる)
落葉松と白樺が美しい表情を見せ始める頃、ぽつぽつと雨模様に・・・
本降りになり車山、霧が峰方面のドライブはやめて女神湖を一周する
今夜は女神湖花火大会
雨の中花火の準備は進んでいる
山荘では奥さんと東京から手伝いに帰ってきた息子さんご夫婦が
いつもと変らぬ笑顔で迎えてくれた・・・
食事のころにはまさにゲリラ豪雨が凄まじい勢い
「女神湖花火大会は予定通り行います」とアナウスが度々入る
時すでに人も車も大賑わいだ
「このごろはコンピューター制御だから花火は大丈夫らしい・・・」
と地元の人が話していた
「本当に・・・?」
この何年かはM・Aさん一家等と湖のすぐそばで楽しむことが
恒例になっているけど今年は用事で別荘に来るのが2,3日遅れ
花火には間に合わないと連絡があったので
山荘から見ることに決めていた
こんな大雨の中かえって良かった
花火が始まる頃には少し小降りになってきた
大きな音と共に大輪の花火が上がる
次々と火の華が舞う
すっきりと美しく鮮やかに艶やかに・・・
雨の中でも花火は美しく見事に上がるんだ
ちょっとびっくり・・・
水中スターマインが見られないのは残念だけど
山荘のまん前に打ち上げ花火は華麗に上がって次々花開く・・・
女神湖の花火も毎年進化して美しく見ごたえが増している
昨年から「メッセージ花火」が設けられた
「・・・だから結婚してください!」という「大玉」にはちょっとびっくり
「お疲れさま そしてありがとう・・・」
最後に奥さんからオーナーへメッセージ花火が上がった
美しい枝垂れ柳の大玉を含む3発
轟く大きな音とともに女神湖の夜空にゆっくりと輝く・・・
「枝垂れ柳が好きだったのよね・・・」
山荘の家族とお客が見守る中でゆっくりと火の粉が舞い落ちる・・・
静かに時が流れる
奥さんが20歳で東京から
できて半年の山荘のオーナーのもとに嫁いで来た頃
人工湖である女神湖も工事中で
御泉水も整備が始まったばかりだったという
それから46年・・・
2012年ここでも一つの物語が終わり新しい章が始まる
花火が終わった女神湖に星が流れた
ゆっくりゆっくり
ながーくながーく
息を吐いて
しっかり最後まで吐ききって・・・
滞りを全て吐き出して
浄化のときです
吸うことより
吐くことに意識を置いて
背筋を伸ばして
丹田に意識を置き
ゆっくりゆっくり
ながーくながーく
息を吐いて吐いて
吐ききって・・・
心鎮めて
静かな浄化のときを持ちましょう・・・
灼熱の夏
炎のごとく太陽が輝く
揺れ動くエネルギーの流れがよく見える時
ロンドンオリンピック
エネルギーの流れ方によって勝敗が決まる
さまざまな競技の中
手に取るようにその流れが浮き上がる
ポイントは顔、特に目と表情
いろんな意味で「いい顔」・・・
心の入り方
意識の鎮め方
かけひきという簡単なことではなく
如何に「自己」と向き合えるか
育ててきた自分の真の姿が出せるか
芯に潜む弱さが浮き出してくるのか
意識も何もかも振り捨てて
如何に動物的・本能的に立ち向かうか
人間を通過する「さまざま」を通り越して「ここぞ」という時
真っ白い「空な」自己として立ち向かえるか
この両者が勝者となる
「勝ちたいという気持ちが強いものが勝利する」時代は
すでに終わりつつある
スポーツの世界にあっても・・・
闘争本能、テストステロンが無害に美しく消費される最高の舞台
揺れ動くエネルギーの美しさを見つめたい・・・