娘の作文より
おきて!と、さけばれておきました。
ねぼけて一かいにおりると両親はおきてもう朝ごはんを食べていました。
お父さんはお兄ちゃんをおこしに二かいに上がっていきました。
すると、おかあさんに電話がきました。
「あぁ、そうですか。わかりました。」
「どうしたの?」
「ダッキーできないかも…」
「え~、どうして?」
「戸川さんによると、川の水りょう(ほうすい)が百五十トンい上ならできない、百五十トンい下だったらできるんだって。でも、いまの水りょうは…」
「いまの水りょうは?」
「百七十トン。」
(ガビーン!)
「きのうまではよかったけど、きのうあめがふったから今日の朝になってきゅうにふえたんだって。」
私はショックでした。
「でも、かも、だからできるかもしれないじゃん。」
「できるかどうか、またれんらくするって。」
「じゃあ、川を見に行ってみようか。」
私たちはいちおうダッキーのじゅんびをして川にいってみました。
やはり、水りょうは多いです。
れんらくをまつ間、「わしのさと」というところの池のこいにえさをやりました。
こいはすごい力でえさをとろうとしました。
そして、あきらめかけたそのとき!
電話が!
「あっ、本当ですか!じゃあ、十時に…」
「だれ?」
「戸川さん。水量が百五十トンになったって!」
「よっしゃ~!しらせてくる!」
走って車にもどり、お兄ちゃんにしらせました。
お兄ちゃんもよろこんでいました。
そもそも一番やりたいのはお兄ちゃんだからね。
ハッハッハッ。
しばらくすると戸川さんの車がやってきました。
みんなで戸川さんの車に乗ってスタート地点の野外活動センターにむかいました。
ついてから
「みなさん、下、水着ですよね?」
「いいえ。できないかと思って…」
「じゃあ、私の車の中で着がえますか。」
私とお母さんは先に戸川さんの車の中で着がえました。
着がえおわってそとにでたら、お父さんとおにいちゃんががいっしょうけんめいボートをふくらませていました。
そして、男も着がえてじゅんびたいそうをして、写真をとっていよいよ出発です。
はじめはれんしゅうをしました。
水にうかぶ、前こぎ、後こぎ、ターン、おちたとき、ボートがてんぷくしたとき、むこうぎしにわたるとき、などなど。
前こぎのれんしゅうのとき、私は両親と三人でボートにのっていました。
でも、お父さんがあまりにもほうこうおんちなので、私はきけんだと思い、戸川さんのボートにのることになりました。
そして、しゅっぱつです!
すぐにげきりゅうが見えてきました。
(はじまってすぐげきりゅうって、なしっしょ!)
一番目のげきりゅうは、流れがとても早かったです。
つぎのげきりゅうは、あんまりはくりょくがなかったです。
そして長い間こいでコースに二本あるはしのうちの一本目をくぐりました。
そして「子頭石」(こずいし)という子どもの頭の形をした石のげきりゅうのところでいちどきしに上がって昼食を食べました。
おにぎりはぬれていなかったけど、形がすごいことになっていました。
戸川さんがグレープフルーツをわけてくれました。
みんなが食べおわり、「子頭石」のところまで行ってれんしゅうをすることになりました。
「子頭石」はすぐそばにあるげきりゅうで、両親からちゃんと目のとどくところなのであんしんです。
一回目はてんぷくしそうになりましたが、うまくバランスをとって、すごい早さで流されていきました。
二回目は「子頭石」のちかくでてんぷくしてしまいました。
こんなリズムで。
「みぎ!みぎ!み…ブクブク…」
一回は転んでおいたほうがいいかなぁと思っていたしゅんかんてんぷくしたのです。
私は教えてもらったとおり、バタ足をしてボートにしがみついて乗りました。
でもそのとき、くつがぬげてしまいました。
パドルもはなしてしまいました。
でもはなしたさきにお兄ちゃんがいたのでとってくれました。
くつは二つともどんどん流されていきます。
戸川さんがいそいでボートに乗りこみ、くつをとりにいってくれました。
二つともとれました。
れんしゅうがおわってさいしゅっぱつしました。
流れがなくなっておだやかになりました。
みんなすこし休みました。
しばらくするとさいごのげきりゅうがでてきました。
(さいごだ。がんばらないと)
と思いました。
さいごのげきりゅうのまえにきて進んでいくとたかいなみがきました。
私たちは下へ、なみは上へいくので…
ザバ~~~~~ン!
戸川さんはよろこんでいるけど、私はとってもビックリしました。
そしてすぐにゴールにつきました。
ゴールについてボートをきしにあげました。
ウエットスーツをぬいでかわかしました。
いい天気だし、いい思い出になったし、ラフティングよりもスリルがあって楽しかったです。
今年の里帰りはなによりもうんとうんとおもしろいし、たのしい里帰りでした。
こんなにいい思い出になったのは、家族のおかげだと思いました。
※娘の作文はここで終わり(なんと、ノート48ページ分)
学校の宿題もせず、帰るなりダ~~~っと
里帰りの本来の目的は「七回忌」なんだけどなぁ…
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きっと喜びます
もし長瀞などにいらっしゃる機会があれば、ぜひまたご教授ください
状況把握や観察力が9歳には思えない大人のようですごいです。
一生懸命に無心で書いたような状況が想像されました。彼女は将来物書きか、芸術家か・・楽しみです。
まっともかく楽しかったようでよかったです。
またいつか会えることを楽しみです。
ありがとうございます!
作文は良いのですが、た、た、探求が…