☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

秋渡る風の声・・・信州秋旅2024<1>

2024-11-17 00:00:09 | 徒然・・・旅

今年も恒例の信州秋旅へ…
先月10月下旬からの夏同様大好きな蓼科3泊
女神湖2泊、東急リゾート1泊の3泊4日

まだ中央道の工事渋滞が見込まれる中
「新名神で行くのかな」と思っていたが
いつもの通り名神から中央道で…
朝7時すぎには京都を出発したがやっぱり渋滞にひっかかった
新名神は整備された3車線で気持ちいいところも多いのに
家人はいつも「景観がが今一つ…」とか言っているのだが
わたしは?マークだった
どうも名古屋の長く続く湾岸線が
「せっかくの山旅にそぐわない」と嫌だったらしい
今回初めて聞いて「ええーそうなの?!」と笑ってしまった

高速を進むにしたがって辺りはほんのり色づき始め秋の入り口を感じさせる
いつもならもう少し秋が進んでいるのだが
今年は昨日まで全国的に夏日が続いていたんだから仕方がない

中央道に入ると木々がより色付きを増して
一層秋の雰囲気が漂い始める
曇り空の中、今回も南・中央アルプスの名だたる峰々が綺麗に…
山肌までくっきり見えて嬉しい
辺りがだんだんと秋めいてくると「秋旅」のワクワク感が高まってくる

諏訪で高速を降りたら空はすっきり晴れ渡っていた
今日もここから蓼科山が綺麗に見える
茅野からビーナスラインに…長い年月通い慣れた道だ
それでも毎回ワクワクする
コロナ禍が一段落して新しい感覚の店舗等辺りの整備が進んでいる
古いお店も再開して活気が戻ってきたのは嬉しい…

毎回恵まれはするものの本来天気が不安定な山旅
天気の良い間に「行けるところは行っておきたい」と
カフェタイムはあきらめて一路女神湖へ向かう

向かう先には一気に黄色が目立つ「黄葉」の「今年の秋」が始まっていた
小さく歓声を上げながら様々に色づく黄葉の道を走る            
            
              

女神湖はまだ秋たけなわとは言えないが充分に麗しき秋色!!
まずは車を止めて青空に堂々とそびえる麗しき蓼科山を仰ぎ
澄み切ったエナジーを大きく吸い込む
「蓼科山だー!!」
     
       
      
                

景色を見ながらいつものように女神湖をゆっくり一周する…
蓼科牧場に寄って牛さんたちを見ながら
ちょっと寒かったけれど「これも外せない」ソフトクリームを…

白樺湖からビーナスラインを車山・霧ヶ峰を目指す
白樺湖はⅠホテルが完成して新しい施設等が整備され
多くの人々で賑わっていた
いつもは散ってしまっている「黄金アカシア」が美しく輝いていた

霧ヶ峰に向かう道の黄葉はかなり進んでいて美しい山肌に目が奪われる
このところは黄色中心ながらもナナカマドや各種の楓の赤が美しく
「黄葉・紅葉」と言う感じだったけれど
「信州秋旅」を始めた頃は天候の関係か時期が少し早かったからか
「黄葉」という感じが強かった
今日は初めて秋に来て雄大な黄葉風景を目にした時の
感動を思い出した
(ナナカマドは今回どこも赤くなる前に枯れて散っているところが多かった)

蓼科山に2本の雲がたなびきやがて1本に…
期待通り富士山の神聖で華麗な姿を見ることができた
  
      

               

晴れ渡る青い空のもと八ヶ岳も堂々と美しく
南アルプスから北アルプスまで薄っすらとではあるけれど
見渡すことができて大満足…
霧ヶ峰を少し上って賑わう「コロボックルヒュッテ」のテラスで
清々しい風に吹かれながらほっこりとカフェタイム…

夕暮れまでにと女神湖Aヒルズに向かう
いつも暖かく迎えてもらえて嬉しい
「今日からここも温度が急に下がったんですよ」
昨年は特に冬支度だったしいつもの秋よりは暖かい感じがするけれど
さすがにここは標高1600メートル…
やっぱり夕方になるとだんだんと冷え込んでくる
お部屋にはさっそく床暖を入れてもらった
まずは入浴を済ませてほっこり!いい時間…

お待ちかね、お楽しみのAヒルズdinnertime!
まず前菜は信州サーモンのガレットサラダ添え
サーモンと言っても養殖のマスなんだけれど優しいお味でとても美味しい
九重栗カボチャのニョッキ
幾種ものキノコの入ったゴルゴンゾーラのソースがまた沁みる
大好きな林檎と紅あずまの深ーい甘さの温かいポタージュ
メインはAヒルズ特性「熟成しっとり鴨のグリル(コンフィ)」

デザートはジャスミンティのブランマンジェ
私は紅茶でとても美味しく頂きました!
いつものように期待通り…
大満足のdinnerでお腹いっぱい…

この上ない天候にも恵まれて盛り沢山な一日に感謝して
夜は暖かくゆっくりほっこりと…

             
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「神無月」考<2024>・・・秋の展覧会を終えて

2024-11-09 00:00:01 | アートライフ…展覧会

新暦の霜月朔(1日)から始まった家人の京都「秋」の個展が終わった
今回は鄙びた京都風情がまだ静かに息づく「松ヶ崎」のギャラリー
(ウチの展覧会のメイン会場は木屋町三条だが、この会場のファンという
方々も結構いらしゃる)

今回のテーマは「Sheen」
初日から遠方から等々たくさん来て頂いた
「警報」が出ていた2日目も大雨に濡れながら多くの方々が来て頂いて
(「こんな時でもたくさん人が見えてるんですね」と来た人たちが
驚いてられたくらい…)
開場前から来られる人も多く、連日あまり広くない会場とはいえ
大入りの日が続いた

今回は、油彩・アクリル画の大作の新作・奏墨と名付けたオリジナルの水墨画の中品や小品の新作等々…
ありがたいことに人の兼ね合いがうまく運んで
そんな中でも皆さんおひとりお一人、とても熱心に鑑賞頂くことができた
特に布を張ったパネルに描くオリジナルのアクリルの新作がとても好評で
別の方を連れ再度来場くださった方々も…

会期途中に家人がダンスの背景に流れるの映像の「絵」を担当した
ダンスカンパニーの秋季公演(こちらも満席)もあり
いろんな意味で実り豊かな展覧会となった
その件も含め、今回は「展覧会を開く意味」をこれから先も含めて
(「無償…」が醸し出す心地よさ・潔さ、「感謝」と言うこと等々)
改めて考えてみる「会」となった…
  
 
             
              

さて新暦では過ぎ去った「神無月」
この月は「出雲」に神様が皆集まるので
それぞれの地方から神がいなくなるのでそう言うらしい
神々が集まる出雲では神在月(かみありづき)と言う

「毎年の実りの収穫前に各地の神様が出雲に集まり
 その年の作柄の出来不出来を出雲の神に報告させるのは
 日本の古代の為政者が自分の政治的な意図よりも
 まず永遠の生命の力に感謝し
 それを自分の統冶で引きだすことができたと言う
 その統冶の正当さを示しながら
 永遠の繁栄を地上の全ての神に祈念していた…
」とは
先日亡くなった友人の文明アナリストのA氏の言葉…
そして彼は
「神無月は、豊穣な自然を実感し、秋の実りが溢れる月!
    宇宙に通い合うリズムに意識を合わせましょう!」

と呼びかけている

旧暦の「神無月」は、新暦では10月下旬から12月初旬とされ
正確には、今年2024年は11月1日から30日の期間らしい
まさに朔(新月)から始まった今月のこと!

日常のあれやこれやの惑いからも少し距離を置いて
地上に溢れる様々な情報からもしばし離れ
心を鎮め、心静かに、心緩めて「ほっこり」「ゆっくり」
自然とともにある時間を持ってみてはどうだろう…

秋の空に目を向け、風の香りを聞いたり
変わりゆく夕日の色を眺めたり
秋の夜長、澄んだ夜空の月や星を仰いで
静かな時空の流れのなかで「宇宙のリズムを感じ取り」ながら
今に浸って「ほっこり」「ゆったり」…

そんなことを意識しながら自然に身を任せて
この「月」、この「時」を過ごせたら
きっと身を包んでいる光がもっと輝きを増すような
そんな気がする…
そんな何とも豊かな<いい時>を刻みたいものだ

               
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