翼がある物ならバットウィングから手羽先まで。脚がある物ならロボットからチャンネーまで。ストライクゾーンは無限大。
趣味人(シュミット)のプラジェクトX
球磨川 氾濫
3日夜から4日にかけて熊本県南に線状降水帯が居座り、半日でほぼ1ヶ月の雨量に達する豪雨が襲い、熊本を東西に走る一級河川「球磨川:くまがわ」が暴れた。
私が幼い頃に記憶している昭和40年の甚大な被害が出た水害と匹敵する惨状を、報道で見聞きしている。
ダムの無い治水を目指し、下流の荒瀬ダムが一つ撤去されはしたが、日本三大急流に数えられる暴れ川は、昭和から平成にかけて10度に及ぶ災害をもたらし、令和に入っても50年に一度と表されるにはまたかと言った、あきらめに近いものを感じてしまう。
昨日は夕闇せまるギリギリまで、今朝は明けて早々ヘリの爆音がひっきりなしに頭上に響き渡り、確認されただけでも10箇所以上の堤防決壊で道路が寸断され、孤立した被害地区へ救出に突き進んでいた。
自衛隊に入隊している息子さんを持つ方からの情報では、1万人規模で災害救助に派遣されているとの事で、また今夜から降る雨に警戒しながら、救出、行方不明者の捜索に尽力されていて、心から頭が下がる思いである。
述べ数百回と数えるソーティに1番目にするUH-60。画像では小さなシルエットだが、流れ込む雲間を縫ってシュッ、シュッ!というローターブレードの風切り音まで聞こえる程に低空で飛ぶものも有り、ニアミスを起こさないよう高空から低空域に広がって飛び回っていた。
知人にも被害が及び安穏としている自分が情けないが、自然の猛威に晒されて何と人間は小さい存在か、改めて知らしめられる思いだ。
今日5日は、九州北部豪雨から3年目を迎える。
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