６月１日からスウェーデンの大学の春入学出願が始まりました。
ウチの娘も、無事に出願完了。
スウェーデンと日本の大学では出願方法がかなり違います。
日本では、今回のコロナ騒動以来、まさに９月入学がホットな話題になっているところですね。
スウェーデンの大学では、世界標準の９月＝秋入学と、１月＝春入学とがあります。
○春入学出願期間(６月１日～８月１７日)
○出願者は、出願に必要な書類をポータルサイトにPDFでアップロード&出願料(日本円で約１万円)をクレジットカードで納入
必要書類
・パスポートの写し
・高校の卒業証明書
・高校の成績証明書
・IELTSやTOEFLなどの世界共通英語能力テストの成績スコアレポートの写し
・県選抜選手として出場したハンドボール国際大会準優勝のディプロマの写し
出願はどの国籍でも、何校でも、出願できます。
○スウェーデンの各大学は出願者のデータをポータルサイトに取りに行く
○出願者は、出願と同時にオンラインサービスでどの授業の単位を何単位取るか予め大学に希望を出す
○１０月
各大学から出願者に選定結果が来て、取る授業(単位)が確定。
その後、現地での居住地を探して決める。
娘は、初めは大学敷地内にある寮(といってもパステルカラーの可愛い外観で４名くらいが住める一戸建てシェアハウス)に入る。
その後、ルームメートを見つけてストックホルム郊外の安くて広いアパートを一緒に借りて移る。
という計画らしいです。
○１１～１２月
確定した単位分の授業料をカードで支払い、居住許可を申請する。
○１月～春セメスターのスタート
以上のような流れだそうです。
日本の大学だと１校につき２～３万円の受験料を納めなければならず、何校も出願すると受験料も結構な金額になってしまいますが、スウェーデンは１万円ポッキリで複数の大学を出願できます。
また、入学前にどの授業を取るかを確定し、その単位分だけの学費を納めれば良いのです。
これなら、リーズナブルで納得。
春学期は４５クレジット(単位)まで取れるらしく、娘が希望を出した授業は…
１５クレジットの授業２２，５００スウェーデンクローネ１つ＝日本円で約２７万
７．５クレジットの授業１１，２５０クローネ３つ＝日本円で約４０万
７．５クレジットの授業１５，０００クローネ１つ＝日本円で約１８万
もし希望が全て通れば、学費は最大約８５万円。
とりあえず、学士３年間の学費は親が出します。
そして、生活費は日本円にして月１０万円程度。
それは現地でアルバイトして稼いでもらいます。
教育学部(３年間)を卒業したらbachelor＝学士が取得でき、教員として現場に出ることができます。
もちろん、スウェーデン語は必須。
日本のような教員採用試験はありません。
ちなみに、現地の友人Martinによると、現場に出て教員を何年かやってからmaster＝修士を取るために１年間また大学に通う人も結構いるそうです。
さらに２年間延長してdoctor＝博士を取得することもできるとのこと。
スウェーデンでは学士より修士、修士より博士のほうが給料も高いらしく、現場に出た後にまた大学に通う社会人も多いとか。
娘は、最終的にはdoctorを取得したいと言っています。
その娘、先日、塾講師のアルバイトの面接に行き、なんと即日採用をもらってきました。
即日採用は珍しいそうです。
しかし、娘の友だちからは…
「教え方は抜群に上手いけど、感覚が普通の人と違ってブッ飛んでるから注意したほうが良いよ」
って忠告されているとか(笑)
わかる～（笑）
とりあえずスウェーデン行くまでは、アルバイトをして生活費を貯めましょう！
