海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

講演録発行

2008-11-18 16:06:30 | 「集団自決」(強制集団死)
 今年の6月8日に「第9条の会・オーバー東京」に招かれて東京の赤羽で講演を行った。その記録が『目取真俊 講演録/沖縄で考える 教科書問題・米軍再編・改憲のいま』というパンフレットとなって影書房から発行された。題名から察せられる通り、大江・岩波沖縄戦裁判やそれを契機とした教科書検定問題、それらの背景にある米軍再編や改憲の問題について語ったもので、講演が一時間半、そのあとの質疑応答や懇親会での議論も含めて三時間ほどの話をまとめた記録集である。定価は600円。購入を希望される方は「第9条の会・オーバー東京」へお問い合わせ下さい。ご一読いただければ有り難いです。

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15 コメント

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Unknown (一読者)
2008-11-18 18:23:08
ちょっと話題がズレますが、

雑誌「前夜」で連載されていた
目取真さんんの小説
も単行本でまとめて
出版されるのでしょうか?

楽しみにしているのですが、、、
(いわゆる英語で言う
ライターズ・ブロックであるのならば
無視してください。すみません)
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買いました。 (キー坊)
2008-11-18 23:33:51
10/30、その日は高裁判決日の前日でしたが、文京区のある施設の「沖縄戦を考える」趣旨の集会で、頒布販売されていたので買いました。

販売係の中年の女性が「この講演会の目取真さんの講演とその後の質疑応答で、聴衆の皆さんは大変感動してましたよ」と、熱心に他の人に勧めていました。
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Unknown (やんばるっ子)
2008-11-19 00:56:07
目撮真さんの言葉は東京の人やその他の知的な人たちには届くのに、沖縄のやんばるの私たちにはとどきませんね。とても残念です。と言うよりも、寂しいです。
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Unknown (やんばるっ子)
2008-11-19 01:00:45
目取真さんの言葉は日本人には届くけれど、私たちやんばるの人間にはなかなかとどきませんね。さみしいです。
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ハイサイやんばるっ子さん (京の京太郎)
2008-11-19 21:53:34
「目取真さんの言葉は日本人には届くけれど……」の文意がよく分からなくて、何が問題なのか?教えて頂けませんでしょうか?
「第9条の会・オーバー東京」さんが今回まとめられた講演録は、この講演会を準備された方々の熱意と、参加された方々の集会での議論の緊張感が紙面からあふれでている「傑作」と思います。講演内容を準備された目取真さんもたいへんだっただろうと思います。読まれれば、やんばるっ子さんにも「言葉が届く」と思いますが…。
言葉が届かないという意味は山原で講演会がない、話を聞く機会がないということなのでしょうか?
私は目取真さんのブログを読ませて頂いて、言葉のもつ力を、いま学ばせて頂いています。ウチナー口の文章も老いぼれた脳みそをフル回転させてながめて!います。
「言葉が届かない」という事はどういう意味なのでしょうか?お教え頂ければうれしいです。
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京の京太郎さんへ (やんばるっ子)
2008-11-22 08:23:15
「言葉が届かない」と言うのは、やんばるでは殆ど目取真さんの講演を聞く機会がないということです。



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「宮城与徳」の話 (京の京太郎)
2008-11-22 10:41:53
講演録の懇親会での議論の中で「宮城与徳」氏のとこが話題になっていますが、新沖縄文学85号「画家・宮城与徳」尾崎秀樹著、新沖縄文学89号~95号「羅府の時代ー宮城与徳と南加青年群像ー」比屋根照夫著、琉球新報掲載文化コーナー記事「悲土の悲哀ー宮城与徳とその時代」比屋根照夫著以外にかれの伝記など書かれた著作物はあるのでしょうか?
世界大恐慌の真っ直中をアメリカそして日本と、駆け抜けたヤンバル青年の夢と理想の大きさに、そして獄中で生を奪われた彼の無念に思いを馳せたいと思います。
この春、南カリフォルニア図書館の平和賞を受賞された小橋川次郎さん(93才)から彼の自伝「ひとめぼれ2」の編集構成を頼まれ資料を調べていく中で「宮城与徳」さんに出会いました。小橋川次郎さんも大恐慌時代の米国の中で仕事を求めての放浪暮らしをよぎなくされたとのこと。次郎さん、19才の時のこと。ロングビーチ事件、排日法の成立、日系人の強制収容所送り、など様々な困難の時代も前向きに生き抜いてこられた次郎さん。
現代の日本でも、日々、アルバイト、派遣労働の現場で苦悩している人々がいる。明日を考えられない、夢を持てない生活に追い込まれていると報道されてる。そのような若者の中に「戦争待望論」を語る者がいると伝えられてはいる。が、人々の血を吸って生きている者達は決して戦争で血は流さない。また、かれらは戦争を利用して私腹を肥やすだけだ。
短絡的発想で時代は変わらない。仲間を捜せば、必ず出会えるはず。大学へ行けなくても、いままで何とか生きてこれた私の実感。北総大地を駆け抜けた昔の仲間が、「偽装管理職問題」や「派遣労働問題」で待遇改善を求めて企業交渉や裁判闘争を元気に戦っている姿を報道で見る。見えない「不気味さ」に惑わされず、見える「連帯」を信じよう。
出稼ぎ、派遣労働現場で事故にあっても、支援活動をしてくれる者達がいる。人も世の中もまだまだ捨てたものではないとポジテェブに考えれば、心も体も動くではないか。
労災問題でもそうだが、アルバイトでも、会社がつぶれていても労災申請すれば認定されるのだ。建築解体現場でのアスベスト被害の場合は発病まで40年という方もあるという。知識、知恵がなければたたかえない。ともに学びあい、支え合ってこそ人は人なのだ。話がずれてテレビドラマの金八先生みたいになってしまったが、ともかく元気に生きてゆきましょう。言葉は信じられる道具です。
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やんばるっ子さんへ (京の京太郎)
2008-11-23 09:42:31
勝手な質問へのお返事ありがとうございます。
関西でも関西沖縄文庫主催の講演会があったようですが、見逃してしまい、私も一度も目取真さんの講演会は参加したことはありません。沖縄ではラジオ番組などでお話もされているようですが…、京都ではそのような機会もありません。
地元で講演会を企画される方はヤマトの主催者よりも交通費の分、企画は立てやすいのではないでしょうか?(ない知恵をしぼり、京都でもいつか講演会を企画できればと私も思っています。)
しかしまずは、東京での「講演会記録パンフ」のご購入、ご購読されんことを!
(昨日とりあえずと発注した20冊が手元に届きました。10冊以上発注すると送料が割り引きになるそうです。周りに購読を勧めたいと思います。)
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京の京太郎 (「宮城与徳」の本)
2008-11-23 11:42:48
宮城与徳の本2冊が沖縄タイムス社から出版されているのが分かりました。
「宮城与徳・移民青年画家の光と影」
「宮城与徳遺作画集」
連休明けにでも在庫を問い合わせて発注したいと思います。安易な質問をお許し下さい。
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宮城与徳の資料 (目取真)
2008-11-24 00:24:50
名護市立図書館には、単行本以外の資料もあると思います。
昼間行ってみたら、今日、明日と休みで閉館になっていました。
連休明けにでも、直接、市立図書館に電話をして、所蔵する資料のリストを送ってくれないか頼んだ方が早いかもしれません。
また、名護市立博物館には、寄贈された与徳の絵があったと思います。
それも問い合わせてみてはどうでしょうか。
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