翼がある物ならバットウィングから手羽先まで。脚がある物ならロボットからチャンネーまで。ストライクゾーンは無限大。
趣味人(シュミット)のプラジェクトX
完成! 天空の城ラピュタ ロボット兵 園丁バージョン
ようこそ !
趣味人(シュミット)の
プラジェクトX(ばってん)へ!
随分と間が空き年を跨いでしまいましたが、ようやく完成しました。
映画の一場面を切り取ったキット内容を、アレンジしつつコンセプトは大事に完成させたつもりです。
ロボット兵のくたびれた外観、苔むす胴体。
シータの純粋無垢な仕草、表情。
ベースとしてのラピュタの空中庭園。
スタジオジブリの原画(2次元)からプラモデルの立体(3次元)に移す中に、ロボット兵、ベースには陰影をきつく入れましたが、シータの塗装には一切ウェザリングは入れていません。
ロボット兵が守り続けてきた経年と、少女の純真さを対比させたかったからです。
ロボット兵が守り続けてきた経年と、少女の純真さを対比させたかったからです。
その二人?の間に通い合う心の象徴として、一輪の花を持たせてある場面通りに作り込みました。
ロボット兵もシータもこのビネットでは脇役です。ロボット兵の掌の中にある一輪の花こそが、この「天空の城ラピュタ ロボット兵 園丁バージョン」の中心にあるものと思います。
キットにはパーツ化されていませんでしたが、この花が有ると無しでは俄然楽しみ方が違ってくるでしょう。
そして交錯する視線。見下ろす側、見上げる側と、どちらも不自然な顔の向きですが、これは強調することで互いの思いやりが端的に表れているものと思います。
小径の向きと視線が並行したのは計算したものではなく、偶然のものです。
風に遊ばれるシータの三つ編みと共にそよぐスカートのヒダに、ラピュタが空に浮かぶ城である遠回しの表現に、このキットのこだわりを垣間見る事が出来ます。
長々と語りましたが、たったこれだけの模型であの名作が走馬灯のように思い浮かぶ、良質なキットに巡り合う事が出来ました。
いつも同じ事を言っていますが、このキットをこれから先手掛けることはまずないでしょう。
人生「一期一会」の積み重ね。
折り返しをとうに通過してこれから出会う人、書籍、絵画、音楽、もちろん模型との関わりを大切にしていきたいと思います。
お待たせ致しました。
ではごゆっくりとフォトギャラリーをお楽しみください。
今日もご覧頂き
ありがとうございました。m(_ _)m
今回は この辺で ごきげんよう (^o^)/
ランキングに参加しています!
↓ ポチっとよろしくお願いします↓
↓↓↓BASE へ飛びます↓↓↓
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
« 第12話 天空の... | 二位じゃだめ... » |
期待通りの素晴らしい作品で、憧れてしまいます。
鋼鉄でできたロボットでありながら、凄く温かみのある情景で癒されます。
シータの目線とロボット兵の目線がしっかり合っていますし、シータのあどけなさの中にもキリっとした芯を感じる瞳の輝きも良いです。
ロボット兵の苔も味があって良いですね。
私もこういう作品が作れるようになりたいです。
こんにちは。もったいないほどのコメントをありがとうございます。
ジブリ作品を立体化しているファインモールドには、まだ沢山の関連性したキットがラインナップされていますが、ナウシカのシリーズに傷ついた王蟲をかばうナウシカのキットがあり、娘が小さかった頃一緒に作った思い出があります。
映画の一場面を良く表現してあり、模型として良くこなされていると思います。
クラキン様が今手がけていらっしやるジオラマも、この飛行機のエピソードを知る人は心に響くこと間違いないでしょう。
ありがとうございました。
放置三昧の飛行機に戻ります(笑笑)
どの表情も、空間の中心に向かっているように見えるのが素晴らしく、ゆっくりとした時間さえ感じます。
苔の表現も上手くいってますね。
希望を言えば、ロボット兵の目の中にぼんやりとした光(淡いレッド系)があると、表情がより良く見える様に思えます。
こんにちは。コメントありがとうございます。いつも応援して頂き、ありがとうございます。
確かにロボット兵の眼は死んでいますね。せっかくクリアパーツ化されているので、着色してみます。またグッと締まったものになるでしょう。画竜点睛!ありがとうございました。