京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

削り作業

2025-01-20 15:41:02 | 一日陶芸教室
こんにちは。
今日はけずりのお話。

削り出し作業は、
お客様に残す作品を選んでいただいた後、
こういう形にしたいという完成の絵を
描いていただきます。
サインも、どこにどのように入れてほしいか
御自分で書いていただきます。
(こちらで描く時も有ります)

さてその後、削り作業をする時、
お客様の想像に近づけて仕上げるのも
我々の仕事。


どやぁ。

この方は、水挽きの時に細い筋を
たくさんつけていらしたので、
高台に続くところまで、違和感が無くなるように
同じような筋を付けました。



今、私は作陶の仕事に手を出していないので、
様子は分かりませんが、作陶の常駐スタッフが
一個一個、控を見ながら
削りを手がけてくれていると思います。

皆様の体験が楽しく、その後に届く器が
さらに素敵な毎日を彩ることを願いながら
今日も様々な仕事に勤しみます。
あ、登り窯が控えているから
水挽きもしなくちゃいけないんだった。

がんばります。
また明日。
Please stay healthy and stay safe.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鉄絵

2025-01-18 15:33:33 | 一日陶芸教室
鉄絵体験のお皿です。


茶の葉の新芽を描いてあると思われます
表側はどうなっているのかな?


茶壺!(ちゃつぼ)

何と、新芽の茶葉を(抹茶の手前まで)加工して、
11月の口切り(くちきり)まで保管する
茶壺の絵でした。

ん?口切りって何ぞやって?
WEBさーん!

『口切り(くちきり)とは茶道の行事の1つで、
茶壺の封を切って中の茶葉を取り出すことです。
流れとしては、まずその年の4月~5月頃に
収穫された新茶の茶葉を、
陶器製の茶壷に入れます。
茶壺に入れた茶葉は詰茶(つめちゃ)といい、
比較的安価な茶葉が使われます。

ふんふん?それでそれで?

『茶壺には初夏に摘まれた茶の新芽が
入っています。(碾茶(てんちゃ)という)
碾茶は抹茶になる前の葉茶で、
半袋(はんたい)という和紙の袋に入っています。
茶壺には、濃茶用の碾茶と薄茶用の
碾茶が詰められており、蓋をして
和紙で封印されます。

おお~。安いとはいえ、
茶葉のお布団にくるまれて、
抹茶になるための茶葉が美味しくなるまで
寝かされるのですね
お口に入るまで、長いわ~。

茶壺の口封を切って葉茶を取り出し、
茶臼で挽いて使い始めることを
「口切り」といいます。
茶人にとっては「茶の正月」とも考えられ、
炉開きと合せて目出度い行事の一つです』

その行事が11月にあるのです。

さて、鉄絵の話に戻ります。

いいね!

潔くて素敵。
ココまでいろいろ切り捨てた絵は
描きなれていないと難しい。
ついつい色々描きたくなっちゃうのが人間。
和の美意識がビシバシ。

きっと、口切りの時期に
さりげなくお菓子などを乗せて
おもてなしの席で使われるのでしょうね。

次回は可愛らしい鉄絵の紹介をしたいと思います。
それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロクロ体験

2025-01-16 15:33:42 | 一日陶芸教室
ロクロ体験のお客様の作品です。


イイ感じの器が並んでいます



おや?手前の作品、何やら一癖ありそうな・・(笑


おもろー!


つぶした量も結構あった―!
という事は、かなりの力作


ひと癖ありそうな人だった―(笑

何事も楽むことが上手そうな方ですね。
確かフランスからだったかな。

さて、何を残しますか~?

あれとこれを残そうかしら・・という相談中。

残した点数によって値段が変わりますし、
何より、送料が高い。
海外へも問題なく到着する
(割れたりしない様に梱包するなど)
段取りはさせて頂きますが、
送料は、我々がどうにかできるものでもないしな~。
という事で、旅の記念的には残したいけれども、
残せば残すほどトータルの料金がかかるし
と悩みどころ。

せっかくなので残して~。
焼かせて~と、我々思いますが、
それはお客様次第。
今日も悩めるお客様がいらしています。

それも含めて楽しんで下さいね!
皆様のご来窯お待ちしております。
それではまた明日。

Please stay healthy and stay safe.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

割れた器

2025-01-14 15:22:18 | 一日陶芸教室
こんにちは。
今日はショックなお話です。
器の底が割れていました。
がびーん。


原因としては、
①ロクロ様に粘土を揉むときに
空気を残してしまっていた。
②ロクロで成型していたモノを一度ツブし
再度作った時に空気を取りこんでいた。
③粘土を真芯で回るよう整える時に、
しめつけが不十分だった。
等が考えられます。


ごつい器

あ、それと、削った跡の底の厚みが
分厚すぎても割れます。

今回は・・

S字に割れるのは、分厚い時のことがおおいから。。

でも、真ん中の穴は明らかに空気が残っていた。。
(穴は最初小さかったのですが、
空気の閉じ込めが残っているならば爆発も考えられるので、
こじ開けました。案外大きな空気残りでした


内側

内側が割れるのは、
水が底に溜まっていたからも
考えられるけれども。。

今回の割れは、全部盛りかもしれません。
内側は、水分過多。
外は、空気が残っている
(もしくは一度潰して中心に空気が入った)
ろくロ成型時の粘土への締めがあまい。
けずりが分厚い。
全部が見て取れます。憶測ですが。

なるべく、イイ感じに手直しをして
(ガタガタに割れている所を、
少しヤスリを掛けて丸くしたりします)
薬を掛けて焼きました。

フルーツなど、水分のない物の
盛り付け鉢にはなりますからね。
綺麗な御本手で焼きあがっていたはずですから。

こんな大きく割れることは稀なので、
そして、割れたならば、
我々にもショックが走りますので、
そんなことが起きないよう、手を尽くします。

だから安心して体験にいらしてくださいね。
(説得力無いわ~笑)
余りにビックリしたので、記事にしました。

皆様のお越しをお待ちしております
それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世界地図

2025-01-08 15:45:21 | 一日陶芸教室
こんにちは。
今日は、体験で来てくださっていた
お客様の器が見事だったので、
そのご紹介。


ここどーこだ?
多分ヨーロッパとその辺。


ココは。。。アメリカ大陸!


ぐる~っと太平洋まで来ました。


吾らがジャパン!


地球で水分補給。

楽しい器でした。
コレ、うつわを作るための型に
粘土が逆さまにかぶったまま
世界地図をぐるりと描くってすごくないですか?

台湾からの美術学校の生徒さん達だったか、
タイの美術専攻の学生(しかも日本語も出来る)
だったか・・(先生が日本人でした。
なんかそんな感じの団体さんでした。
記憶が曖昧でスミマセヌ。

私もそんなおおらかな器で飲みたいです。
地球を味わう!かっこいい。

そんなことで、また明日。
Please stay healthy and stay safe.

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする