海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

金網のフェンス1枚の向こうで行われていること

2014-07-18 00:14:54 | 米軍・自衛隊・基地問題

 こうやって金網のフェンスで分断された砂浜が、日本にどれだけあるのだろうか。金網の向こうは69年続く米軍の占領地であり、中に入れば「日本の法律で罰せられます」と植民地のような看板が掛かっている。AK47を手にして戦っている世界各地の反米軍活動に比べれば、金網に貼られた横断幕や旗、リボンは実にささやかな抵抗だ。それすら我慢ならないという、米軍への卑屈かつ隷従的な精神構造をいい加減脱したいものだ。

 17日はお昼前に辺野古の浜に行った。午前中で水陸両用車の海上訓練は終わっていて、午後は目立った訓練はなかったが、それでもこういう風景が金網1枚隔てた向こうではくり広げられている。

 午後はゲート前での抗議行動に参加するつもりだったが、カヌーの練習があるというので、飛び入りで参加させてもらった。辺野古新基地建設を阻止できるかどうか、これは沖縄の将来を決定する岐路と言っていい。

 県知事選挙で1票投じればいい、と考えていたら大きな間違いです。人それぞれ条件は違いますが、今よりも1歩踏み込んだ行動をしましょう。日本政府・防衛省が一番怖れているのは、ウチナンチュー一人ひとりが自らの意思で行動することです。

 


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