恥ずかしながらあまり知らなかった林芙美子。
私が生まれる20年前、47歳で亡くなっている。
精力的に小説を書き、新宿区内に自分の納得のいく家を建て。
それはまさしく放浪記で知られる根無し草だった自分が
家庭を持ち定住した喜びひとしおだったのだろう。
40くらいで結婚したので実子は作らず養子を育てた芙美子。
潔さを感じる。ま、当時40すぎての出産はあり得なかったのか。
わたくしも今回の旅、無力だった自分がいろんなことを
乗り越えたぞ、とささやかな自負を持っていましたが、
ベストセラー作家には敵わない。
この人の遺伝子的に近いのは向田邦子か?いや向田は美人過ぎるのか。
思い切りの良さとか?近いものを感じます。
瀬戸内寂聴さんなどもそうか?寂聴さんといえば何年か前に
井上荒野さんの「あちらにいる鬼」読みましたが圧倒されました。
作家としての業を感じるグループに区分け。