京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

板皿

2024-05-31 15:45:54 | 作陶館日記
こんにちは。
きゅおうは・・・
今日は、”今”の季節にピッタリの
「さくら」のハンコを押した板皿の
ご紹介をいたします。

まさしく「今」と同じ世界線。(嘘つけ)笑

まず、御自分が使いやすくてイイと思う
大きさの板皿を作ります。
焼きあがると、約15%小さくなるので、
その分大きく作っておきます。

え~っとね、良く見かける器や、
じぶんが「これぐらいの大きさの器が欲しいな」
と思う大きさの、一回り大きな器を
作って頂いたら、間違いないかな?
(思いついた、もしくは参考にした大きさの器より
人差し指一本分、大きく深いものを作るとイイ)

一抱えある器なら、自分が欲しいと思う大きさの
ふたまわりほど大きく作ってくださいね。
大きなものほど、小さく焼きあがった
ような気がしてしまいます。
(大小同じ収縮率なので、気のせいなのですが)

さて、板状の粘土を作ったならば、
このお皿の装飾をしていきましょう。


横に走る筋の凸凹は、
ハマグリなどそこそこ大きな貝のカーブを使うと
イイ感じになります。え?ない?

う~ん、分度器を使いましょ言う。
そうしてできた、畑の畝のような筋の間に、
イイ感じになるように印を押していく。
桜は散りぎわも美しいので、
花弁が多く散っているのもいいかもしれません。


焼きあがり見本

ちなみに焼き上がりは、サクラ色。

これ、紅葉の葉の印を押して、
織部釉(濃い緑色)なら爽やかな初夏にイイです。
他に。。黄色い色の釉薬なら何の印がいかしら?
赤色の単体の釉薬は扱いが無いので、
秋の真っ赤なモミジは、今のところ
諦めて頂いて(笑)、、、

四季折々のお皿を作って
楽しむのもいいかもしれませんね。
あ!雪だるまの印はあったはず。
真っ白には焼きあげられるから
お任せあれ!

そんなところでまた明日。
Please stay healthy and stay safe.
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ロクロ体験

2024-05-30 15:25:18 | 一日陶芸教室
こんにちは。
今日はロクロ体験のお話です。
が、このおふたりの記憶がない・・
おかしいな~。

写真を撮らせて頂くときは
撮影の了解を頂くので、少なくとも
すこしは会話をさせて頂くのですが、、
ボケるのには、まだもう少し早いはず
思い出せ!私の灰色の脳細胞!

ぽくぽくぽく・・
・・・・・・・


「少し手直しをさせて頂きますね~」
もしくは、
「ある程度の形を整えますので、
最後は御自分でキメましょう!」
の最中か・・

エエ、何にも思い出せておりません。
ごめんね、おふたり。
しかし、寄って行って手元を見ると


なんか、前衛的なんが出来ているから
じょうず!うん。だいじょうぶ。

むしろ、キッチリピッチリした物が出来るより
初めての体験なら、面白いものが出来るほうが
断然いい。
(使いたい器が欲しいなら、
「おもろい」方向は
望んでいないかもしれませんが・・)

え~っと、全く思い出せないので、
今日の話はこの辺でお終いに(オイ
また明日。
Please stay healthy and stay safe.

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タタラつくり

2024-05-29 15:38:45 | 一日陶芸教室
こんにちは。
今日はタタラ板と呼ぶ、
薄く伸ばした粘土をつかって作る
「タタラつくり・茶碗」のご紹介をいたします。

え?読み飽きた?
今すぐ過去の記事を忘れなさい。
そして初めて読む気分で読みなさい。
私も今日初めて書く気分で書くので。
無理がある~(笑


右上の型を使います。

写真右上にあるキノコのような型を使います。
キノコに、薄く伸ばした粘土をかぶせて
形を覚えさせて、高台(こうだい・器の底のささえ)
を取り付け、形を整えて、
型から外すと出来上がり。

この、型に乗っている最中に、
ハンコを押して装飾をしていただけます。

めでたいハンコ。鶴。

え?ついこの間も見たって?
気のせいです。忘れましょう。


鶴の反対側。菊。

ン?見てない見てないよ~。
貴方はこの写真を始めてみるぅ~。
(催眠術)
菊のハンコも有ります。桜も有ります。
その他、世界的に有名なネコ(きてぃ)や
1つなぎのお宝を見つけるために海賊をしている
漫画に出てくる鹿(ちょっぱ)の
ハンコなどもあります。宇治のユルキャらも。
写真はお見せできません。
大人の事情で(笑)
(宇治のユルキャラは、許可をは頂いておりますが)

どんなハンコがあるのかは、
体験に来ていただいた方だけが
確かめられますです。ハイ。

そして、〇の形に飽きた方は変形をさせて、
三角にもしていただけます。


緩い△。

これぐらいの三角ならば、
案外使いやすいです。
平らな部分からお汁を飲んでいただいても
ギリこぼれません。(多分)
四角だと、こぼれる確率が高くなります。
それを確かめるために、作陶館へと体験に
来てくださったら、
とっても素敵なプランですよね~。
お待ちしております。

そんなところで、
「初めて」たたら作りの記事を書いてみました。
(ウソです)
気になる方は、過去記事も読んで
同じこと書いてるやんけ~と
突っ込みながら読んでいただけると
(別に何も反映されませんが(笑)、
嬉しいです。
それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.
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窯出し

2024-05-28 15:35:15 | 気になるコト
こんにちは。
今日は窯出しの様子をお伝えいたします。
この記事を少し読んでいただいている方なら
お分かりかもしれませんが、
今日の書き始めのテンションが
ピーンと張られているわけではなく、、
どんよりしております。そうです、、
窯失敗しちゃったYo~★回です。


どよーんと沈んだ色合いに焼きあがりました。
コレは、途中まで空気を減らした焼き方
(還元焼成(かんげんしょうせい))から、
空気を撮りこむ焼き方へと転じた時、
(酸化焼成(さんかしょうせい))
迷いに迷った結果です。

温度が一分間にどれだけ上がるかが、
この方向のまま焼き進めていいと判断する
決め手なのですが、
時々、温度の上がり方が急すぎるので
ガス圧を押さえるのを
どれぐらいにするのか。と迷ったり、
(ガス圧を絞ると、炎が小さくなるので
温度の急上昇を抑えられます)
反対に攻めすぎて(ガス圧を最初から絞りすぎる)
温度の上りが遅くなりすぎて、
結果、失敗につながったり。。

やめやめ。
いくら言い訳を言うても
結果は変わらない。

「焼き上がりの色悪いわ~」と
思いながら写真を撮っております。

景気のイイ器つくりの様子で
今日を〆たいと思います。

鶴が飛び立つ茶碗。
吉祥ですね。


反対側は、菊。

ちょっとまてよ・・
この写真、数枚あるから
「型をつかった器つくりの話」一本書けるな・・。
全部を見せずに、次の回に引っ張りますね。

それでは、また明日。
ちなみに、今日窯を焚いているので
フラグを自分から立てているのではと
心配しております。。笑

Please stay healthy and stay safe.
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お皿

2024-05-27 15:43:47 | 気になるコト
こんにちは。
今日はお客様の器のお話。
鍵穴型。
もしくは前方後円墳。


(写真の器は、後円墳部分が上なので、
ソレになぞらえるなら、向きが間違い~)
『墳墓としての前方後円墳では、
遺体を安置したと考えられる
石室のある後円部がメインの構造物になるだろう。
そのため、前方の方形は付随物であり、
石室を納めた円墳が
後方に位置するということになる。』

形の安定感からは、
丸部分が上なんですけれどもね~。
それはおいといて。


何だか可愛い。

やっぱり可愛い。

後は、わぁお!という作品をご紹介。

お重を重ねたような作品。
明り取りです。美しい!

お洒落ですよね~。
重々しさと軽やかさとが混在。
どんな色に焼き上げれれるのか、
今から楽しみです。

そして、もう一つのワァオ。

刷毛ぶき仕上げ(素焼き前の最終チェック)を
している時に、ウッカリ落として割りました。
手が滑って、アワワと手の上を転がり、
がつーん。ばりーん。
ま、粘土に戻せるので、無駄にはなりませんが。
そんなところで、今日はお終い。
貴方なら、「鍵穴型、もしくは
前方後円墳型小皿に何を入れますか?
また教えてくださいね。

また明日。
Please stay healthy and stay safe.
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