京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

飛びカンナ模様・その2

2023-11-14 15:48:28 | 気になるコト
こんにちは。
今日は、昨日に続いて「飛びカンナ」、
その話題です。

飛びカンナは、九州の小鹿田焼(おんたやき)
小石原焼(こいしわらやき)が有名です。
小石原出身の友人は、いとも簡単に
美しい飛びカンナ模様を、磁器生地に
施しておりますが、
(京都で、青磁の生地に飛びカンナ模様があると、
多分、それは私の友人夫婦の作品です)
実際やると、美しく施すのは難しい。
そんな話題で、昨日は終わりましたが、
今日は、道具のご紹介。



持つところがあって、
グイッと首が長い飛びカンナ用のカンナ。
普通の帯鉄で作られたカンナですが、
首の部分が、ゆるい「つ」の字型に作られており、
長いのが特徴です。
そして、振動しやすいように
細い首です。


こんな形。
飛びカンナを施す時は、よく跳ねるように、
下の方を持ちます。
(とはいえ、下の方を強く持ちすぎると、
カンナの先が跳ね過ぎて、模様の幅が
大きくなります)


カンナの頭も、ゆるくカーブして作ります
(これは、個人の好みもあるかもしれません)
カンナの刃をカーブして作るのは、
器に頂点だけを当てる為でもありますが、
(点で当たる方がよく跳ねます)
当てるカンナの場所の頂点によって、
模様の大きさ、細かさが変わって
面白いので、一口に、カーブにつくれ!
とは言えないかもしれません。

なんとなく、飛びカンナの
使い方を想像していただけましたか?

さぁ貴方も、とととととっと、
リズムよく入る、飛びカンナ模様を
作りにいらしてみてください。
あの跳ねる音と振動が癖になりますよ?

お待ちしております。
それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.
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