京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

DOKIDOKI

2024-12-19 15:48:45 | 気になるコト
こんにちは。
今日は、ドキドキ土器のご紹介。
いやウソです。

お客様が、土器っぽい花生け(?)を
作っていらしたので、そのご紹介。


まんま土器やけどな。

縄目が付いていて、外部には太い紐で装飾。
土器っぽーい!(いや土器やて)


いや、、ひょっとしたら
ヒゲがはえている器?
(ちがう)


上から見た花生け
美しい


案外、小さかった。

焼きしめで焼いたなら、ビールなどの
泡が出るものを飲むのにいいかもしれません。
本当に細かい泡が立ちやすくなりますからね~。

コレの焼き上がりは撮ったかなぁ・・?
あったなら、またお見せしますね。

それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金曜クラス

2024-12-16 15:14:15 | 気になるコト
こんにちは、
今日は金曜日クラスにお邪魔しました。
ちょうど、緑色の鉢の中に、
白い花を咲かせる装飾を施す日でした。

素焼きをした鉢に、
白化粧で花の縁どりをして、
その中にガクを描きこみその部分には、
白くなるように、筆で透明釉を塗る。
その後、撥水剤(はっすいざい)という
薬品を白い部分の上に塗り、
緑の釉薬をはじく準備をします。

そして、織部釉(みどりいろ)を掛けて完成。





撥水剤を塗っているところ。

白い部分からはみ出さないように
細心の注意を払って塗ります。


数が沢山あると大変!
この鉢は、緑が濃いので、
どちらかというと夏向きかな?
でも椿は、年中青々とした葉を付けているので
中に、大根をほっくり焚いたものを入れて、
柚子の皮をちょいちょいとあしらったら、
冬でも大活躍間違いなし!

大根、残っていたから、
我が家も炊こうかな~。
同じ器は無いですけれども・・(笑

それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

御本手

2024-12-12 15:51:24 | 気になるコト
こんにちは。
今日は、御本手(ごほんて)の窯詰めです。


この時期は、夏前だったのかな?
蚊やりをたくさん入れているようです。

多くの人が「蚊やり」と思い浮かべるのは、
ブタさんの形の蚊やりですが、
同じものを作るわけにはいきません。
訴えられるしね。(笑)

こちらの蚊やりは縦型。

蚊やりの背中


前(というか、上)

チョキの様に、二股になっている部分に
蚊取り線香を、ぎゅむっと挟み込みます。


アップ

よくよく見ると、蚊取り線香が当たる部分は、
釉薬を剥がして、つるりと滑らないようにします。



次回は、コレが焼けたお話かな。
また明日。
Please stay healthy and stay safe.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

茶碗けずり

2024-11-27 15:24:34 | 気になるコト
こんにちは。
今日は、抹茶碗の削りのお話です。

急遽、私が手がけることになり、
あわわわ~と、道具を作り、
あわわ~と、水挽きし、
一度チェックを入れてもらったら、
これではちょっと
みこみ(中心から、底から途中までの
上に行くまでの広がりのこと)が
広すぎてダメだとなり、
「落ち込んだりすることもあるけれど、私は元気です」
ばりに、なにくそ、習得するぞ根性で
作り、削りまでこぎつけました。
(前ふりが長い)笑

さて、削りです。

作るのこれ。


しった。
(削りの時に、茶碗などを伏せて置くための道具)


「やりがんな」で
高台の高さまで削り出します。


「ふなべら」で
高台周りを削り出します。


ハンコを押して、完成。
絵付けも施してもらったので、
これらの茶碗は年内の窯に入ります。
無事に焼きあがるか、またご報告しますね。

それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さんいた

2024-11-18 15:22:23 | 気になるコト
こんにちは。
今日は、作品の運び方講座です。

うそです。
どうやってたくさんの器を
一度に運んでいるのかのご紹介です。

陶器は必ず「さんいた」と呼んでいる
細長い板に作品を乗せて運ぶ板があります。
出来たてほやほやの器を載せるのも、
乾かすのも、運ぶのも、この板なしでは
始まりません。
(丸いカメ板というもので代用する事も有ります)

地域によって、板の細さ、
長さなどは変わりますが、
京都は、その昔から家内制手工業で
狭い工房が多いことからか、
比較的短い”さん板”が多いです。

家の中で長い板を振り回すと、
他の人に当たるのはもちろん、
器にも当たっちゃいますからね。

九州の友人のところは、とっても長い板で、
ロクロ台の座った右横の壁に穴が開いており、
水挽きするときは壁から先端をずいっと出し、
挽いたものを端からどんどん置いて行き、
板の先まで乗せるとひと段落。
置いておく場所に持って運びます。
板は横幅は細く、一個ずつしかのりません。
(朝日焼のサン板は、
茶碗なら横二列に載せられます)
九州旅行で撮らせてもらった
友人の実家の工房の写真が
どこかににあったと思いますが
残念ながら探し出せない~


よっこらしょ

このあと右手は離します。
片手で持った方がバランスがとりやすい。
なにかあった時に手を伸ばすぐらいしか
離した手は使いません。
(降ろす時は両手を使いますが)

え?重いかって?
そこそこ?

肩の上でバランスを取りだしたら
あまり気にならなくなります。
(手首は痛くなってくるけれども)

人によって、かつぐ肩が決まっているのも面白い。
私は左肩ですが、右の人も、もちろんいます。
粘土を揉むときも、左回転、右回転と
分かれるのも面白い。
(習う人のまねをして覚えるので、
それぞれバラバラ)

今日も元気にサンイタで物を運んでいます。

落とさないのかって・・?
しーっ!
「落とすよ」なんていちゃうと、
言霊になって、本当になっちゃうから
それは言わないの。察して。
『時々青ざめる時があるよ』
って言うセリフで。(笑)

それではあまた明日。
Please stay healthy and stay safe.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする