京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

写真撮影

2024-10-31 16:03:15 | 工房の事
こんにちは。
今日は、カメラマンが撮影に来てたよ。
というお話です。

日本在住のフランス人のコーディネーターさんが
イギリス人?のカメラマンを連れてきました。


フランス人の彼。英語も日本語も達者。


工房長をいい角度で撮るための準備

何かね、「外人さんがくつ脱いでる~」って
面白く感じました。
外人さんの靴下裏を初めて見た!って(笑)
(そりゃ彼らも履くし靴も脱ぐわ)




外人とお座布団

彼の尻の下は、朝日焼の粘土を揉む大事な場所。
「ここに個腰かけたり立っていいか?」ときかれ、
流石にダメなので、
レンズ替える時に座りたいなら、おざぶを置いて
そこに腰かけてくれとお願いしました。
この板、幅40センチの板をつないで作ってあって、
全ての品物が、ココに保管されている粘土を
板の上で揉んで、ロクロで成型されて
生まれてくるので、大事~。土足厳禁~。


外人の中腰
(背が高い方なので、大変そう)

色々気を使って写真を撮ってくださる方だったので、
こちらもリラックスして仕事が続けられました。
変な演出が要らないから(笑)楽ちん。


どんな構図よ。
(フクシャチョーとカメラマンと虚無の目のコーディネーター)

彼の写真は今どこで
だれの目に止まっているのでしょうね。
我々が海外に行ったときにふと見たものに
掲載されていたりしたらいいのにな。

そんなところで、皆様も何かで朝日焼を見たら、
「きっと、このカメラマンも中腰で、
靴下裸足で撮ってんだな~」
と、想像して、カメラマンにも、朝日焼にも、
益々の愛情を注いでくださいませ。

我々、今日も揉み板で粘土を揉んで
世界中へと朝日焼の器をお届けすべく
キリキリと働いております。
お手に取って、大事に育ててくださいね。

また明日。
Please stay healthy and stay safe.


カメラマンを撮るカメラの存在。
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はろいん

2024-10-30 15:45:20 | 気になるコト
こんにちは。
『明日(今日でもいいぞ)
お菓子くれなきゃいたずらするぞ!』

いつの間にか、日本でも「ハロウィン」が
行事の一つに組み込まれていますね。
まぁあ、新参行事なので、
定着したとはまだまだ言い難いですが。


いたずらするぞ!


いたずらする・・・溶けぇ。。。
(登り窯の火を背負った雪だるまには
過酷だったようです)笑


999!

え?怖い数字って、333?666?
何でしたっけ?(笑)
怖がりたくなかったら教えろ!
(知らないくせにエラそう)笑


誰が鬼婆やねん!

皆様のハロウィンはどんなお祭りですか?
諸外国のようにガチ仮装?
(あの世の入り口がこの世と近くなって、
物の怪がウロウロするから、攫われないように、
人間も仮装するようになったのが
始まりだとかなんとか・・)

夜、物の怪が跋扈する日。
早くお家に籠って、
美味しい飲み物を飲んで
やり過ごしましょうね。
(オニワソト~ちがうか。

また明日。
Please stay healthy and stay safe.
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醤油つくり・最終話

2024-10-28 15:55:52 | お出かけ
こんにちは。
皆様いかがお過ごしですか?
「秋は短し お出かけ日和は少し遠くまで」
とは、誰も言ってはおりませんが(笑)
お天気がイイと、ふらりと遠くに行きたくなりますね。

さて、今日は醤油つくりのお話最後です。

今日は、醤油つくりの現場に残されている
古い道具たちのご紹介。


え~っと。何に使ってたんだろうね?
(知らんのかーい)

手前右側は、多分、
桶の” たが ”などを直すための鉄の道具ではないかと。
醤油に鉄分は要らないですからね~。
奥の口が付いているようなものは、
多分、醤油を汲み出して注ぐための道具?
見切れている桶は、豆をいれたり、
水をくむための片手桶?
そんな感じだったはず。

若山は、林業が盛んな土地。
桶も、いいスギの木を使っていそうです。


「プレスするための布」
っておもったら、「もろみ袋」って書いてある。

原料を入れて保存、もしくは運ぶ袋かな。
説明書きが無かったので、全部想像(笑)


お醤油が育てられているであろう現役の桶


昔使われていた桶。

桶の、くっきり色が違うのが、
「使っていました」が伝わってきて、
想像をするとワクワクします。
きっと、この染み込んだ部分も、
いつごろからか、いいお醤油になるための
条件の一つになっていそうです。
(うまみ成分的な)

この桶、昔は
いい匂いが染み込んでいたのでしょうね~。
(工場は、ほのかにお醤油のいい匂いがしていました)

今、家にて醤油を育てており、
2日に一回、空気を入れ替えて撹拌しております。
発酵が進んできて、ペットボトル内にガスがたまり
いい香りになりかけの空気がぷしゅっと出てくるのが
面白いです。
(ペットボトルがパンパンに膨れていて、
変形しているのを見ると、
破裂しないか不安になりますが)
ずっと浮いていた大豆が、
水分を十分に含み、発行もされてきて
沈んできたのが最近の発見。

さて、お醤油に合う小皿が家に有ったかな~
一年後まで時間があるから、何かいいものを
探すか作るかしようと思います。

大人遠足、お付き合いいただき
ありがとうございました。
明日からはまた陶芸話に戻ります。
たぶん。(笑)

また明日。
Please stay healthy and stay safe.
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ベトナムの・・

2024-10-26 15:22:34 | 気になるコト
こんにちは。
今日は、ちょっと面白いものをご紹介。

今年の夏過ぎに、
ベトナムへと行っていたフクシャチョ-。
何やら、向うから自分あてに送った荷物を開けて
ゴゾゴソ。。写真をぱちぱち。
何を撮っているのだろうか・・?





これは・・!
ベトナムのお弁当箱!!
陶器バージョン!

しかも、面白いのは、
呉須(青い下絵の具)で蟹の絵が描いてあること。
ナミナミの線だから、パッと見た時には、
何か描かれているのかわかりませんでした(笑)


蓋はお花の絵ですしね。


しっかりした作り。
おもしろい~。
彼は、お茶会で主菓子を入れて出そうかと
いうておりました。
面白いですよね~!
いわゆる「見立て(みたて)」というやつかな?
そもそもの用途は違うけれども、
別の用途を持たせて活かす使い方。

『千利休が独自のすぐれた美意識によって
道具類の形を定めたり、
本来茶の湯の道具でなかった品々を
茶の湯の道具として見立てて、
茶の湯の世界に取り込む工夫をしました。

「物を本来のあるべき姿ではなく、
別の物として見る」という物の見方で、
本来は漢詩や和歌の技法からきた
文芸の用語

利休は、この文芸の精神であった
「見立て」の心を大いに生かして、
日常の生活用品を茶道具に採り入れました。』

大雑把にいえば、遊び心。かな?

でも、、カニだし、呉須(青色)だし、
海っぽい連想で夏しか使えないか・・?
いや、冬のカニ鍋の季節や(12~2月?)、
ワタリガニの産卵の季節(6~7月)

・・使い方次第ではいつでも行ける!
多分!!(笑)
そのお席での話題の持って行き方で
何とかなるでしょう!
(大雑把な太鼓判)

いつか、ベトナムに行って、本場で
この形のお弁当箱で
何かお食事のサービス、もしくは
日常使いで提供されたいです。
そして買って帰りたい。
陶器のは、棒を通す部分をすぐ割りそうなので
出来たら、割れない素材で。
(陶器屋のくせにぃ。。)

また明日。
Please stay healthy and stay safe.
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大人遠足(醤油つくり本番)

2024-10-25 15:25:28 | お出かけ
こんにちは。
今日も醤油つくりのお話です。
理化の実験室のようなきれいな部屋に入り、
それぞれの座った席には、
何やら茶色いものが入った袋と
未使用のペットボトル。

「さ~、皆さん前を向いてくださいね~」

実況しながらの説明。

ペットボトルに、茶色の粉を入れる模様。
この粉たち、醤油の原料でした。
引き割り小麦・大豆・麹・塩。
それに、水。

「コレが一年後にお醤油になります~」
「毎日お世話してくださいね~」

「おぉぅ。忘れそう・・」


醤油の畑


水を入れて、『撹拌』
始めの一歩。

最初の一週間は、毎日まぜて、
一週間後から一か月は2日に一度。
そこからは、3日に一度・・
(膨れ上がる不安)笑

大丈夫。
ペットボトルにお世話する間隔を書いた紙を
「今のうちに貼っといてくださいね~」
「皆さん忘れちゃいますから~」だよね~。(笑)


左から右へと、時間経過した醤油育成中ボトル。

最初は明るい茶色が、どんどん分解発酵が進み
茶色の液体状に。

家ではプレスが無いので、
コーヒーフィルターを使い濾して使うそうな。
濾しのこったもので、
お漬物を作ると美味しいらしいという情報を
貰っているのでやってみようと思います。

お醤油つくり体験自体はものの30分ほど。
その後のお世話が一年と、体験以外の時間の方が
長いというのが面白いですよね。
(陶芸体験などは、
体験日だけでお客様の作業は終わり、
後は中の人の仕事ですからね。
逆。おもしろーい。

さて、残りの時間は各々お買い物時間。
私は買う物が無かったので、
道具の展示などを見るのにぶーらぶら。
その様子はまた次回。

また明日。
Please stay healthy and stay safe.
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