智を開く

本当の「生きる力」を求めて…

新設 開智未来中学・高校 

2010-05-18 13:25:08 | 受験・教育全般
昨日、総合部の「塾対象説明会」に行ってきました。

その席でもお話がありましたが、午後理事長記者会見が行われ、本日付の新聞で「開智未来中学・高校」開校の正式発表がありました。

加須市の旧県立北川辺高校の跡地を活用して、来年4月に開校する予定だそうです。
埼玉県内で新設校ができるのは、平成12年の栄北高校以来11年ぶりだとか…
もちろん、公立高校の跡地に私立が開校する例は、全国的にも珍しいようです。

今回の開校は、旧北川辺町が市の活性化を図りたいと、町議会議決や知事への要望などで開智を誘致した経緯があります。
地元からの積極的アプローチがあって実現したところに大きな意義があると私は思います。
沖縄や徳之島にとっての「米軍基地」のように地元にとって「招かれざる客」となっては意味がない。

つい先週、娘は学校で「田植え」をしました。
もちろん、娘にとっては生まれて初めての経験です。

ハイソックスのまま初めて足を踏み入れた「田んぼ」の感触…
「上の方は温かかったけど、ドロの下は冷たかったの!」
なかなか真っ直ぐ植えられない苗の列…
「ヒモを張って一列に並んで植えたんだよ!」

ドロだらけになりながら自ら植えた苗。
それがスクスクと伸びていくことの楽しみ…
いずれ来る収穫の喜び…
そして食への感謝の念…
子どもたちにとっては大変貴重な体験となることでしょう。

実は、その「田んぼ」、学校から徒歩で数分のところにあります。
地元の農家から「田んぼ」を借り受け、その農家の方に毎年指導して頂いているのです。
このような3年生の「食」をテーマとした一連の「米作り」学習は、地域の協力無しには実現できないものなのです。

開智未来中・高も地元の方との交流や地域活性化に貢献できると良いな、と思います。

初年度募集は、中学108人、高校132人。
「未来クラス」というのを1学年1クラスずつ設置する。
(現「先端クラス」に相当するクラスでしょうか…)

理事長から直接伺った話では…
総合部や一貫部からも数名の教員の異動があるようです。
さらに、私たち在校生が最も気になる「内部進学」問題。
岩槻の現総合部に通っている生徒は、従来通り全員岩槻の一貫部に進学する。
希望者は別として、岩槻から開智未来中・高へ行くことはない、とのことです。

開智の系列校が加須にできれば、今まで開智に通いたくても距離的に難しくて通えなかった栃木・群馬など近隣県のご家庭にとっては朗報と言えるでしょう。



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