一昨年の展覧会で頂いた
「万華鏡」が今年も咲いた
「隅田の花火」は一段と華やかに
色の変化の美しさと面白さに
惹かれて思わず買った「グリーンシャドー」
(見出し写真)
ブルーパープルが鮮やかな紫陽花
もう名前は忘れてしまったけれど…
ウチの紫陽花…
毎年は
「今年も綺麗に咲いてくれたね!」と
嬉しい気持ちで眺めるけれど
何気に通り過ぎていく
季節の日々
紫陽花の
日々移りゆく様が
愛おしく
深く沁みる
何気に活けて見た・・・
暑い暑い夏のおわり
ふと見るとたくさん蕾をつけている
紫陽花一輪
ずっと蕾のまま
9月も半ばを過ぎ
涼風が心地よく吹き始めたころ
少しずつ少しずつ開き始めた
秋に紫陽花!
どうして今…
たしかこの鉢は「隅田の花火」
6月に可憐な花を見せてくれた
毎年美しく咲く
やっと開いた紫陽花は
真ん中にも八重の花が次々に…
秋に咲いた紫陽花は「隅田の花火」から
麗しい「星花火」に…
何とも不思議!
秋の紫陽花
吾亦紅と活けてみる
不思議な味わい
何とも素敵…
今夜は祇園祭の「宵々山」
通りには鉾や山が立ち並び
雅びな中にもどこかかすかに庶民的な響きを持った祇園囃子が鳴り響く…
この京の地も
「地震」のあとは「豪雨」
京都市も我が住む街も
何とかすんでのところで難を逃れ
どちらも大きな被害には至らなかったが
どちらもかなりの「恐怖」だった
地震は阪神大震災よりきつかったし
今日も夜中に余震があった
桂川の決壊の危機がそこまで迫りその恐ろしさは何日か続いた
豪雨のあとは猛暑
道路に掲げられた温度計は何と40度
猛暑で有名な京都と言えどこの数字は初めて見た!
近年の宵々山や宵山は暑さは少しましなように感じたが
祇園祭の夜に頬うつ風は「熱風」が常!
今夜はどうなることだろう…
災害列島が本格的となり
被災地の思いはいかばかりか
災害が少し収まれば直ちに復旧に向けて動き出す我が国の人々
泣きも喚きもせず
やるべきこと為すべきことを淡々と続ける人たち
こんな場にあっても時に笑顔さえ浮かべ
他者の善意や少しの復旧にも感謝する姿は
老若男女を問わず何と美しいことよ
この国の人々の真のところにあるすばらしさを想う
またすぐ被災地に駆けつけ惜しみなく働く人々の逞しさよ
このように今を生きる「町衆」の中に脈々と受け継がれてきた「何か」が
今につながる「祇園祭」の歴史や伝統の中にもにしっかりと根付き
受け継がれているように感じる…
これから生きていく自分にも「問う」ところでもある…
それにしても祇園囃子の響きはいい…
函谷鉾笛を奏でる少年の汗さえ清し提灯揺れて
もう6月半ば
梅雨入りしたけれど雨降らずまだまだ涼しい
「 有難い」と言えば文字通り
今年はクジャクサボテンが20輪ぐい咲いた
白2輪とあと赤い花
昨年は一気に11輪ぐらい咲いて(赤と白1つ)それは見事だったけれど
2日ほどで咲き終わって少し寂しかった
今年は白い花も含め2輪からから4輪ぼどずつ
咲いたので1週間ぐらいは楽しむことができた
先月の 展覧会で頂いた「万華鏡」というアジサイが今もまだ美しさを保っている
「 墨田の花火」も咲き始めた
小ぶりのアジサイも…鉢植えなのに毎年咲いてくれるのは嬉しい
クジャクサボテンもご近所からの頂き物で
「もういらないから」というので2軒で分けて植え替えをしたもの
昨年も見事な咲きぶりの時
「これうちからあげたものよ」という声が表から聞こえ
「返してもらったら」という声も聞こえてきた
そう言いたくなるくらい美しかったのでその気持ちもわかる
「こんなに蕾を付けてどうな風にお世話しているの」とこの前
お隣からも聞かれたけれどほとんど何にもしていない
太陽の光と水の恵みだけ…
あと少しの肥料と冬防寒の大きいビニールをかぶせるだけ
見事な大輪、見事な赤、白も美しい
見事な咲きっぷりは美しさとともに元気をくれる
夏への助走にぴったりの華
いよいよ本格的な夏が始まる
咲き誇る真っ赤なサボテン夏の色次から次へ命が光る
2016年
新しい時が
青い空と茜雲の夕暮れ
好天に恵まれた穏やかさの中
季節の巡る国にあって
風の音に耳をすませ
風の香りに心躍らせ
大いなる自然の営みに畏敬の念をいだいて
より柔らかく
より軽く
より豊かに
ゆったりゆっくり
流れゆく水のごとく
内なる宙の声を聞いて
今にあり
今を見つめ
より深くより広く
心鎮めて
そういうヒトになれるよう
そういうフウに生きられるよう
金木犀の香りが漂ったかと思ったらもう・・・
中秋の名月と十六夜のスパームーンは大きくて大きくて素晴らしかった!
涼しさを通り越して秋は足早に深まっていく
街路樹もほんの少し色づき始めた
道行く人は厚い上着を着ている人や半そで等人様々
京の週末は外国語が飛び交い着物姿の中国からのご一行や
晴れ着に羽織姿の香港からのカップル等々
祇園辺りは行過ぎるのも難しい
今日から大阪のギャラリーで
プロジュースしている「手織り展」が始まった
上質のシルクとカシミヤの手織り
精細なの美しい色のハーモニーが織り成す世界が展開している
ロングベスト、ストール、マフラー、ロングコート、ジャケット等々
何とも贅沢なシルクの手織りのスカートが大人気
どこにも無いオリジナルの品々
本当に最高級の糸で織られた様々な色が描き出す見事な世界
1年で身を引くつもりが引かしてもらえず
独特の美しい世界に年々ファンも増え
秋の初めの心地よいひと時を楽しむサロンとしても喜ばれて
今年で5年目を迎える
11月には京都で家人の個展
2年ぶりの油絵の新作展だ
こちらは様々な「青」が織り成す「ゆらぎ」の世界
新しい作品が次々とリビングを取り囲んで
徐々に「気」が高まっていく
秋の香りは新しい芸術の香りを運んでくる・・・