この映画の舞台はパリ・・・
それだけで雰囲気がちょっとちがう
モンパルナス駅構内の時計台に一人隠れ住む少年ヒューゴの物語
「めがねを持って・・・」と張り切って出かけたのに
いつも行っているシネコンは改装中のためか3D上映はされていなかった
3Dで見た友人が「ヒューゴ・・・」は今まで見た3D中
最高だったといっていたのにまことに残念!
駅構内や時計台を逃げ回るシーン
面白い仕掛けの初期の映画のシーン等々
普通に見ても迫力があってとっても面白かったけれど
3Dならより臨場感が溢れて素敵だっただろう
ヒューゴ役のエイサ・バターフィールドの全編を通した
何とも哀しげな目がいい
印象的で心に沁みる感じが何とも・・・
友人役のクロエ・モレッツといい
日本でも何処の国でも子役はすごい
ヒューゴは何も具体的に発明するわけではないので
「邦名」がおかしいとどこかに書いてた人がいたけど(原題は「ヒューゴ」)
元々原作が世界でベストセラーになったブライアン・セルズニックの
冒険ファンタジーが
「ユゴーの不思議な発明」だから仕方がない
その辺りも含めて原作もちょっと読んでみたい
あんなふうに手仕事で何でも作り出せたらどんなに素晴らしいか・・・
久々に見た「映画らしい映画」だ
映画でしか味わえない世界が展開されている
「映画の父」ジョルジュ・メリヒスと絡めて描かれているので
当然と言えば当然だが・・・
映像の丁寧さがいい
古ーい感じの画面、ノスタルジックな雰囲気、味わい深いカメラワーク・・・
駅構内や時計台の雰囲気が近頃改装されてBSとかでよく取り上げられている
オルセー美術館の感じと相まって面白かった
関わった人々は結局みんな「いい人」で
ハッピーエンドなところもいい・・・
最後の最後のヒューゴの笑顔
やっと哀しげな瞳から解放されて・・・
2Dでも十分楽しめたけど
(映画は別に3Dじゃなくても・・・と思っているヒトなのだが)
この映画はやっぱり3Dで見たかった・・・