智を開く

本当の「生きる力」を求めて…

平成27年度入試 合格体験記 最終回

2014-12-29 09:26:28 | 2015年度(平成27年度)小学校受験

娘の小学校受験を意識し始めたのは、年少の4月頃でした。

とりあえずネットで適当に検索してみましたが、「国立や私立を希望するご家庭は、お受験教室というものに通うのか…」「ところで、お受験教室ってどんなことをするの?」

こんな無知の状態からの始まりでした。

 

私は仕事を持っているので、平日は会社の昼休みを利用してネットで情報収集しながら、週末にいくつかの幼児教室を見学&体験してみました。

ところが、どこも今一つ納得がいきませんでした。

「広告にはイイことばかり書いてあるけど、何だか腑に落ちないな。」

「お受験教室の授業料って、どうしてこんなに高いの?」

 

そんなとき、このアヤアカデミーのブログを見つけたのです。

読み進めるうちにグイグイ引き込まれ「この先生にお会いしたい!」の一心でアポイントを取り、面談に伺いました。

 

小学校合格は一つのステップに過ぎない。

「受験に合格できる子」=「ペーパーができる子」ではない。

大切なのは、小学校受験を契機として「生きる力」の礎を築くこと。

幼児期だからこそ良い生活態度、けじめをしっかり身に付けること。

それらを見据えながら指導なさる強い信念を、先生はお持ちでした。

「ここしかない!」と思いました。

 

こうして、年中の7月からアヤアカに通い始めました。

授業は、歯切れの良いテンポで進行し、ほど良い緊張感のなか集中して学習できる、密度の濃いものです。

シール帳を確認しては「ママ、今日はシール10枚たまるから消しゴムをゲットするよ!」と、娘はいつもやる気満々でした。

 

限りある時間のなかでちょっとした日常会話を意識し工夫することが子どもの学習効果につながることを、日頃から先生は強調されていました。

「あれ、そこ、こっち…」と、つい言いがちな私でしたが、

「上から○番目から取ってきて。」

「右から○つ目は何がある?」

など、娘にクイズを出すようなノリを心がけるようにしました。

 

また、ワーキングマザーとして、週一回のアヤアカ通いの時間を有効活用しました。

アヤアカまでの通塾は、片道28分の南北線の乗車時間を要します。

しかし、しりとり、クイズ、言葉遊び、間違い探し…etcをしていると、あっという間に東川口駅に到着します。

 

かと言って、我が家はお受験のためにストイックな生活を送ることはしません(そもそもできない)でした。

週末はよく出かけ、公園にもよく連れて行きました。

夜はママ友と家飲み会をやり、友だち同士たっぷり遊ばせました。

でも、最低限守ろうとしたのは、アヤアカから出される復習プリントは絶対に次の週までに終わらせる!ということでした。

そのおかげで、娘の学習習慣が身に付きました。

 

年長になり難易度の高い問題が出てくると、娘のやる気のなさが目立つようになった時もありました。

そんな時は、自宅でも「シールゲット制」を採り入れ、「31個たまったらアイスクリームゲット!」などと小さな目標を立て、娘のやる気を引き出すように工夫しました。

また、限られた時間内で解くことを意識させるため、アヤアカ風に「Are you ready?」「YES!」「Ready Go!」と声高らかにゲーム感覚で課題に取り組ませたりしました。

 

アヤアカの授業カリキュラムは、開智への合格対策だけでなく、国立の小学校受験にも充分対応できるだけの実力を養成できます。

先生は、国立や私立の過去問を総合的に分析しトレンドを見抜き、沢山のプリントを用意されます。

特に開智ペーパーB対策プリントは、大人も脳トレに挑む勢いで娘とともに取り組まないと解けないような問題でした。

「これ全部先生お一人で準備されているの…!」

先生の情熱が伝わってきます。

実際、国立小学校で出題された図形問題は、今までにはない、ひねられた難問でした。

主人が「これは相当の応用だ!」と驚くほどの問題でしたが、娘は(全てではありませんが)解けたようです。

 

また、先生が推奨されているパズルや積み木等のいわゆる知育Toyを何回も繰り返し集中し時間内に取り組むことは、とても重要で侮れないことだったと、今改めて思います。

国立小学校の行動観察では「パターンブロック」を用いたようですが、娘は「アヤアカでやっていたものだ!」と気持ちに余裕があったようです。

 

実は、最後の国立小学校入試に、娘は体調不良で臨みました。

あろうことか、入試の途中で嘔吐してしまいました。

にもかかわらず、合格をいただくことができました。

何か困難なことがあっても簡単に諦めず、他人に頼らず、自分の頭でどうすべきか考えること。

先生は、常日頃から子どもたちに対して真摯に問うていただきました。

どんなシチュエーションに対しても自分らしく立ち向かっていく力がついたのも、先生のご指導のおかげと実感しました。

「アヤアカでお世話になった1年と3ヶ月、娘の脳と精神力を鍛えていただき、その成果を出し切ったね。」

家族全員で、今しみじみ振り返っています。

 

小学校受験を通して娘は大きく成長しました。

他では味わえない体験をアヤアカでさせていただくことができました。

先生との出会いによって身に付けた目に見えない娘の「生きる力の礎」は、一生の財産です。

先生に、深く、深く、感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。

 

(Sママ)


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