海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

うちなーぬすら、米軍ぬどぅーなーかってぃしみてぃやならんどーやーさい。

2012-10-04 23:56:25 | 米軍・自衛隊・基地問題

 4日も午前6時から大山ゲートにおいて、市民有志20数人で、出勤する米軍人・軍属に抗議行動を行った。そのあと野嵩ゲートに移動し、午後6時まで同じように普天間基地に出入りする米軍人・軍属に抗議行動を行ったのだが、そのさなかに普天間基地を離陸して野嵩ゲートの上空を飛んでいくオスプレイを見上げることとなった。写真は2番目に離陸した隊長機で、1番機は伊江島や北部訓練場に着陸し、高江・辺野古上空を旋回したという。高江や辺野古にも来た、という連絡を聞いて、現地でオスプレイを見上げた人たちの気持ちを思うと、怒りや悔しさがいっそう募った。

 10月に入っても沖縄の日差しは強い。野嵩ゲート前の横断歩道を行ったり来たりしながら、米兵に声をあげることしかでlきないのがもどかしくてならなかったが、オスプレイごと普天間基地を撤去させるために、今できることに力を尽くすしかない。その積み重ねなくして、大きな力を生み出すこともできない。この10日間の出来事を通して、普天間基地を撤去させることは決して難しいことではない、と実感した。大切なのは、国のやることには抵抗しても仕方がない、というあきらめや思いこみを克服することであり、沖縄の民衆が自分の力を過小評価しないことだ。

 うちなーんちゅーや弱(よー)くやねーやびらんどー。どぅーぬ力(てー)信じみそーりよー。

 市民の力で普天間基地のゲートを封鎖したことの画期的な意義を確認したい。結果的に機動隊に強制排除されたが、機動隊の弾圧の激しさは、日米両政府がいかに焦りと危機感にかられていたかの現れである。もっと多くの市民が集まり、同じことが何度かくり返されてその事実が世界に発信されれば、米軍は日本政府がどんなに引き留めても出て行かざるを得なくなる。創意工夫をこらして、米軍の思うがままに訓練をさせない取り組みを進めましょう。

 

 

 


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