おトイレ

どこの家、お仕事場にもある
お手洗い。
それを美しくするのが、使うものの使命。

お手洗いが、怠けているわけでじゃないけれども、
チョット汚れていたりすると、
（ どんな場所でも ） 少し、ガックリ。

『 あそこはいい雰囲気だけれども、
お手洗いがチョット・・』

と、言う印象をお持ちになった善男善女、
たくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか？

反対に、
『 あそこなんか汚い感じに見えるけど、
トイレ、メッチャ綺麗やったで～、イイで～ 』
なんて事もあるはず。（笑）

朝日焼は、こじんまりしたお手洗いですが、
毎朝、皆さんが気持ちよくお使いいただけますよう、
お掃除に精を出しております。

手を洗っていただく水受けは
朝日の印の付いた、黒釉の器。
後ろを振りかえっていただくと・・
満面の水をたたえた、つくばい。

　　

どちらで手を清めていただいても、
綺麗になること間違いなし。（笑）

・・お手洗いには、
昔、神様の集まりがあり、荷物をたくさん背負って
一番遅れてきてしまった神様が
お座りになるところがなく、
座った場所が、お手洗いだった・・とか。

だから、お手洗いをいつも綺麗にしておくと、
その神様は、『 財 』 を運ぶお方だったので、
その家なり、職場は財を成せるとか何とか・・

本当かどうかは、わかりませんが（笑）
お手洗いが綺麗だと、気持ちがいいのは、
皆さん同じだと思います。

（ 朝日焼のは ） 古いトイレですが、
綺麗に磨き上げて、皆さんをお待ちしております。
・・お手洗いにおわす神様は、
出来たら、我が家にお迎えしたいので、
ここにいてらっしゃるか どうかは、、
保障いたしませ～ん（笑）

皆さんのお使いになるお手洗いにも、
神様が、よりくつろいでいてくださいますよう、
いつもより、洗剤の量を増やしませんか？
（そんなことをしたら、目にしみるって
バチを当てられそうですがね～（笑））

　　　　　　　　　　　　　　　　

湯のみ

コスモスが、ピンク, オレンジ
色々な色の花を開き、
あちらこちらで揺れています。
秋も本番。

今回は、1日ひねり体験のお話。

先日、大学院院生カップルが
来てくださり、器を作って帰られました。
彼は・・湯のみ。
彼女は・・茶碗。

若いので、サクサクと作って
サクッ～と帰られました。
（ 若い方は器用です。ハイ（笑））

そこで、ふと・・
男性は、湯飲みを選ぶことが多い・・？
と、思いました。

『 難しいものほど攻略したい欲 』

が湧き出るのかもなぁ～なんて。（笑）

以前も、男性ばかりの団体様が
全員、湯のみ。

・・実は( 湯のみって ）難しいのです。
型がシッカリ水分を吸って
キュッとしまって取リ外しにくいのデス。

そして、型から外すと
シワ、ヒビが入りまくり・・
私、内心 『 ギャ～～～！ 』
わきの下、冷や汗 ジャ～。

『 難しいですヨ☆ 』

と、可愛らしくアピールしてみるのですが、
殿方は、「 湯のみを！ 」と
選ばれます。
どうも、可愛らしさが足りないようデス（笑）

でも、誰もがあこがれる
マイ湯のみ
わかります。
私も、コーヒー、お茶、
何でも マイ湯飲み で頂いています。

難しいものほど燃え上がる。
人の性・・かも？

これからも、ワタクシが内心 『 わおぅ！ 』
と思っているだろうなと、ほくそ笑みながら、
皆さん、湯飲みを作りにいらしてくださいね。

・・・・・・・・・・
お待ちしております・・
・・・・・・・・・・・。（笑）

合評会

　　
合評会 です。
何をするかと言うと・・
大雑把に言うと、反省会？ （笑）

今回は、この釉薬を使用し, これこれこんな感じでした・・
と、プログラムに沿った反省と 説明。
そして、11回の後半、8回目にある
『 自由制作 』 の品評会。

他の方々に、この方はこんな作品を作られ、
こんな釉薬を掛けられました
と、見ていただくのも兼ね、
いかがでしたか？ と、ご本人様のご意見も聞かせていただく・・
・・これは、私達スタッフの反省会でもあります。

お客様が、考えていらした作品を、
どこまで気持ちよく、思いに添えるよう
お手伝いさせていただけたか、
最後の釉薬も、色が思いどうりに出るよう
お手伝いさせていただけたか・・

普段、ボッケーと（笑）
お教室にいておりますが、
実は・・実は、気をもんでいるのです（笑）

そして、次回の説明。
その後、お客様ご自身のお抹茶碗で、
お薄を召し上がっていただきます。

お菓子、お薄、楽しいおしゃべり。
お客様の素敵で自由な発想。
それらに触れると、カチカチになっている、
私の頭も柔らかくなります。
・・2, 3日すると、また戻っているんですが～（笑）

　　　　　　　　　

店

朝日焼の玄関、 展示室 に、
秋の抜けるような青空に導かれ、
多くお方が訪れてくださいます。

時々 『 資料館 はここでしょうか・・？ 』
と尋ねられ、訪れてくださるお客様がいらっしゃいます。
間違いではないので
（ 以前は、この かやぶき屋根 の建物が資料館だったので ）
「 そうですが、今は展示販売場になっております 」
と、お返事させていただいております。

　　　
以前の、朝日焼歴代の方々の作品が静かに収まっている
資料館 も好きでしたが、
やはり、活気がある、『 今！ 』 な作品が置いてある
店も、好きです。

入り口を入ってすぐの展示台には
季節の企画展
（ 例えば、新茶の頃は、朝日焼の看板商品 茶の器展、
夏には涼やかな青色の 月白釉の器展 など ）
をし、チョコチョコ展示物が変わるので、
ちょいちょい足を運んでいただく
お楽しみの一つになると思います。

　　
店をぐるりと見渡すと、良い香りの匂い袋やお香、
お茶のお稽古などに使っていただける小物も
少し置いてありますので、そちらも楽しんでいただけます。

ま、本音は 当代、そのご子息達の作品。
工房作の作品をじっくり、ゆっくり眺めていただくほうが
嬉しいのですけれども。。（笑）

ほっと一息ついていただけるよう、
お煎茶を一服差し上げたりもいたしますので、
ぜひ、お時間作って、ゆっくりといらして下さいませ。

時々、作陶スタッフ、工房スタッフなんかが
ひょっこり顔を出すことや、
窯元、息子さん達が顔を出すこともあり、
ちょっとしたお話などをさせていただくので
そんなサプライズ （ ？ ） も、楽しんでいただけます。

秋の青空、曇り空、色んな空模様に誘われて、
朝日焼にいらしてみてください。

皆が、笑顔でお迎えいたします（笑）
おまちしております。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

食欲の・・

秋が 静々と深まってきていますね。
イチョウが黄色く色づき・・

といっても、上の写真は、今日のお客様が
絵付けの参考にと、三重県からか、いずこからかは
わかりませんが、運んできてくださった 秋 です。（笑）

宇治が黄色や、紅に包まれるのは、もう少し先。
綺麗に色づいた宇治、なかなかイイですよ～！
見にいらしてくださいね。

さて先日、佑典さん
（ 松林家ご長男 、第一線で朝日焼を引っ張ってくださっています ）
のお部屋に用事で紛れ込んだ時、
「 宇治のとあるお茶屋さんが教える、お抹茶を使ったスイーツ 」
なる内容の本がおいてあるのを発見。

パラパラ～（ 勝手に見てはいけませんヨ！ （笑））

『 抹茶ジャム 』

なんと美味しそうな名前と、写真！

早速、本をお借りして作ってみました。
ホラ、食欲の秋ですし・・（笑）


こんな感じ。
・・ちょっと色合いはナンですが。。
濃厚なチョコを食べているようなお味。
夜食べたら、お子ちゃま は、しばらく眠れなくなるカモ。
濃い～、お抹茶の味が楽しめます。

　
生クリームなどを使うので、ぶきっちょな私でも
美味しく出来ます。
ただ、量りの目盛りを間違えて読んでいたので、
予定量の、倍！（ 笑 ） 出来ました。
・・何か失敗しないとダメみたいです。

最初は小さいお鍋で作っていたのですが、
分量を間違っていたので、途中からフライパンで。
『 スイーツ 』
と言う、かわいい響きからは程遠い道具を使っていマス。（笑）

生クリーム、牛乳、お砂糖、
後は、お抹茶 があれば、真夜中でもすぐ作れます。
皆さんの試しアレ。

・・倍量作るのは、お勧めしません。
お抹茶を、ドッサリ！ 量るので、心臓に悪いです （笑）