☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

祗園囃子の・・・

2011-07-19 00:18:24 | 徒然

 祇園祭の山鉾巡行も終わり今日は雨・・・
 連日ギラギラの太陽に照らされていた植物たちはほっと一息ついているだろう

 今年の「祇園祭」は巡行までの天気が良く三連休も重なって
 例年に比べ外国人はまだまだ少ないものの連日大いに賑わった
 宵山の日は友人が自宅に来るというので
 夕方少しはやめに宵宵山に出かけた
 
 四条通はもう歩行者天国になっている
 月鉾、菊水鉾、カンコ鉾、長刀鉾・・・通りを入り鉾町を巡ってみる
 鶏鉾、放下鉾、南観音山、山伏山・・・
 屋台が連なり、時と共にどんどん人が増えてくる
 特に室町界隈では和装関係の掘り出し物、小物等がたくさん売りに出されている
 店を次々覗いてはついつい買ってしまう・・・それも楽しみ
 
 雅な祗園囃子ととも建ち並ぶ山や鉾の提灯が揺れる
 それぞれの山や鉾で、縁起物の粽や扇、手拭いなど工夫したものを売っている
 粽売りの声が響く、子供たちが活躍していたりする
 練習してきたのであろう、町内の子供たちが浴衣姿で

 昔から歌い継がれた「うた」を声を合わせて歌っているのも
 なかなか情緒があっていいものだ・・・

 祇園祭の中心地に事務所を開いている知人が宵宵宵山から三日間ここ毎年
 ゆかりの人たちに向けて事務所を開放している(飲み物や食事も・・・)
 祭り情緒の中、顔見知りの人や初めての人、いろいろな人が集うことになる
 三日間毎日通っている人もいる・・・ 
 生の祇園囃子や賑わいを遠くに聞きながら・・・贅沢な時間だ

 巡行が「動く美術館」
と言われるように鉾や山には豪華な様々な飾りが施される
 ペルシャ絨毯のような飾りにはギリシャやペルシャ、エジプト等々の図柄も多く
 異国情緒が漂い、中国風、韓国風等々の飾りなどとっても盛沢山・・・
 もちろん贅沢な螺鈿細工や絢爛豪華な刺繍や織物

 傘等に日本情緒たっぷり・・・
 その取り合わせが何かとっても不思議で

 「何故?」と言う疑問がいつもあった
 
 この日、鉾町に住み今年祇園祭保存会の会長さんを招いて話をしてもらい
 そのテープおこしを担当したという知人から話を聞いた
 その話によると諸外国から「豪華絢爛」「美しい」「珍しい」

 と言う基準で集めたり買い付けたりしたものを
 「皆に見てせたい」「見てもらいたい」ということで取り混ぜて
 山や鉾に飾りつけて披露するという形になったという・・・
 従ってこれという謂われやポリシーというのは無いらしい・・・
 「京の粋というにはちょっとなあ・・・」とか

 「ちょっと節操が無いような・・・」とか
 密かに思っていたが「そういうことだったのか・・・」と納得した
 
 昨日は用事があって巡行の終わった四条通を車で通った
 まだまだ人通りは多く飾りが取り外された山や鉾が並んでいた
 その姿はすっきりと凜として美しく「縄がらみ」が本当に見事だった

 これからも「祇園祭」は7月いっぱい後の祭り等の行事が続く・・・
 京の暑い熱い夏、祇園囃子の響きはいにしえの雅を含んで

 心に体に染み渡る・・・

                                     

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