結論から言うと…
娘が無念の一時帰国を決心しました
スウェーデンの国全体の人口は約1000万人。
そのうち、ここのところの週平均で新型コロナ新規陽性者数は1日約7000人。
たとえば、東京都の人口は約1400万人で、週平均の新型コロナ新規陽性者数は1日約700人。
スウェーデンは、東京都よりも少ない人口で、約10倍の陽性者数なのです
とにかく外国で病気になることだけは避けたい、ましてやコロナには…
よって、娘は生活必需品を買いに近くのスーパーに行く以外は、部屋に毎日缶詰め状態です。
スウェーデンも今桜が満開の時期ですが、花見にも出かけられない。
もちろん、アルバイトもできない
後期の大学授業は全てオンデマンド(録画配信)。
今まで一度もキャンパスで授業が行われたことはありません。
仲良しのオランダ人の女の子も後期授業前に帰国してしまいました。
そんな状況で、「鬱」にならないほうが不思議
後期授業はまだ1か月残っています。
が、このままスウェーデンにいても全く意味が無いので、色々と悩んだ結果、急遽帰国を決意しました。
帰国して日本でも授業は今まで通り受けられます。
教授が配信する動画を観て、1週間以内にレポートを提出すれば良いだけなので…
しかも、ほぼ6~8月の3か月間は夏期バカンスで大学もお休み
ハハとしては、もう少し頑張って欲しい、という思いはありました。
でも、さすがに今の状況では致し方のない選択だと納得しました。
搭乗72時間以内にPCR検査
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アーランダ空港で再びPCR検査
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羽田到着後、PCR検査
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陽性者と陰性者に分けられる
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それぞれ羽田近くの(?)別々のホテルにバスで搬送
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陰性者はそこで3日間の隔離生活
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3日後、PCR検査
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陰性の場合、バスで羽田空港に移送
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公共交通機関を使わずに空港から帰宅(誰かに迎えに来てもらう)
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自宅で残り11日間、自粛生活
帰国は、以上のような行程になるようです。
…ということで、ハハが車でお迎えに行ける、このゴールデンウィーク中に帰国となりました。
日本でストックホルム大学の授業を受けながら、コロナウィルスの状況を見つつ、9月以降のことを考えるそうです。
コロナは、たくさんの若者の「夢」や「希望」を奪っています。
せっかく対面に戻った日本の大学もまたオンラインに逆戻り。
でも、海外の大学は単位制なので、日本のように4年で卒業しなければならない、というような縛りは全くありません。
今後、「ゼロ・コロナ」は不可能でしょう。
インフルエンザのように「ウィズ・コロナ」の時代が来るまで、あと数年はかかるかもしれません。
でも、まだまだ娘は若いんだし、焦る必要は全然無い。
現時点では、将来スウェーデンで教師になるという夢はブレてないようです。
今後の進学や人生をじっくり再考する良いチャンスと、前向きに捉えてこれからも頑張って欲しい…
ハハは、そう思っています