プライマリー生活については、昔のブログを読んで頂くと、大体の流れがわかるはずです。
ところが、セカンダリーの行事や学びについては知る機会も少なく、具体的イメージがなかなか湧かないと思います。
私自身もそうでした。
が、娘も早や6年生。
セカンダリーを一年間経験して、やっと具体的な形が見えてきました。
そこで、そんなセカンダリー生活について、これから少しご紹介したいと思います。
まずは、この4月に行われる「ST合宿」。
STとは、「スタディトライアル」。
早い話が「勉強合宿」のことです。
パンフレットにもHPにも紹介されていないので、知らない方も多いと思います。
もともとは異学年での学び合いを通じた「学習態度・意欲の向上」を目的とする、勉強色の濃い合宿でした。
しかし、ここ数年は学習面よりも、どちらかというと「新ティームの親睦や結束」に目的がシフトしてきたと学校の先生がおっしゃっていました。
だから、「ST合宿」を「セカンダリーティーム合宿」だと思っている方もいるようです。
セカンダリーは、公立で言うと小学5年生から中学2年生。
反抗期&思春期の難しいお年頃の児童・生徒たちです。
その子どもたちが、各学年10名前後ずつで構成されている学級が、開智のティーム。
このティームが、3ティームずつ3クールで学校の宿泊棟に寝泊まりし、仲間と生活を共にします。
2泊3日の期間は、宿泊棟から学校に徒歩で登校し、また宿泊棟に戻って泊まります。
食事は、朝夕は学食で食べ、昼は学校の給食弁当が出ます。
部屋は異学年の男女別相部屋。
夜のティーム学習では、学校の宿題をしても良し、自分の課題に取り組んでも良し…
自習しても良し、同学年や異学年で教え合っても良し…
割と自由なようです。
例えば上級生のお兄さんお姉さんたちが普段どんな生活や勉強をしているのか。
目下、どんなことに興味・関心を持っているのか。
下級生にとっては、そんなことを知る良いチャンスでもあります。
去年、セカンダリーに進級したての娘は、同じティームの女子の先輩に戦々恐々としていました。
髪止めが派手だと目を付けられるとか、スカートの丈が短すぎると目をつけられるとか…
事前にいろいろな噂を仕入れていたからです。
でも、ST合宿に参加して、それが根も葉もない噂だったとわかったようです。
セカンダリーともなるとそんな噂が飛び交うんですね。
確かに、私たちの中学時代もそうだったなぁ…
2年目の今年は、余裕癪尺の娘です。
逆に下級生に恐れられているんじゃないかしら…
セカンダリーの「ST合宿」は、他の学校には類を見ない、開智独自の宿泊教育です。