京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

深堀隆介展(福井市立美術館

2024-07-31 15:38:29 | お出かけ
こんにちは。
今日は、金魚絵師・深堀隆介さんの
展覧会へ行ってきたよ・その2です。

樹脂に金魚の絵を描き、
生き生きと泳ぐ様を表現する、
小さいくて大きな世界。
あれだけ精密に描けるって、凄い~。


居間に金魚が出現。

悠々と泳ぎ回っているでしょ?
横から見ても金魚の体が立体に見える不思議。


水が立体に切り取られています。


遠くから見るとこんな感じ。

よ~く見ると、樹脂のつなぎ目なども見えますが、
それでも、縦横どこから見ても、立体に見える金魚。

(小さな桶の金魚は、上に樹脂を重ねる時、
スライス状に金魚の絵を(色を)重ねて、
立体に見えるようにされているようです)


電話から声が響いていそうですね。

なんだろ~。
実際に作品を見て頂きたい。
「ほえ~」という感想は、見ないと共有できない
(感想の語彙力・・)笑

樹脂に金魚の色を重ねるから、
池の底や畳に金魚の影が写り、
目を離した時に ” ツイッ " と
動いていそうに見えるのです。
有名になられて、
樹脂を(お高いものに)変えるごとに
透明感が増して、益々、金魚たちが
澄んだ水の中にいるように、
美しくなっておりました。

行けてよかった~。見られてよかった~
(最初、美術館間違いをしましたからね)

さて、あまり話を膨らませられませんでしたが、
お話は次回で終わりです。
もっと楽しい話にできるといいな~。

また明日。
Please stay healthy and stay safe.
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福井県の美術館にて

2024-07-30 15:46:06 | お出かけ
こんにちは。
今日は、金魚を描く
「深堀隆介展」へと行ってきたお話です。


樹脂に絵を描き、それを重ねることで、
立体的な金魚が、まるで生きているかのように
描かれる不思議。

おけの中で生きている金魚たち。

この記事は、
3回ぐらいに分けて書ければなと思います。

さて、出かけるよ~!
車で一路、福井へ!
京都府宇治市からは大体2時間?
米原で、名神から北陸道に入ると、
グンと車の数が減り、ある意味、
(先頭になりがちで)運転しにくいけれど、
天気も景色もいい、快適なドライブ。
(車が少なすぎると不安になりません?)笑)

着いた先は、ココ。



流石は県立。大きい建物だね~。

「おお~ここおがそうか」など言いながら、
受け付けまで行くと、ガラガラガラ・・
シャッターが閉まっていきます。
「え?は??」「どういうこと??」
張り紙には、「本日10時から開館です」
「いま、1時ですけれども―?!」
多分、エジプト展のレセプションで
夜の10時開館だったのかな

素晴らしい展示!(見られてないけれども)笑

我々の目の前で、ガラガラと
シャッターは無情にも閉まっていき、
私達、何しに来たん?となりかけましたが、
イヤイヤイヤ。ちょっと待て。
どこにも「深堀隆介」のポスターが無いぞ。

ぱぱーん★そうです。
我々、場所を間違えていました!(笑)

ほんとはこっち。市立美術館でした。


こちらも立派な建物。
わくわくすっぞ~!

福井県福井市は、
私が小学校一年生のころ住んでいた
懐かしい場所。
道々の看板を見ては、キャッキャと
はしゃいでしまいます。

「開発」とかいて「かいほつ」と呼ぶ。

啓蒙小学校(けいもう)、通ってたー!
丸山、登ってたー!(右端のコンモリした山)
県立病院や、愛育病院など、
お世話になった場所の看板が出てくるたびに
わー!!とテンションあがりまくり(笑)

なんなら、「8番らーめん」寄っていく?
とかなっちゃうもん。

というところで、今日のお話はお終いです。
一応、美術館には付きました。(笑)
次は、写真をとってもよかった作品を
ご紹介します。
気になった方は、9月までの展覧会へ是非。
とおもったら、7月28日まででした・・
今、秋田県に巡回しているはずです。
深堀隆介展-水面のゆらぎの中へ
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削り。

2024-07-29 15:48:33 | 工房の事
こんにちは。
削り道具のご紹介で、思い出したので
このお話もしておきます。

写真は、人差し指に絆創膏を貼ったところ。
何故張るのか。。?
それはあ、指の指紋が削れて、
痛みを伴うから―!

この時に使っていた土は、
結構荒い土で(砂などが含まれる)、
沢山作って一気に削る時は、
真中をずれないようにひとさし指で
押さえ続けていたら・・痛いんだわ。


この時は、絆創膏のガサガサのせいで
粘土が削れているというのも有りますが、
何もなかったら、指が負ける。


刃を当てている時の中心に、
更に指で上から押さえたりする。


血までは出ないですが、
皮膚のが色が変わるほどは、削れます。
(表層が削れて中身に近づく・・)

削りの時の『困ったな~』な一コマでした。
また明日。
Please stay healthy and stay safe.
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削り道具

2024-07-27 15:58:44 | 工房の事
こんにちは。
今日は、水挽きときたら、次はけずりでしょう~
という事で、削り道具のご紹介です。


右から。
ヤリガンナ(先っちょとんがっていてヤリのよう)
高台中を柔らかく削るカンナ(刃を作っていない)
フナベラ(あちこち削る道具。竹製)
高台ばかり(高台の大きさを計る(半径))

以上!

え?もっと説明が要る?(笑)

え~っとね、、


ヤリガンナで、削り出すべき高さまで、
平らに削る。


フナベラで、高台周りを削る。


高台半径を取る。


高台中をモケッと削る。

以上!
結構、特殊かもしれません。
普通の、市販されている L 字のようなカンナも
有るにはありますが、滅多に使いません。
あのカンナ、結構堅い乾き加減の物じゃないと
使いづらいんだも―ん。

削っていて、柔らかすぎて土がメリメリめくれる
乾き加減でも使えるのが、上記の道具。
(コツも熟練の技も必要ですが)

どうしても使いたいのならば・・
お手製じゃないとな~。売ってないからな~・・
「へ~そんな道具があるんやー」ぐらいに
読んで終わってください(笑)

今日は、道具のご紹介でした。
また明日。。
Please stay healthy and stay safe.
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20キロ素焼き詰め

2024-07-26 15:37:34 | 気になるコト
こんにちは。
20キロの素焼きを詰めていたお話です。
今回は、「バァ★」はありません。
エエ、いたって真面目なお話です。




登り窯に入れるための器です。

コロッと丸いものは、
金平糖などを入れて、コロコロ出す器らしいです。
お煎茶道で使います。


沢山入ります。


絶対しゃべるね、こいつら。
「あ~暗くなっていくー!!!」って、
今は言うてますね。

この時は、詰めるものが沢山あり過ぎて
20キロの素焼き窯でいったのか、
下に大物を入れたので20キロで行ったのか・・
多分、後者ですね。

なぜなら、20キロは容量が多い分、
ゆっくり上がって、冷めにくい。

冷め割れする心配が少ない分、
(急激に低い温度に器が晒されると、割れます)
小回りが利かないので、
普段は、10キロの小さな素焼き炉を使い、
数をこなすことでカバーしているのに、
わざわざ20キロで素焼きを焚いたということは、
何か理由があったのだと・・。

(とか言いつつ、つい先日も
20キロ窯を焚いたのですがね。)
暑いんだ。冷めないし。
夏、ヤバいで?
青春ものの映画のいち場面のように、
かいた汗が、アゴをツツツと伝わって、
ポトンとたな板に落ちて、腕で額の汗をおさえて
「ふぅ」とか言っちゃうほど、熱いで?

ま、窯詰め、窯出しにかかわらず
どこにいても汗はツツツと
伝わるんですけれどもね~。
倒れないよう気を付けます。

それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.
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