休みということもあり、カラーリングのお店に行く。
担当してくれた年配女性、やや無愛想? こういう人の殻を破ってみるのも面白い。
「最近お店混んでる時もありますね、いつが空いてますかね」等々会話のジャブを入れる。
お客なので別に気を遣ったり下手に出る必要は無いのだが、この時間を不機嫌に
過ごしたくないだけである。
すると向こうも一応接客業、お客さん側に有益な情報をいろいろ教えてくれた。
そのうちに日本の政治家は歳でもやたら髪を黒々させているのが気持ち悪いという
感想をもらう。ほうほう、と思って聞いていると、髪ばかりキレイにしてもフケが落ちていたり
清潔感に欠ける人が多い、自分の髪型もままならない人に国を任せられない、という
やや毒のこもった面白い感想を聞くことが出来た。プロらしいユニークな着眼点だ。
ほかにお店に来ていたマダム達は皆、喋らず週刊誌や自分の世界に没頭していたが、
お店の人だってひたすら黙ったお客の頭ばかり染めていてはつまらないのではなかろうか。
決して社交的でも何でもないあざらしだが、こうして適度に会話に持ち込むことで、
有益な情報を得たり好感度のあるお客さんになろうと可愛い努力をしているのである。
別にそれで安くなったりもしないのだが、明らかにメリットはあるのだ。
コールセンター時代も、そんな事知ってるわよ、と下手に壁を作らず素直に質問をして
くれるお客さんには何でも分かりやすく教えてあげよう、と皆思ってたし。
前記事、難民の子ども達のために何か出来ないかなぁ、とか考えてたら
日本の子どもを取り巻く環境だってお寒い現実だとつくづく思い当たる。
私の職場ほか、保育園の利益というものは自治体からもらうお金が決まっているので
人件費や設備費をさっ引いたらそんなに出ないもの。
薄給あざらしのポケットマネーでブックオフで絵本を買ったり手作りおもちゃを作ったり
しているので、子どもへの支援はこれで勘弁していただくことにする。
慢性人手不足の業界に労働力を投じている事で社会貢献させていただく。
もしご家庭に不要で新しい子供服だとか、おもちゃや絵本がある方は近くの保育園等に
お持ちいただくと、どこも助かると思います本当に。
今朝、新聞に書いてあった難民に古着を送ろうという小さな記事を見て
ふむふむ、きれいな子供服を送るのも悪くないとネットで調べていた。
しかし送料負担は分かるとして、現地での運搬にかかる費用として寄付金負担も必須とか。
ふう~む。まあもちろん古着だけ集まっても諸費用がないと届けられないのは理解できる。
残念ながらそれだと超絶やりくり家計からはなかなか貧者の一灯を差し出せない。
だってうちの娘くんがお隣さんからの古着で賄ってる位だし。
私が昔、路上生活者さん達への夜回り活動に参加していたのは、差し出すのが自分の
労力だけで良かったからである。たまにポカリやみかんを差し入れたりもしていたけど
自身が非正規労働者でカツカツの生活をしていたので、とても寄付などする余裕がなく。
よって今回は見送るが、もし家の古着をリサイクルショップ等に持ち込んで売れた場合は
必ずユニセフかどこかへ寄付する事にする。
娘くんを送り出し、コーヒーを入れて朝ドラを見る至福のひととき・・・。
さっきゴミ出しに出たら、チンケな我が家と違うスタイリッシュなお向かいの豪邸マダムに
声をかけられる。
「お嬢さんは○○校に行っているのかしら?」
「はい、そうです」
「うちは私も家族もみんな○○だったんですよ、この間制服を見かけたから」
「へえ~、そうなんですかあ」 等々世間話。まあ、学校も近いですしね。
「ついこの間まで小さかったのにねえ」
「そうですねえ」引っ越して来たとき小一だし、ホントホント、体重2.5倍くらいになったよね~。
私ももし近所に母校の子がいたら(実際最寄り駅なのでよく見かけるが)応援したくなるかも。
ご近所さんに温かく見守っていただけるというのは嬉しいもの。