今年は鉢植えのジャスミンがいっぱい蔓を伸ばし
たくさんの花をつけた
辺りに甘い香りが漂う
アッツザクラも満開・・・
今の季節、どのハーブも勢いよく伸びて
香りも黄緑色も清々しい
ローズゼラニュームの花も満開
何年か前に買ったり植えたりした花々が
今年もまた新しく芽を出し葉を広げ
花を咲かせてくれると本当に嬉しい!
「ありがとう」の気持ちが湧いてくる
今年はいつになく早い梅雨入りだ
映画「岳」を観た
内容はともかく私にとっては「登るものではなく見るもの」
である山々のめったに目にすることのない雄大で
美しい映像を見たかったのだ
一番心に残ったのは
地上では「生きていくのが苦手そう」な主人公・三歩の
誰にでも(たとえ態度等が悪くても)、生きている、
亡くなってしまったにかかわらず
どの登山者にも、「よくがんばったね!」…と
心からその生やがんばりへ敬意と喜びを込めて言う
そんな態度と生き方だ…
私には何故か原作者の叫びのように聞こえた…
戦後アメリカナイズされた価値感のもと
日本は批判・否定が良しとされる時代を
生きてきたような気がする
特に現在は、誰もが誰かに文句を言う
認めることより批判や文句が優先される
その収拾がつかなくなった例がMP…
そういう時の流れも必要であったのかもしれないけれど…
ものを見る目はしっかりと
しかしまずは物事を肯定的に見ることを優先させてみると
何かが変わる気がする
相手を社会を物事を常に否定的に批判的に見るということは
常に自分を否定的・批判的に見ること
それが「良し」とされた時を越えて
まずは自分を肯定的に見ることから始めないと
結局前に進んでいくことはできないし
まずは救われないし気がする
これからの時代はなおさら・・・
物事は必ず両面が存在する
そのことを踏まえて
俯瞰(ふかん)して見る感覚・自分をも
まず「肯定感」を持って見ることは
その感覚を養う第一歩の気がしている・・・
1分間で人物スケッチに初挑戦!
考える暇もなく、鉛筆を動かす
人物スケッチなんて子供のとき以来かなー
1分間で次々入れ替わるモデル!
描き手が順番にモデルを・・・
国際色豊かです・・・
少しずつポーズも変えて・・・
左手でも挑戦!
だんだん面白くなってくる!
意外と似てたりするし・・・
1分間で色も付けてみる・・・
1分間で意外と描けるものですね・・・
1分間で人物を描けるなんてなかなかステキな世界です!!
五月の満月には天界と地上の間に通路が開け
ひときわ強いエネルギーが降り注がれるという・・・
鞍馬寺のウエサク祭(五月満月祭)に3年ぶりに参加した
行き始めてからもう十数回にもなるだろうか
昼間は雷・突風・雨と荒れ模様の天気が
出かけるころにはすっかり落ち着いた
鞍馬街道は藤の花盛りだ
仁王門に入るといたるところにろうそくが灯され
辺りが綺麗に整えられている
今夜は入山料がいらないうえに散華まで頂く
ケーブルを降りて短い間隔で2メートルほどの灯篭が
美しく灯された参道を上る
ふと見ると灯篭(献燈)に親戚の人の名が…
親の代からの社名なので間違いないだろう
「えーっ!」今まで気づかなかった…
鞍馬寺にご縁があるのだろうか
境内はすでにたくさんの人が集まっている
しかし外国人がとっても少ない(特にヨーロッパ系)
震災・原発の影響だろう…
祈りの言葉や説明がすべて英訳されるほど
このウエサク祭はいつも外国の人たちが多いのだが
この祭典は満月のもと1晩中行われ
第1部地鏡浄業(きよめ)の祈り
第2部月華精進(はげみ)
第3部暁天明覚(めざめ)と続く
今夜はきよめの祈りのみに参加する
山頂は寒い・・・暗くなると共にもっと冷え始めた
上り口では「ダウン!?」とビックリされたが
薄手ロングのダウンでちょうど良いぐらいだ
7時からきよめの祈りが始まる
声明、魔王尊への祈りの言葉
フルートの音色、梵鐘、銅鑼の音…
本殿に向かう広場はいつの間にかいっぱいの人であふれていた
東の方を見ると枝々の間から煌々とオレンジ色の光がさしている
満月が昇り始めた!
本殿に掲げられた大きなろうそくから
ひとりひとりが持つ赤い花びら形のおおいに飾られた
赤いろうそくに炎が移される
前から後ろに人から人へ火が移されていく
人々の持つ美しい炎が輝やき揺らめいて幻想的な雰囲気に包まれる
満月は空高く昇り力強いエネルギーが降りそそぐ
高く掲げられたたくさんの炎が風に揺れらめく
美しい祈りの時、見知らぬ人々との一体感を感じる…
フルートの調べと声明が響く…心身に響く…
列を作り地下の宝殿に入ってお釈迦様の像にお参りしてから
本殿前でひとりひとり香水を頂く
1時間半の時が過ぎているが列はまだ続ている…
澄み渡った空に星が輝く
北斗七星も北極星も見える
満月はいっぱいのエネルギーを振り撒きながら強い光を放っている
鞍馬寺のウエサク祭でしか味わえない満月のエネルギーだ
古代から東南アジア一帯でそれぞれの地域が秘儀として
伝えてきた祈りの儀式…
今夜も満月のもと多くの祈りが捧げられていることだろう
響き合う祈り…
「五月満月祭はひとりひとりが本当の自分とめぐり合う時である…」
深い言葉が沁みる今夜はウエサク祭(五月満月祭)
満月の静かな力強い気が満ちている…
エヴァンゲロス・サラフィアノス氏の「ピアノリサイタル」が
京都府民ホール「アルティ」で
東日本大震災チャリティコンサートとして開かれた
氏はスイス・バーセル在住のギリシャ人ピアニスト
海外の多くの音楽家が来日や日本公演を取りやめる中で
「こんな時こそ音楽で日本の方々を慰め励ましたい」と
予定通り来日
渡航や滞在費用等は自己負担として
コンサートの収益は被災地への義捐金に…
と言う記事をA新聞で眼にして「行かねば…」とすぐ申し込んだ
サラフィアノス氏とは10年ほど前に神戸でのコンサートに行き
後のパーティにも参加し紹介されたことがある
そのときは全曲ショパンだった
スイス在住の知人がプロジュースしたりして
その後も日本の各地でリサイタルをされていた
日本大好き・京都大好き・着物大好き…とも聞いていて
知人の何人かとも親しく
我々の間では「エヴァンちゃん」と呼ばれている
何回か知人よりお誘いを受けたが都合が合わず演奏を聴く機会はなかった
震災追悼のため、バッハの曲の演奏がまず始めにあった
最初は華麗なギリシャ島の4つのダンス
次は2005年に作曲されたの組曲、世界初演という
そしてリストの「愛の夢」!!
ラヴェルの夜のガスパール(オンディーヌが素晴らしかった)…
曲を追うごとに10年前とは全く違う
素晴らしく深い感覚に胸打たれていた…
初めて聴いたショパンは優れた技巧派のピアニストである
ことはよく分かったが余りにも繊細すぎて
神経がぴりぴり張り詰めた感じが拭えなかった
CDも購入して聴いていたがどこかに硬さを感じた…
今回は全く違う!音の豊かさに満ちていた!
卓越した技法は優雅で伸びやかに滑らかに
豊かに深く響いてさまざまな音の重なりがが
鮮やかに艶やかに音の色を見事に輝かせている
「全然違うね!」「とってもいいね!」…
家人も同じ思いのようだ
後半はショパンの「24のプレリュード」全曲
圧巻!!
15番「雨だれ」はもちろん
優しく柔らかくなめらかに激しく煌いて深く深く響き渡る
豊かな音の深い味わいが心地よく沁みてくる
10年の時の流れはこんなにも彼に進化の時を刻んだのか
自分は果たしてどうだったのだろう…と思わず我に返る
まだ端正な青年のイメージだった10年前とは
(パンフレットや新聞では違いはなかったけれど)
実際に出会うと体の大きさも髪の毛のようすも随分変わった
優しい笑顔はそのままだったけれど・・・
そのそこに素晴らしい進化の時が刻まれていた!
ヨーロッパでも稀に見る才能を持つピアニストとして高く評価され
国際的なピアニストとしての地位をゆるぎないもの
にしているのも大いに頷ける
素晴らしいリサイタルだった
時が豊かさを刻んでいたことが嬉しかった!
時の素晴らしい流れに満たされた思いがした!
この世はミラーワールド
全ては自分を映し出す鏡
他人はあなた自身の鏡です
もし身近な人からきつい言葉を投げられたり粗雑な扱いを受けたなら
静かなひとりの時間をとって自分の奥深くを見てください
どこかで自分を責めていたり、
大切にしていなかったりしていませんか
まずは今あるあなたを大切に想ってください
生きてきた道を大切に抱きしめてください
自分の内を整えることで
目の前の現実を変えていけるかも・・・
まずは実験から始めましょうか!
ゴールデンウィークも終わり新しい今日が始まる
おさまりもしない日常の中で
さまざまな気づきや見えてくるものがある
人々の心の基になっているものも
はっきりと姿を現し始める
心の表層はコロコロ変わるものだが・・・
命の「分離」か「一体性」か
どちらに基づく発想なのか
生き方・行き方なのか
2012年を前にして多くの困難を巻き起こしながら
時は「分離」の時代から「一体性」の時代に入ったように見える
「あなたはどちらへいきますか?」
ということなのだろうがその説明も理解も難しい
ただ言えることはその発想が
「不安」や「恐怖」に基づいたものなのか
(もっと言えばそこから生じた疑念や裏読み
更なる恐怖に惹き付けられるか・・・)
希望や信頼に基づくものなのか
我だけ・我々だけ、我のみ・我々のみを求めるのか
一体性(ともに)を求めているのか・・・
自分はどちらに多く惹き付けられるのか?惹き付けられているのか?
表現するもの、発信する方向を含めて
今日からの自分はどの道を進むのか(3・11を堺にとして)
はっきりと問われている気がしている
ゴールデンウィークは「麗しき新緑の息吹を求めて」あちらこちらへ
明日香へ2回も行った
宇治から信楽・甲賀そして伊賀へ・・・
高速から見る幾千の新緑は山桜のピンクも残してそれはそれは美しく
宇治川沿いの木々の若葉も溜息ものの麗しさ
若紫のつつじもシャガの花も山吹の黄色も今はさかりに萌えて・・・
もうすでに田植えされた田んぼも畦道の緑も蓮華もヒメジオンも・・・
巡り来た春の息吹が
目に沁みて心にも体にも沁みわたる
明日香の知人のお寺で行われた現代美術作家の方の震災支援の展覧会
オープニングパーティに呼ばれたのだが
震災への止むに止まれぬ気持ちから知人のお寺の協力を得て開催されたらしい
明日香の地でもビックリするほど作品が売れて
売り上げ金すべて義捐金として寄付されるという
きっと熱く優しい想いが届いたのだろう
信楽では素焼きや陶の植木鉢を7個も買った
新しい季節に何を植えよう
明日香では岡寺の門前で「あすかルビー」と「筍」を買った
いちごは懐かしい味がする
本場に住んでいながら飛鳥の「筍」なんてと思いながら
でもオープニングで出されてたのがとっても美味しかったから
若葉は萌える優しい力とエネルギーに満ちて今この国を包んでいる・・・