玄関のドアを開けると金木犀の香りがした
どこか近くで咲き始めたのだろう
今年は少し秋が早い
大きく育った黄緑の稲の波が本当に美しい
黄色の稲穂が垂れている
畦道には真っ赤な彼岸花
少し盛りは過ぎたもよう
まだ若いススキがキレイだ
家人のF・Bで高校生の頃かなり注目してたミュージシャンがシェアされて
タイムラインに結構良く出てきたりするのがなんだか不思議
うちの友だちの友だちだったりするのだ
主に中学生から高校生はどっぷり
20歳過ぎまでライブの音楽の場にいることが多かった
歌を歌ったりギターも少しは弾いていたけど
音楽活動より聴くというか参加するのが面白かった
今でも知る人ぞ知る数種の伝説の大きな音楽イベントにもしっかり参加している
地元京都はもちろんのこと大阪、神戸、滋賀等の近畿圏
時には岐阜や東京にも・・・
ジャンル分けとて難しいけれどフォーク、ロック、ブルース等々時々に応じて変遷はあるが
いつも何故かかなり中枢近くに入り込んでいたと言うのが不思議な所だ
今ではだいぶ忘れたもののかなりの事情通!?だったりする
コアな思い出や体験もいっぱいあって新しく知り合う音楽関係者と話が弾みビックリされる
そんな場を離れてしばらくは音楽雑誌を次々読んで知り合いの消息を追っていた時期もあったな
その頃それなりに活躍していた人は長い道のりで今でもほとんどは音楽を続けているらしい
やっぱり音楽の現場を離れられないんだ
「友だち」を辿ると知ってるミュージシャンが次々と出てくる
そこそこ名の知れた人には共通の友だちも結構いたりする
このところ亡くなったりする人も出てきて悲しい
ブルース系の20歳の頃好きだった人の名前を見つけてので見て見ると3年前に亡くなっていて
娘さんが引き継いでるらしい
彼の弾くピアノが好きだった
ピアノの音を聴くと彼が弾いているのがすぐ分かった
その頃彼と同じバンドにいた日本を代表するテクを持つギタリストもこの前なくなったし・・・
今ではライブと言えばクラシック
音楽好きは変わらないけれど変われば変わるものだ
友人関係もクラシックが多くなった
お能関係者もね
過去の話はあんまりしない主義だけれど
今でも「その頃」に思いを馳せるとちょっと熱い胸の血が騒いだりする・・・
7月に1輪あくる日に5輪
9月になって5輪あくる日に1輪
今年も見事に咲いてくれました!
この月下美人は3代目
毎夏 恒例行事のように咲き始める宵を待つ
今年は背は2メートルを越したけれど横に広がっていないので
何とか家の中に入れて楽しんでいる
何ともかとも5輪開くと芳しき香りが濃厚に家中を満たす
その日の夜それも暗くならないと「今夜に咲くか」どうかの判断が難しいので
友人たちにお見せするのはとても難しい
昨年はこの月下美人の香りを自然のアロマだけを使って再現したいという
調香師にしてオーガニック検査員 自ら会社も立ち上げた友人に見てもらうことができた
今年は長年この機会を待ち浴びて頂いてた友人家族
何とか都合をつけて来てもらって5輪の美しさとその素晴らしい香りを堪能してもらった
大輪の美しさと何とも麗しきその香りと
一夜限りと言うのが心を誘うのか月下美人の開く夜は特別な夜になる・・・
9月
39度越えの暑き京の夏もお盆過ぎから涼風が吹き
「まさかこのまま秋に?!」と思っていたら
まさかまさかのまま「秋の長雨」に突入
何か不思議な感じの「もう秋」の初め・・・
ほんの少し 夏のうた(短歌)を・・・
川風に夏の香りが行き過ぎる流れと競い泳いだ日々の
上桂川の清流で泳ぎを覚えた幼き日
水は冷たいが肌に当たる感じはプールや海と大違いの
とてもとてもの心地よさ
大小の岩あり 急流あり 渦巻く所あり
浅瀬あり 深きところあり
さかのぼるきつさ 流れゆく楽しさ・・・
川遊びの楽しさは冒険のようで言い知れない
「川の香りを嗅ぐ」と今でも少し「血が騒ぐ」・・・
打ち上げの「しだれ柳」は亡き人へ想い届けて女神湖に降る
信州蓼科の女神湖のほとりの山荘のご主人が亡くなって3年目
女神湖の花火大会で 毎年ご主人が好きだった「しだれ柳」の
追悼の大花火を打ち上げている奥さん・・・
できる限り毎年続けると・・・
「酔うほどに」いちどは詠ってみたいもの下戸が悔しい秋の夜長は
夏はまずは「うまいビール一杯!」
秋の夜長はほんとに美味しい日本酒がいいかも
「ハイボール」と言うのもはやりましたね・・・
飲めない自分はいつもいつも大きな損をしているみたい
きっと今生飲めない意味もあるんだろうけれど・・・
灼熱も過ぎ去りゆかば一抹の寂しさよぎるひとの勝手よ
異常気象や天候不順
ひとは勝手にいろんなことを言うけれど
大自然から観れば異常でも何でもないんです
「地球に優しい」とかいい加減なこと言わないで・・・