海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

クリスマスにも強行される辺野古新基地建設

2024-12-25 23:27:05 | 米軍・自衛隊・基地問題

 25日(水)はカヌー5艇、抗議船1隻(平和丸)で海上抗議行動を行った。

 この日は朝、ガット船3隻(第二十八ひなた丸、憲洋、第二十八ひなた丸)が大浦湾に入った。

 第二十八ひなた丸は海上ヤード建設の石材を運んでいる。他の2隻は土砂を運んでいるガット船だ。

 K8護岸にはダンプカーが並び、土砂の陸揚げを始めていた。

 A護岸建設に対する抗議行動を優先し、かつサンドコンパクション船が来た時への対応も考えて、航路付近では海保に拘束されない形で状況確認にとどめた。

 平和丸に乗り込んでA護岸の建設現場まで移動し、様子を見た。

 クレーンは上がっていたが、作業和船と潜水士の姿が見え、汚濁防止膜を吊り下げて移動しているようだった。

 しばらくは鋼管矢板の打ち込み作業がないようなので、サンゴの移植作業を行っている現場に移動した。

 カヌチャリゾートホテルの沖では、今日もサンゴの移植作業が行われていた。

 カヌーで周辺を漕ぐと、しばらくして海中で移植作業を行っていた潜水士が船に上がる。

 それを確認したあと、この日はカヌーで長時間漕ぎづつけるには波が荒かったので、11時過ぎに海上行動を切り上げた。

 海底の軟弱地盤が問題となっている辺野古崎近くの海域に、深田サルベージ会社の新潮丸という船が、23日(月)から停泊している。

 2000トン余りの船で曳航や救助など多機能を持っているようだ。今後、海底の地盤改良工事などに使われるのだろう。

 中城湾や金武湾沖に停泊しているサンドコンパクション船が入ってくるのに備えていたのだが、この日はまだ動きがなかった。

 辺野古の海、大浦湾に出ているとクリスマスも無縁だが、家のポインセチアはクリスマスの雰囲気を感じさせる。

 基地問題に振り回されることなく、のんびりクリスマスを楽しめる日が来てほしいものだ。

 


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