開智学園総合部 合格 女児
今、こうして合格体験記を書いていることが夢のようです。
入塾から1年半、長い戦いでした。
年少の2月。
言葉の遅れもあり、「この子はきっと頭が悪い。私立なんて到底無理かも…」と悩みながら入塾の相談に行きました。
すると先生は、ウジウジ悩む私に、「何でもやってみないとわからないんだから、とりあえずやってみれば?」とスパッと言われました。
「確かにそうだ。迷ってるぐらいならやってみよう!」と思い、その場で入塾を決めました。
ところが、「勉強は楽しく!」との先生の教えに背き、娘のやる気の無さ、根性の無さ、態度の悪さに腹を立てては叱り続ける毎日でした。
「今日こそ楽しく勉強しよう!」と挑むものの、すぐに挫折…
娘は負けん気が人一倍強かったため、時には二人で泣きながら勉強したこともありました。
思えばこんなダメ親の私にもよくついてきてくれたと思います。
先生、そして同じクラスのお友だち、ママたち、みんなに支えられて合格を勝ち取ることができました。
本当に感謝でいっぱいです。
年少、年中の時の授業は、「え?これって受験に関係あるの?」という内容もありました。
右利きの子どもに左手で箸を持たせ、ポーロをつまんで隣の皿に移動させるなど…
娘はほとんどできず、悔しさとイライラで泣きじゃくりました。
泣いている娘を見ながら「これでよかったのか?」と思ったこともあります。
でも、確実に、誰の目から見てもわかるぐらい確かに、娘は賢くなっていきました。
どんどん変化する娘を見て、受験のためだけじゃない、これが子どもの能力開発なんだ!とやっと気づきました。
年少~年中ですっかり脳が鍛えられた娘は、年長クラスになりいよいよ受験を意識したレベルの高い内容に入っても、すんなりとプリントをこなしていけるようになっていました。
荒れ地だった娘の頭の中は、先生が耕し、与えてくれた肥料のおかげで今ではフカフカの肥沃な土壌になりました。
いずれ娘がどんな種を蒔いたとしても、きっと立派な芽が出るでしょう。
私はこの土が再び固くならないように太陽のように温かく見守り続けたいと思っています。